2009年2月 9日
ナビゲーターの小林麻央 様
ヨミウリ・オンラインでさまざまな方々と宇宙から対談させていただけるのを心から楽しみにしています。
まだ一握りの人しか宇宙を体験することのできない時代ですが、宇宙へ行くことがあたりまえになる時代はきっと近々やってくるはずです。ひとりひとりが実際に宇宙を経験できる日がくるまでの間、私の感じた宇宙を伝えることで、ともに宇宙を感じていただけたら、と思っています。 前回のフライトは2000年10月、国際宇宙ステーション建設の初期段階で、まだ国際宇宙ステーションにクルーが滞在していませんでした。それから8年以上がたち、今は巨大な宇宙構造物となっています。大きく成長した国際宇宙ステーションに滞在できるのが楽しみです。
家族も私の国際宇宙ステーション長期滞在を楽しみに、応援してくれています。特に息子は前回のフライトではまだ2歳だったので、今回、宇宙で仕事をする父親の姿を見ることを楽しみにしています。「宇宙飛行士」と言っても普段の父親の職場は地球上ですから(笑)。
現在、打上げを間近に控え、これまでやってきた訓練の総復習をやっています。打上げ前は最終確認に忙しくなることがわかっていたので、お正月は家族とともに静かにすごしました。新年になってからヒューストンの日本語補習校での餅つき大会に参加して美味しいお餅も戴きました。
いよいよ打上げ間近です。次は宇宙からのレポートを楽しみにしていてください。
国際宇宙ステーション(ISS)で日本人初の長期宇宙滞在に入るのを前に、打ち上げ前の最後の訓練に忙しい若田光一さんから、対談者たちへの「返信」が届いた。
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■往信■ ヨミウリ・オンライン「宇宙ページ」のナビゲーターをつとめる小林麻央さんは、宇宙へ飛び立つ若田さんを送る家族の心情に思いをはせながら、地上から見守る人たちの、さまざまなメッセージを若田さんに送りたい、とつづった。 (小林麻央さんから若田さんへの便りはこちら)
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はじめまして、kyonです。
日本人初の宇宙長期滞在 誇りに思います。
聞きたいことは山ほどあります。
もしよろしければ、お答え頂ければ幸いです。
質問1
宇宙での睡眠(無重力空間)は熟睡できるものでしょうか?
質問2
地球上と違う(光)リズムに体をどう調整するのでしょうか?
質問3
宇宙飛行士の体力ガイドラインはどういったものでしょうか?
質問4
握力はどれぐらいありますか?
よろしくお願い致します。
はじめまして。いつも技術者としてのお仕事を追えた夜、
楽しく拝見しております。
90年代、スペースシャトルは上空を飛んでおりましたが、
2000年に入るや否や、これほどまで急速に宇宙への進出が
行われるとは思いもよらなかった…私の正直な感想です。
若田さん、あなたは私にとり希望の象徴です。
若田さんの滞在が成功裏に終われば、ますます宇宙への滞在が
容易になることと思われます。
そうなれば、次に続く人々のハードルも下がり、
私のような技術者でも、宇宙に行ける可能性が高まります。
つまり、若田さんは私にとり、普段の人生を最高に発揮させる源です。
地上からも応援し続けます。グットラック!
宇宙に飛びたいぞ〜〜☆
(*^□^*)
今回の宇宙ブログを読んで!凄く感じた事があったので書き込みをします。今回の宇宙飛行士の若田さんのメッセージを読んで!凄く感じたのは!僕の今までの考えでは!決まった人しか宇宙を体験する事が出来ないと思っていたんですが?宇宙飛行士の若田さんが語る!(いづれ、皆!平等に宇宙に行ける時代が!きっと来る!)この宇宙飛行士の若田さんの直接なメッセージの御蔭げで!きっといつの日か!宇宙に行ける時代が!来ると言う希望が持てました。後!今回の宇宙ブログを読んで!宇宙飛行士の若田さんのお正月は静かに過ごしたと言う記事は読んでいて!宇宙飛行士さんも!お正月は宇宙では無く静かに家族と過ごすんだと解り大変勉強になりました。有り難うございます。
こんばんわ!
誠に書き込みにくいのでありますが、夢を乗せて出発されようとしておられる中で申し上げる事ではないとも思うのですが、本日(2/12)の報道にて「宇宙のゴミと化した物体と現役で活躍中の衛星が衝突」という事を知りました。イキナリ「現実に引き戻された」とガッカリしました。ステーション建設という「人類の夢」の実現への大きな一歩でありますので「緻密な計算に基づき」実現されている事とは思いますが「未知の世界宇宙」のことであります。長期滞在との事ですので十分なるご注意を払われますよう・・・。老婆心ながら。
近い将来、シャトルが無くなると宇宙ゴミが増える。ソ連時代の、ソユーズボストークで快適性だけで無く安全性が削がれるような事が無いのか心配になる。
宇宙生活を満喫して帰ってきてください。地球上にいる我々が見れない地球の外からの素晴らしい景色をいっぱい見てきてください。地球に帰ってきたら忙しいとは思いますが、暇を見つけてまた話を聞かせてください。命をかけた仕事に笑顔でチャレンジする若田をみると僕も勇気づけられます。今回の若田を見て僕も自分の仕事に誇りを持ち魂を込めて日々成長していくという思いを強く持ちました。ありがとう。