2009年5月26日
若田光一さま
茂木健一郎
忙しいスケジュールの中での心のこもったご返信、感激いたしました。
「俯瞰」に関する考察を大変興味深く拝読しました。宇宙飛行士としてのミッションを遂行する上で必要な「客観視」の能力。脳科学や認知科学においては、「メタ認知」という言葉が使われます。
自分自身を、あたかも「外」から見ているように客観的に把握する。若田さんは、厳しい訓練の中で、そのようなメタ認知の能力を身につけていらっしゃると思います。宇宙ステーションから地球の姿を見る中で、メタ認知の能力がさらに広がりを持ち始めているのではないでしょうか。
若田さんの言われる「無意識的な変容」の行く末が楽しみです。
新しく、そして意味に満ちた経験をした時に、自らの感じたり考えたりしていることを振り返り、言葉にして伝える。この「デブリーフィング」の作業が、宇宙に暮らしながら、こうしてリアルタイムで行われる時代になったことに感激します。私自身もブログを書いていますが、若田さんは宇宙に滞在しながら、その体験を記録し、メールのやりとりをしている。まさに身をもって、宇宙的スケールでの人類の新たな可能性を探って下さっている若田さん。心からの尊敬の念を捧げます。どうか、無事に任務を遂行して、ご帰還ください!
◆若田さんから茂木さんへのメッセージはこちら ◆前回の茂木さんから若田さんへのメッセージはこちら
宇宙の若田さんの写真
地上の若田さんの写真
きぼう アラカルト(ニュースでたどる若田さん@SPACE! )
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7月7日会えるといいな。
こんばんは、私は、このごろ、メールができない。気持ちが広くない、またissにあえてうれしい。満月で、きれいです。思いだけで生きてきたと。だきしめてずっと。