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Cimg4553  どうも、サン・ジャポダイエッター、(森ゾー)です。きょうは休日出勤して、朝から赤坂に出向き、TBS「サンデー・ジャポン」の生放送スタジオに行ってきました。もちろん、16日に掲載予定の「ALL ABOUT 角田龍平」の取材です。そのままきょうは夜勤なので、昼過ぎから仕事しながらこの文章書いています。さて、昨日(12日深夜3時)の「角田龍平のオールナイトニッポンR」でも、私の名前を20分近くに渡ってあれやこれやと語っていた角田さん、ひょっとして、私のことが好きなんでしょうか? ってことはさておき、今、話題の「ともだち」の正体、いや違った、「スペース」の正体を、前回に引き続き、徐々に明らかにしていきましょう。

(5月9日の放送より)

 角田:スペース氏に関しては、以前スタッフでも話題になったんですよ。スペースをいじるべきか、否か。僕とディレクターのアドリアン・アドニス(おかまプロレスラー)似の青木さんと、作家の中田さんと話したことあるんですよ。これは満場一致で「いじってはいけない」(笑い声)と。アンタッチャブルな人に違いないと。これいじっちゃうと、「ザ・ファン」とか「ミザリー」みたいなことになりかねないと。・・・僕もスレッドをたまにのぞいたりするんですけど、もうスペースしか書き込みしていないんですよ。ほかの人がもう、愛想尽かして出て行ってしまっちゃって。最近見なくなってて、スタッフの間でもスペースの話は出なくなっていたんですよね。存在を忘れていたんですよね。先週、5月3日に福岡に棚橋君の防衛戦を見に行って、いい試合で感動して家に戻ってきたんですね。パソコンを開けてメールチェックしてたんです。仕事のメール何件かと。そしたら珍しく、ウチのオトンからメールが届いていたんですよ。

僕、オトンとメールなんか一切しないんですよ。携帯のアドレスも知らないし、パソコンのアドレスだけは知っていたんです。一度空メールを送って、だいぶ前に、それに返信する形で、なんてことのないメールの内容で、一読してパソコンを閉じたんです。でもね、なんか待てよ、と。胸騒ぎを覚えたんですよね。もう一度パソコン開けて、オトンのメール読み直してみたんですよ。

「龍平 君 初心の 初々しさを いつまでも 忘れないで 弁護士の 基本業務は 確実に こなして 下さい。 橋下 知事の おかげで あることを 常に 胸に刻んで テレビは 一瞬 一瞬を 負けずに 初々しい自然の龍平を しゃべったら 十分です」・・・・えー、スペースだらけなんです。スペースだらけやったんですよ。

これはヤバイと。これはヤバイことになったと(笑い声)。疑惑が雪だるま式にふくれあがって。でも僕は弁護士ですから、証拠を収集して、真実を明らかにする必要があると。一度もオトンに今まで疑惑の目を向けなかったかというと、オトンはラジオを聴いてなかったはずなんですよ。僕下ネタ言うじゃないですか。だから聞かんといてくれと言ったんですよ。ほんでね、オカンが聴いていないのは確実なんですよ。オトンとオカンは同じ寝室で寝ていて、別の部屋にラジオがあるんですよ。起きたら気づくはずなんですよ。あと、64のオトンが2ちゃんに書き込みするなんて普通思わないですよね。確かにオトンが2ちゃんねるを見ている節はあったんですよ。正月に実家帰った時に、オトンが「今回のオーディションはタイタンの劉さん(マネジャー)が仕組んだ出来レースやったんか?」って問いつめられたことがあるんですよ。でも2ちゃんって、見るのと書き込むのは違うじゃないですか。でもメールの不自然なスペース。この最も重要な物証ですよ。最近のDNA鑑定に匹敵する。これがある以上、極めてクロに近いという心証を僕は得たわけですよ。ただね、疑わしきは被告人の利益に、疑わしきは罰せずというのがこれ、刑事裁判の原則ですから。もうあとは、自白を得るしかないと。でも自白を得るためには他の証拠も突きつけなきゃいけないじゃないですか。で、弁護士角田龍平として検証することにしたんですよ・・・。

