今週の特集は「スーパー歌舞伎Ⅱ ワンピース」です。10月6日、東京・新橋演舞場で幕を開けましたが、
皆さんご承知の通り、主人公・ルフィ役の市川猿之助さんが左腕を骨折するアクシデントが起きてしまいました。本来は、猿之助さんのロングインタビューを軸にする予定で、猿之助さんの人柄などについて共演者の方々にうかがう取材も進めていました。しかし、こういう事態となり、その方針を変更せざるを得なくなりました。とはいえ、舞台という名の「船」は進み続けています。我々もワンピース歌舞伎の特集を中止せず、猿之助さんの思いも載せながら、新たに船長となった尾上右近さんの活躍もしっかり追う紙面にしようと考え直すに至りました。取材時からの約1か月の流れを追うドキュメント形式の紙面をぜひご覧ください。
「スーパー歌舞伎Ⅱ ワンピース」という今回の舞台の経緯をご存じない方は、猿之助さんという屋台骨が休演せざるを得なくなったにもかかわらず、なぜ今も問題なく舞台が続いているか不思議に思われるかもしれません。
実は、今回は長い公演期間のうち一部の公演が、25歳の尾上右近さんが主役に挑戦する公演と位置づけられていたのです。事故が起きたのは10月9日。右近さん主役公演は既に前日に行われていたんですね。なので、主人公を演じたことがない人が、突然代役を頼まれたというわけではないのです。だからこそ、事故後初めてとなる10日の公演は、混乱もなく見事に代役を果たし得たというわけなのです。とはいえ、本来は13公演でルフィ役を担うはずだった右近さんが、約70公演までやることになるとは全く予期せぬ事態でプレッシャーも体力も大変なことでしょう。
ポップスタイルでは幸いにも右近さんのインタビューも事前に行っていました。また、猿之助さんも右近さんへの思いを事前に語ってくれていました。今回は2人の「ルフィ」の思いを伝えるとともに、6日の初日を勤めた猿之助ルフィの活躍、10日の右近ルフィの奮闘をレポートします。我々も予期せぬ事態に心を失いかけましたが、通常のポップスタイルらしからぬタッチとはいえ、何とか紙面化することができホッとしています。今は1日も早い猿之助さんの回復を祈るばかりです。
その他の紙面のお知らせです。
★毎月3週目は「タカラヅカ新たなる100年へ」。31回目の今回は月組の蓮つかささんが登場します。その下の取材レポートコーナー「SCENE」では、宝塚の大先輩が登場。30周年を迎えた姿月あさとさん、えまおゆうさんの30周年記念ライブをお伝えしています。また、東京・大田区の工業地帯で行われた異色の「鉄工島フェス」の模様も。
★じわじわ時事ワードは「住みたい街ランキング」。埼玉県の浦和出身の辛酸なめ子さん、今回は何やらはしゃいでおります。
★連載マンガ「水よう日の花子さん」は、ここ数年のはやり言葉「シェア」がテーマ
★「週間ニコニコ動画」は、かわいい赤ちゃんカワウソにキュンとしちゃいます。
【プレゼント】
尾田栄一郎さん書き下ろしイラストが描かれた「スーパー歌舞伎Ⅱワンピース」劇場内で販売されている「スーパータンバリン」を3人にプレゼント。また、宝塚の蓮つかささんサイン入りインスタント写真を3人にプレゼントします(★この欄でのご案内およびアンケートフォームで抜け落ちていました。申し訳ありません。これまで応募してくださった方で、「蓮さんのサイン写真を希望」と書いて下さっている方は、それで受け付けます。また、重複して応募していただいても構いません。10/19am9:25追記)。応募には紙面掲載のキーワードが必要です。応募はこちら 、または、https://qooker.jp/Q/ja/popstyle/taikai/ をクリックしてください。10月22日(日)午後11時締め切りです。
|