2009年3月 4日
ナビゲーター 小林麻央様、
ご存知の通り、私が搭乗するスペースシャトルの打上げが3月12日に再延期されました。スペースシャトルの水素ガス加圧ライン流量調節弁の安全性確認をNASAが慎重に進めているためです。3月12日の打上日は“仮設定”なので、最終的な決定は今週末になりそうです。
もうずいぶん昔の話になってしまいましたが(当時のことを思い起こすと、ついこの間のことのようにも感じられますが)、1996年の私の1回目の宇宙飛行は予定日に打ち上がり、また、2000年の2回目の宇宙飛行も6日間の僅かな打上げ延期後に打ち上がりましたので、過去の宇宙飛行の時と比べると、今回の打上げ待機は長く感じます。
でも焦っても仕方がありません。この機会を利用して、打上げ時や帰還時にスペースシャトル内で行う作業の訓練や、長期に渡って滞在することになる国際宇宙ステーション(ISS)各システムの操作の最終確認訓練を行っています。
今回このブログで対話させて戴いている茂木先生の著作を拝読致しました。その中で、「創造性というものは経験と意欲によって生み出される」という言葉が印象に残りました。これまでの訓練等で得た経験から、ISS長期滞在飛行におけるミッション達成への自信を深めることができたと思います。
そして、私のフライトへの強い意欲は、長い間待たされても変わる事はありません。茂木先生の言葉を借りれば、これまで私が訓練や宇宙飛行を通して経験させていただいた事と宇宙長期滞在に対する意欲がISSでの生活において創造性を生み出すことに寄与してくれる事を期待しています。また、宇宙が地球人としての新たな価値観と文化を作り出す創造の空間である事を軌道上の生活を通して多くの皆さんにお伝えできればと思っています。
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「過去の宇宙飛行の時と比べると、今回の打上げ待機は長く感じます。」その通りだと察します。経験がおありになるだけに「良しにつけ悪しきにつけ」様々な想いが走馬灯の如く脳裏を駆け巡り、焦りにも似たお気持ちを抱かれる事でありましょう。そのような状況の中、茂木氏の著作に出会われ「創造性というものは経験と意欲によって生み出される」という言葉が印象に残りました。とも言っておられます。今現在の「定かならぬ、その日」を「延期」という観点ではなく「経験を振り返る時・経験を踏まえ新たなる創造力を再確認する時」と思し召され「宇宙が地球人としての新たな価値観と文化を作り出す創造の空間である事を軌道上の生活を通して多くの皆さんにお伝えできれば」とのお言葉を、期待を希望を大きく膨らませながら無事なる御帰還の日をお待ち致します。地球上の「長期出張」でさえ体調をオカシクシテしまう吾輩ではありますが・・・。
再延期で待ち遠しいですが、より思いも高まります。
度重なる延期で体調の管理も大変と思いますが、
人類代表として頑張ってもらいたいと思います。
宇宙に抱かれる感覚どんなでしょうか、
私も感じてみたいものです。
3回目の宇宙ですが、毎回感じ方は違うのでしょうか?
それとも、また帰ってきたという感じなのでしょうか?
何か機会があれば、教えてください。
人間が、なぜ宇宙に見に行くのか?
多くの人にとって、
あまり解からないことだと思う。
しかし、
その解からないことについて、
あまり解からない期待感を持ちながら、
ひそかに 静かに
祈っている方がたくさんいるだと思う。
それが人間の認識が
もっと広いどころまで到着できる
という霊の呟きです。
よい旅に!
おはようございます!
打ち上げ決定!!
決まったからには
スグ・アットイウマ
にやって来ます。
心より、ご健闘を祈念
致します。
東部夏時間⇒知りませんでした。
早すぎるのではないか・・・
ナァンテ ノンビリした事を
思ってます。
人が宇宙を目指す理由、単純にそこに
宇宙があるからだと思ってます。
人間も技術も進化しています。
その融合が宇宙開発なのかもしれませんね。
そして、そのスピードは何ものにも
止められないし、止まれない。
こうなったら、行けるとこまで行っちゃおうぜ!
でも、まずは再び月からね。基本が重要ですから。(笑)