今週の「ALL ABOOUT」は、お笑いコンビ「よゐこ」の有野晋哉さんです。有野さんが往年のテレビ
ゲームの完全クリアを目指して、ひたすらプレイする姿を紹介するCS放送フジテレビONEのバラエティー番組「ゲームセンターCX」が人気を集めているという話題に絡めてインタビューを行いました。紙面では、レトロな雰囲気のゲームになぜ人気が集まっているのか、そして番組収録の際の裏話などをたっぷりとうかがってきました。ゲームの好きな方、あるいは有野さんのファンの方には必読の記事なので、ぜひ紙面を手にとって読んでみてください。
有野さんは1972年生まれ。ですから小、中、高校と80年代のまっただ中で成長しました。「この世代のカルチャーに改めて注目が集まっている。その一つの表れがレトロなゲームなのではないか」。そう分析してくれたのが印象に残ります。少し補足します。有野さんによると、80年代は今ほど情報が多くなかったから、みんなが同じテレビ番組を見て、同じ音楽を聴いて、同じ漫画を読んで、同じゲームに挑戦していた時代だったのだそう。「全員が同じ一つの話題で盛り上がれる最後の世代、それが80年代だったのだ」というわけです。この「皆が一緒に盛り上がれる」という特徴がある種の郷愁を持って2010年代の人々にも受けているのではないかという有野さんの見立て、結構当たっていると思います。というのは、私、市原尚士記者も1969年生まれと有野さんとほぼ同年代なので、彼の言うことがよく分かるのです。確かに80年代って今ほど情報が氾濫していなかったし、まだまだ「昭和の薫り」がたっぷりとしていました。平成生まれの若者が、そんなかつての空気感をうらやましがっても不思議ではないと思うのです。有野さんは、昔からゲームをやってきた割に「ゲーム好きのゲーム下手」を自認する方なのです。いささか謙虚すぎる気もしますが、なるほど確かに番組を見れば、必ずしも謙遜している訳でもない、ということが分かります。そうなんです、決して上手ではないんです。でも、プレー中にゲームソフト相手にぶつぶつとツッコミを入れている姿も面白く、何となく応援したくなってしまうんです。これが放送11年目という長寿番組になっていることの大きな要因なのかも? 記事では、ゲーム上達のこつなども聞いておりますので、ぜひ読んでみてくださいね。
夕刊をご購読でない方は、駅売店などでお求め下さい。50円です。また、ヨミープラザでも紙面販売を受け付けております。詳しくは、こちら↓の紙面購入方法をご覧下さい。
http://blog.yomiuri.co.jp/popstyle/yukan.htm
【プレゼント】
有野さんのサインを入れたDVD「ゲームセンターCX 有野の挑戦in武道館」を読者3人に。紙面掲載のキーワードが必要となります。応募はこちらをクリックしてください。8月17日(日)が締め切りです。
紙面、ブログへの感想、質問は、popstyle@yomiuri.comへお寄せください。
twitterで、最新情報や担当記者のつぶやきをどうぞ。アカウントはpopstyle_yomi
読売新聞の水曜夕刊に掲載されている新感覚カルチャー面。旬の人のインタビューコーナー「ALL ABOUT」を中心に、若きタカラジェンヌの素顔に迫る「タカラヅカ 新たなる100年へ」、コラムニスト・辛酸なめ子さんの「じわじわ時事ワード」といった人気連載に加え、2016年4月から、ポルノグラフィティのギタリストのエッセー「新藤晴一のMake it Rock!」、次世代韓流スターのインタビューコーナー「シムクン♥韓流」がスタート。オールカラー&大胆なレイアウトで紹介する2面にわたる企画ページです。