今週の「ALL ABOUT」は、映画「るろうに剣心」シリーズでアクション監督を務めた谷垣健治さんで
す。紙面では、映画ファンなら胸のすくようなその半生と、日本のアクション映画への熱い思いをたっぷりと聞きました。
幼少期に抱いたヒーローへの憧れが、いつまでも色あせずに原動力になり続け、様々な人々に助けられながら、ついには「無謀」にも思えた夢を実現してしまう。まるで映画のような半生で、わくわくしながら話に聞き入ってしまいました。 異国の町で、日々、いつ報われるかも分からない就職活動を続ける精神力には感服します。よほど強い信念だったのでしょう。そんな意味では、胸がすく思いがしたのは映画ファンだけではなかったのかもしれません。 パワフルな谷垣さんを初めてお見かけしたのは、2012年秋。京都・太秦で開かれた「京都ヒストリカ国際映画祭」で、大友啓史監督とシリーズ第1作の「るろうに剣心」に込めた思いを語り尽くすというトークイベントでした。 谷垣さんのノート型パソコンに収められた貴重なビデオコンテを上映しながら、2人がアクションシーンの作り方を解説するというものでした。記者自身、「何階から飛び降りた」とか「あばら骨を何本折った」とかいうエピソードが先行しがちな、アクション映画の見方が変わったイベントでした。 大友監督が「アクション映画界の巨人軍」と称する谷垣さんのスタントマンチームと顔合わせした時に、その手法を聞いて「やっぱりアクションはインテリジェンスだよね」と語ったという気持ちがよく分かりました。今後、同様のトークイベントがお近くである時は、迷うことなく足を運んでみて下さい。オススメです。 「伝説の最期編」では、剣心や志々雄らの過去が明かされ、彼らが戦う意味が次第に明らかになります。そしてそれぞれの感情が頂点に達し、大迫力のアクションシーンを通してぶつかり合い、昇華されていきます。誰もが想像するような立ち回りなどは一切ありません。アクション映画ならではのカタルシスを存分に味わって下さい。夕刊をご購読でない方は、駅売店などでお求め下さい。50円です。また、ヨミープラザでも紙面販売を受け付けております。詳しくは、こちら↓の紙面購入方法をご覧下さい。
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映画「るろうに剣心」のオリジナルステッカーを読者3人、彩風咲奈さんのサイン入りポラロイドを読者3人にそれぞれプレゼントします。紙面掲載のキーワードが必要となります。応募はこちらをクリックしてください。8月24日(日)が締め切りです。
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読売新聞の水曜夕刊に掲載されている新感覚カルチャー面。旬の人のインタビューコーナー「ALL ABOUT」を中心に、若きタカラジェンヌの素顔に迫る「タカラヅカ 新たなる100年へ」、コラムニスト・辛酸なめ子さんの「じわじわ時事ワード」といった人気連載に加え、2016年4月から、ポルノグラフィティのギタリストのエッセー「新藤晴一のMake it Rock!」、次世代韓流スターのインタビューコーナー「シムクン♥韓流」がスタート。オールカラー&大胆なレイアウトで紹介する2面にわたる企画ページです。