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ご好評いただいております、「ALL ABOUT 桐谷健太」のブログ延長戦となる特別版です。2日目

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の今日は、auのCM「三太郎シリーズ」にまつわるお話を公開します。特別版は、明日、明後日も更新します。ポップスタイルの辞書に休日という文字はありません!(とりあえず今回はその意気込みで)

――auのCM「三太郎シリーズ」で、桐谷健太さんは浦島太郎を演じています。クールで二枚目の桃ちゃん、マイペースな金ちゃんというトリオの中で、浦ちゃんは最も純粋で少年のようなキャラクター。桐谷さんはどんな役作りで臨んでいるのでしょう。 

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とにかく「すごく愛すべきアホ」になれたらいいなと思ったんです。愛すべきアホっていいな、と思うんですよね。別に、誰からも「すごい」と言われることもなく、でも、人を笑顔にさせる何かがある人っていうのは、俺は実は一番すごいんじゃないかなと思っていて。変にあの人すごいとか、権力があったり名前があったりとかそういうことじゃなくて、人からすごいと言われんでも、なんか和ませる力があったりとか、「アホやな」って言われながらも、なんか好かれる人の方が、俺の中ではそっちの方がすごい、みたいな感じがあったんです。人を傷つけることもなくてね。 

そんな感じの人をやったらオモロイなって思ったんすよね。最初は結構、「クールな感じで」みたいな体だったんですけど、「あの、ちょっとアホでやっていいですか」と話してみて。それで、「それ面白いすね」って。やる前はみんな探り探りだったんです、スタッフさんも。でも、一発で3人ともバチンとはまったんです。すごい良かったすよね。面白い方がいいなと思ったし、でもピュアな部分もあって、でもアホで、みたいな。 

ある種すごく、自由度がここまで高い役柄もないので。おもしろいすね、自分的には。変な言い方すると、何やってもOKな人物になって。かっこつけてもそれが成立する人物になったところが、浦ちゃんのすごいところやなって。それを俺がそうしていったんじゃなく、勝手にそうなっていった感じが、すごいなって思うんすよね。狙ってそうなったんじゃなくて。普通だったら、歌ってたら、「何歌っとんねん」って感じじゃないですか、アホやってたヤツが。でも、それを気にせずグッと入れる感じとか、楽しそうにやってる感じが、ある種成立する。もちろん浦ちゃんとしての方角で常にやってるんすけど、そこは何をやってもOKみたいなところがある。かといって、何も考えずに何やってもいいということじゃなくて、浦ちゃんとして浦ちゃんのあの衣装になってやると、すげえ自由やなあコイツって。

――「三太郎シリーズ」は2015年1月からスタートし、50回を超える人気CM。連続性があるようでいて、次々に予想外の展開や設定が持ち込まれ、登場人物のキャラクターがどんどん広がっているようです。

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常にゼロからやれる人物ですね。つながりを全く気にしないけど、それは浦ちゃんとして。今までああいうことをやってたら、歌い方もこうした方がいいんちゃうかってなるじゃないですか、普通だったらね。例えば連続ドラマだったら、前にこういうことがあったから、ここは成立しないだろう、というのがあるんですけど、それがない。常に子ども心のような感じでもいれるし。

――CMでは浦島太郎として「海の声」を歌っている桐谷さん。歌番組では、その格好ではなく桐谷健太さんとして出演しているます。臨む気持ちは変わるのでしょうか。

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レコーディングするときも、桐谷健太として歌っているので、俺としては思いがあれば、どんな格好で歌おうが、どんな状態で歌おうがいいと思うんですね。歌の場合は桐谷健太としていられるっていうか。役者の場合はね、役をフィルター1枚通してやりますけど。歌の場合は桐谷健太のままでいていいっていうか、そこが大きな違いですね。両方の面白さがありますけど。自分の感情をそのまま突き抜けさせていいというか。

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 読売新聞の水曜夕刊に掲載されている新感覚カルチャー面。旬の人のインタビューコーナー「ALL ABOUT」を中心に、若きタカラジェンヌの素顔に迫る「タカラヅカ 新たなる100年へ」、コラムニスト・辛酸なめ子さんの「じわじわ時事ワード」といった人気連載に加え、2016年4月から、ポルノグラフィティのギタリストのエッセー「新藤晴一のMake it Rock!」、次世代韓流スターのインタビューコーナー「シムクン♥韓流」がスタート。オールカラー&大胆なレイアウトで紹介する2面にわたる企画ページです。

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