Pop Styleブログ

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Photo_9 こんにちは、日産スタジアムで携帯がつながらず焦りまくった藍ママです。

何しろ7万人が詰めかけた広いスタジアム。弊社カメラマンが来ているかどうかさえ分からないという始末。

あはや大惨事(藍ママにとって)を救ってくれたのは、携帯ショートメールでした。SMS万歳!それでもなかなか送れなかったりするのですが、

何とかカメラマンと連絡がつき、無事取材を遂行することができました、ホッ。

記者席にて藍ママの隣にいたのは元ポップスタイル編集長。今はポップスタイル班を離れたのですが、第1回総選挙から欠かさず来ているとあって今回も駆け付けました。ごひいきのはるごん(仲川遥香)が出てないとあって、いつもより落ち着きがあるというか寂しそうでした。

さて、第5回は指原莉乃が1位となったわけですが、トップ争いの分析については紙面を見ていただくことにして、

ブログでは紙面で書ききれなかった部分について述べていきたいと思います。

今、手元に藍ママが書きつづったメモがございます。

みんないいこと言ってるねぇ。みんなさすがに公演のトークで鍛えられているだけあって、7万人を前にしても堂々としているよね。

それだけでも本当に感心させられます。

それでは、藍ママが見たAKB総選挙です。

  Dsc_3750 ★AKB総選挙文化★

AKB総選挙はもうそれだけで文化を形成してきたんだなぁと思いました。

 

・「神7」という言葉

これは第1回と第2回の総選挙で7位以内に入ったメンバーがそっくり同じだったため、そう呼ばれるようになりました。

第1回 ①前田敦子②大島優子③篠田麻里子④渡辺麻友⑤高橋みなみ⑥小嶋陽菜⑦板野友美 

(参考⑨柏木由紀⑭宮澤佐江27指原莉乃)

第2回 ①大島優子②前田敦子③篠田麻里子④板野友美⑤渡辺麻友⑥高橋みなみ⑦小嶋陽菜⑧柏木由紀⑨宮澤佐江

(参考⑩松井珠理奈⑪松井玲奈⑲指原莉乃)

しかし、第2回で8位に柏木、9位に宮澤が入ってくるんです。7位までのメンツ同じ→「神7」

第3回 ①前田敦子②大島優子③柏木由紀④篠田麻里子⑤渡辺麻友⑥小嶋陽菜⑦高橋みなみ⑧板野友美⑨指原莉乃⑩松井玲奈⑪宮澤佐江

(参考⑭松井珠理奈)

第3回は指原が9位、松井玲が10位に入ってきます。柏木3位を「神7崩し」。8位までのメンツ同じ→もはや「神8」

第4回 ①大島優子②渡辺麻友③柏木由紀④指原莉乃⑤篠田麻里子⑥高橋みなみ⑦小嶋陽菜⑧板野友美⑨松井珠理奈⑩松井玲奈⑪宮澤佐江

第4回は前田が抜け、松井珠が9位に入ってきます。

第5回 ①指原莉乃②大島優子③渡辺麻友④柏木由紀⑤篠田麻里子⑥松井珠理奈⑦松井玲奈⑧高橋みなみ⑨小嶋陽菜⑩宮澤佐江⑪板野友美

なんと11位までのメンツが全く同じ!→「神11」でいいのではないでしょうか?サッカーチームみたいですが。

こう見ると新規にベスト10入りするのがいかに難しいかが分かります。

Dsc_3641 しかし、松井珠理奈・松井玲奈のSKEペア

     山本彩・渡辺美優紀のNMBペアが並んでじわじわと順位を上げています。互いのファンがライバル視する相乗効果なのか、仲良し効果なのか来年総選挙があるとすれば篠田と板野は抜けることが決定していますので、この2ペアが上位争いのカギとなってくるでしょう。

 

・「すてきな順位」という言葉

壇上スピーチでよく使われる言葉ですが、これも総選挙が生み出した文化と言えるのではないでしょうか。

AKB総選挙にはいろんな闘いがあります。名前を呼ばれるか呼ばれないかの闘い。昨年よりいい順位に入れるかどうかの闘い。速報よりいい順位に入れるかどうかの闘い。選抜に入れるかどうかの闘い。ライバルより上に行けるかどうかの闘い。ひとけた順位になれるかどうかの闘い。1位になれるかどうかの闘い。

