Pop Styleブログ

本文です
前の記事

13日ポップスタイル「イマ推しっ!」では、「AKB48 27thシングル 選抜総選挙」について取材した記者3人がおのおのの思いを語っております。ブログでは元祖AKB48担当の(睦、現在前橋支局)と現在担当の(藍)が振り返ってみたいと思います。

(睦)…AKB48を初期から取材し、中央公論にAKB48に関する論文まで書いたという筋金入りのAKB記者。現在は前橋支局で辣腕(らつわん)を奮っているようです。ゆきりん(柏木由紀)推し。

(藍)…4月からAKB48担当となった新参者。体育会系なチームKのパフォーマンスに圧倒され、以来チームK推し。特に梅ちゃん(梅田彩佳)推し。

【1位~3位について】

睦 順当な結果。今回のキーワードは「世代交代」かなと思ってる。1w6r0033

藍 どういうことですか?

睦 大島優子は、2位のまゆゆ(渡辺麻友、2位)すなわち「次世代のエース」の前に立ちはだかった。3万5000票以上の大差をつけたことは、まだまだ優子のパフォーマンスが進化中で、しかも飽きられていない、ほかのメンバーを圧倒して魅了しているということ。

藍 私は「優子の返り咲き」という形で終わってよかったなと思います。むしろ次が「世代交代」になるんじゃないかと。

A76c9868 睦 だって最年長の麻里子さま(篠田麻里子、5位)のコメントを思い出してみてよ。
「『後輩に席を譲れ』という方もいるかもしれません。でも、私は席を譲らないと上に上がれないメンバーはAKBでは勝てないと思います」「つぶすつもりできてください。私はいつでも待っています」
1ランクダウンで済んだという個人としての安堵と、それで済んでしまったというAKB全体を見た時のじれったさを感じたな。

  この挑発的なあいさつに早速反応したのは、NMB48のキャプテン山本彩(18位)やAKB48チーム4の島田晴香(圏外)でした。ブログやぐぐたすに悔しさと意気込みが書いてありました。
このように後輩の闘争心に火をつけ、停滞打破のためにあえてヒール役を買って出た篠田さんは、今回の総選挙のMVPだと思う。

藍 かっこよかったね。麻里子さまの発言から会場の空気が変わったのを肌で感じました。その後のさしこ(指原莉乃、4位)やまゆゆ、ゆきりん(柏木由紀、3位)のコメントは明らかに麻里子さまに影響を受けたものだった。

【前田敦子票はどこへ?】A76c0103

睦 今回の投票総数138万4122票は前回を約22万票上回っています。全体的には注目度がさらに高まったと言えます。しかし、1位の票は約3万票減ってしまいました。これはライバル・前田敦子さんがいない1強状態だったので、2推し、3推しに票が流れたのではないでしょうか。そして、今回は前回より24人多い上位64人までの順位が公表されました。これは、「どうせ俺の推しメンは入らないから、トップ争いをしている2人のうちどちらかに入れておくか」と思っていた人が、「もしかしたら、俺の推しメンもランクインするかもしれない」と推しメンに票を集中させた可能性があり、多くのメンバーに票が分散したのだと思われます。

藍 当選人数を増やした運営側の読みは成功したというわけね。

【SKEの躍進について】

A76c9531 睦 W松井(松井珠理奈、9位、松井玲奈、10位)だけではないということを示すにはあと1歩ですが、SKEが定着したことを印象づけました。NMB48、HKT48もこの流れに続くかが次回の見所の一つになってくるのではないでしょうか。

藍 SKEの子が名前を呼ばれるたび、歓声がすごくてSKEファンの熱さを感じたわ。

あと順位を呼ばれた後のスピーチのノリもすごくてくぎ付けになっちゃったわ。

【それぞれの推しメンは…】

睦 ゆきりん推しとしては反省の日々…。3位という順位は神7の一角を崩した前回と変わりありませんが、前回より票数を落としたのはトップ10では優子とゆきりんの2人だけなのです。
前回「神7を崩すのは柏木」ということもあり票が集まったのだと思います。今回は「大島さんとの一騎打ちに名乗り出る」という機会だったとは思いますが、そういうムードにはならなかったということだと思います。

藍 梅ちゃん(梅田彩佳、16位)ファンにとってはいい選挙だったよ。速報では14位だったので、それから2つ順位を落としたわけなんですが、第1回からの右肩上がりぶりを考えれば大したもの。

梅ちゃんは、ダンスが抜群にいいのはもちろんのこと、目線の配り方や公演後のハイタッチにも工夫が感じられる。トークに余裕もあるしね。一緒に見に行った人はだいたい梅ちゃん推しになるんですよ、これが。あとは、けがで休んでいた時期もあった苦労人だけに応援したくなっちゃう。

【総括】
A76c9782 睦 かつてないほど盛り上がった総選挙ですが、次回は、AKBグループだけではなく、ほかのアイドルグループの参戦も受け入れ、アイドル界の総選挙にすると、さらにおもしろく盛り上がるのではないでしょうか。是非実現してもらいたい!

藍 それはまたカオスになりそうですね!

私は初めての総選挙取材だったわけですが、すごく衝撃的でしたね。

誰が1位になるかだけが重要じゃなくて、誰が64位に以内に入れるか、

選抜の16位以内に入れるか、上位陣の動きとか、出馬した237人それぞれにドラマがあるのがすごいなと思いました。期待以上だった子、ちょっと思い通りに行かなかった子もいるでしょう。それでもその順位を背負って次の日からもアイドルとして舞台に立ち続ける彼女たちに敬意を表し、対談を終えたいと思います。また、来年も楽しみですね!その前にドーム公演がますます楽しみになってきました!

睦 ドーム公演行きたいっす…。

たぶん、ドームも来年の選挙も前橋から見守ることになると思いますが…A76c9438ゆきりん頑張れ!

前の記事

 読売新聞の水曜夕刊に掲載されている新感覚カルチャー面。旬の人のインタビューコーナー「ALL ABOUT」を中心に、若きタカラジェンヌの素顔に迫る「タカラヅカ 新たなる100年へ」、コラムニスト・辛酸なめ子さんの「じわじわ時事ワード」といった人気連載に加え、2016年4月から、ポルノグラフィティのギタリストのエッセー「新藤晴一のMake it Rock!」、次世代韓流スターのインタビューコーナー「シムクン♥韓流」がスタート。オールカラー&大胆なレイアウトで紹介する2面にわたる企画ページです。

掲載紙購入方法
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31