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宇宙飛行士 若田光一との対話ブログ 茂木健一郎さんとの対話

興味ある、宇宙滞在による「感じ方の変化」

2009年2月25日

茂木健一郎 様


Wa  私は幸いにしてこれまで二度宇宙飛行の経験を積むこととなりました。一度目のミッションはやはり初めての大舞台ということもあり、自分の受け持っている作業をこなすことに集中しておりました。

そのため、軌道を離れて帰還する直前に美しい地球の姿を見ながら、「この素晴らしい眺めを満喫するのは次のミッションまで取っておこう」と思うくらいでした。むしろ二度目の宇宙飛行で荘厳な地球の姿に再び出会ったときに、「この場所にまた来ることができた」という大きな感動を覚えたことは今でもはっきりと覚えています。

その意味では、先生のご期待よりもやや即物的な感じ方なのかもしれませんが、むしろ無意識的な変容として現れているのかもしれません。というのは東大の松井教授とお話しをしている中で「俯瞰」という言葉が使われてハタと気がついたのですが、軌道上から地球という「鏡」を俯瞰することは、宇宙飛行士として必要な「客観視」の能力――自分のあるべき姿と成すべきことを保持しておけること――を強めてくれたようにも感じます。

あるべき姿や成すべき事柄はもちろん人によって様々だと思いますが、「鏡」に映った姿を美しいと感じる人であれば、その美しさを保つために努力をするでしょうし、「鏡」を曇らせる争いごとや環境汚染に対しても感受性が豊かになるのかもしれません。

今はまだ限られた人しか自分の目でこの美しい「鏡」を見ることができませんが、数ヶ月に渡る長期間の宇宙滞在の中で、さらに自分の考え方/感じ方がどのようにどのように変化していくのかについては非常に興味があります。軌道上から実際の感想を先生にお知らせすることが楽しみです。

国際宇宙ステーション(ISS)で日本人初の長期宇宙滞在を行うため、米ヒューストンで準備・訓練にいそしむ若田光一さんから、対談者たちへの「返信」が届いた。

■往信■ 
脳科学者の茂木健一郎さんは、宇宙飛行で「外」から見た「地球の感触」について深い関心を寄せる。
(茂木さんから若田さんへの便りはこちら)

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まおの宇宙ナビ・・・・・キャスターの小林麻央さんのコーナーです。小林さんがナビゲーターとして、取材の裏話を紹介したり、読者の皆さんからお寄せいただいた質問を若田さんに届けます。

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投稿者:LUMBER

この地球上では「鏡」という物を認識できる生命体は、人間を筆頭に数種類に限られているとの事ですが、宇宙という果てしない世界・空間?にても「鏡を認識できる生命体」として「人間を受け入れられますように」と願って止みません。直近の某国の如く「用は済んだ。放っておけ」とばかりに、宇宙という「神秘」としか捉え様のない世界?を汚す為に「人間が進出」しているのではない、という事を立証して下さい。ところで、若田さんは「鏡持参」ですか?(苦笑)

受信: 2009年02月26日20時03分

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