 ★  ★  ★

(ここからは森重の文章です) 

その後、角田さんは検証を始めます。その結果、

①スペースは京都在住である。(4時半以降のラジオを聴ける地域で、関西ローカルの番組が見られて、関東ローカルが見られない地域は京都だけ)

②スペースは角田弁護士の掲載紙を掲載日に買ったうえで書き込んでいる。その中で雑誌「PHP」に載った時に「世界的に著名な松下幸之助氏が作ったPHP」と記述がある。そして、オトンは松下に勤めていた

③スペースは、角田弁護士が高校時代に漫才師として載った新聞記事を文言通りに書き込んでいた。つまり、15年前の新聞記事を持っている者である。そして、オカンの証言「お父さんは、龍平が高校の時から記事のスクラップをずっとやってんねんで」

④スペースは毎日のように書き込みしているが、4月に何日か途絶えた日があった。その日のオトンのアリバイを調べてみると、横浜にいる兄の子供のお宮参りに行くために、横浜で何泊かしていた。さらに、オトンのパソコンはノート型ではなく、デスクトップ型。持ち運びができない。 

⑤2ちゃんねるの実況版にはスペースの書き込みがない。実家のパソコンはオトンとオカンの寝室にある。つまり、ラジオのオンエア中は物理的にオトンは書き込みできない。

⑧これだけ角田弁護士の熱烈なファンなのに、番組にメールが一度も来ない。なぜなら、メールを送るとアドレスでオトンだとバレてしまうから

といった数々の状況証拠が出てきたのです!

 ★  ★  ★

 これだけの状況証拠を集めて、角田弁護士は実の母親に「オトンに聞いてくれ」と電話をかけます。すると、お母さんからメールが返ってきて、「お父さんはなかなか認めませんがお母さんには分かります。お父さんが、スペースです」。意を決して、角田弁護士は父親に電話をかけます。「僕のラジオ聞くなって言ったでしょ!」「お父さん、聞いてませーん」「わかっとるんや!掲示板にわけのわからん書き込みしてんの、オトンやろ!」「何のことー?」

 あくまで否認を続ける父親。そこで、角田弁護士はこれまでの状況証拠を矢継ぎ早に突きつけていったところ、ついに父親は逆ギレし、「お前ラジオで下ネタ言い過ぎなんじゃー!」

 オトンが自白しました。その後、角田弁護士が犯行の動機を追及すると、「サンジャポの書き込みで角田必要ないって書かれていたから、お前が芸能界から追放されると思ったんじゃー」。

 何と愛らしく、いじましい親心を持ったお父さんなのでしょうか。そして、弁護士としての能力を遺憾なく発揮し、犯人をプロファイリングしていくテクニックを見せ付けた角田弁護士。生で聞いていた私、(森ゾー)は、シビれました。このエポックメイキングな回の放送を聞いたからこそ、「この人をいつか取材しよう」と決めたと言っても過言ではありません。そして、この一連の話の「オチ」を、本紙にて掲載する予定ですので、ぜひ水曜日のポップスタイルを手に取ってお読みください!

 また、さらにです。昨日(12日深夜3時)の放送でも、森ゾーこと「読売新聞の森重さん」の名前が、ビックリするぐらい登場します。さらにさらに、何と私の後輩、森田記者が勝手に番組に投稿し、そのメールが採用されていました! このくだりも、また次回に(余裕があれば)書き込むことにいたしましょう。

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 読売新聞の水曜夕刊に掲載されている新感覚カルチャー面。旬の人のインタビューコーナー「ALL ABOUT」を中心に、若きタカラジェンヌの素顔に迫る「タカラヅカ 新たなる100年へ」、コラムニスト・辛酸なめ子さんの「じわじわ時事ワード」といった人気連載に加え、2016年4月から、ポルノグラフィティのギタリストのエッセー「新藤晴一のMake it Rock!」、次世代韓流スターのインタビューコーナー「シムクン♥韓流」がスタート。オールカラー&大胆なレイアウトで紹介する2面にわたる企画ページです。

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