実はそれぞれ闘っている舞台が全然違う人たちを一つの場所にまとめちゃっているのが総選挙なのです。

だから「自分としては不本意だけど、それ言うと違う人にとって失礼になっちゃうからなぁ…。ファンには感謝を伝えたいし」そういうときに便利なのが、「すてきな順位をありがとうございます」という言葉なのでしょう。

いい言葉だとは思うのですが、あまりにも使う人が多すぎて埋没してしまうような気が藍ママはするんです。

でもたぶん、初めてランキングに入った若いメンバーにとって、この言葉は「登竜門」と言える気もします。

だから若手にだけ許される言葉とも言えるかもしれないですね。

この言葉を振り切ったとき、新しい道が開けるのでは?と藍ママは若手メンバーにエールを送りたいと思います。

 

以下は印象に残ったコメントです。(手書きのメモから起こしたので多少の間違いはお目こぼしくださいませ)

64位~49位 フューチャーガールズ

62位 卒業生の平嶋夏海が入りました。「皆さんの票数が私の未来です」第1~第3回総選挙で26位だった彼女。因縁めいた順位ですね。

 

48位~33位 ネクストガールズ

42位 斉藤真木子 「25位というすてきな夢を見させてもらいました。42位という現実を見させてもらいました」

中間速報では25位だった。今回の速報は「たかが速報、されど速報」という感じで、浮き沈みもありました。

篠田麻里子、高橋みなみ、小嶋陽菜らがそれぞれ速報では15位、18位、20位と出遅れましたが最終的にはぐいいいんと順位を上げ、オリジナルメンバーの底力を感じました。

 

Photo_16 32位~17位 アンダーガールズ

32位 藤江れいな 「不安は一切ありませんでした」司会者に1分でまとめてと言われ、58秒にまとめる

31位 木本花音 「SKEはじゅりれな以外にもいいメンバーがいるんだぞ」

30位 入山杏奈 「5日前に携帯なくしちゃって。今すごく悔しい。悔しいと思える自分でよかったな」

29位 大矢真那 マイクなしで「ありがとうございました~」

25位 川栄李奈 「まさに『うそだろうが』という感じです」

24位 松村香織 「48グループの研究生は正規メンバー以上に頑張っているメン、たくさんいます」

19位 梅田彩佳 「99%選抜が無理と言われても1%の可能性があれば頑張ります」

18位 峯岸みなみ 「どんなにかっこわるくても1から頑張ってAKB48として認めてもらえるように頑張りたい」

17位 柴田阿弥 「ぼっちなんかじゃなくてたくさんの人に支えられていた」

 

Photo_19 16位~1位 32ndシングル 選抜メンバー

16位 須田亜香里 「ずっとステージの隅が自分のポジション。私を見付けてくださる方がいて、瞳の中のセンターにしてくれたから前に進むことができた」

15位 渡辺美優紀 「(細かい胸のうちは)ブログに書かせていただきます」

14位 山本彩 「猫かぶりは卒業して野獣のように選抜の皆さんに食らいついてかき乱していきたいと思います」

13位 横山由依 過呼吸気味に階段を降りるがスピーチ途中で落ち着く。「自分自身すごく成長できた」

12位 島崎遥香 「私はAKB48が大好きです」

ひたすら笑顔の須田、司会者にスピーチの延長をうながされ黙ってしまった島崎。対照的な2人が大幅に順位を上げたことに注目しています。どちらも意識的なのか分かりませんが、オリジナリティーがあるのは素晴らしい。ぜひそのままを貫いてほしいと思います。他にいないキャラというのは強い。個人的には須田VS島崎が見てみたいです(一体何で勝負するのか思いつきませんが)。

 

Photo_21  11位 板野友美 「5回も総選挙やってますけど、やっぱり総選挙、ずっと嫌いでした。これからも板野友美、頑張ります」

10位 宮澤佐江 「SNH一本で行きたいと思います。ステージに立てるか分からないけどかっこわるい姿を見せたくない」

 昨年、上海を拠点とするSNH48へ移籍したが、ビザの関係でいまだに上海でのステージに立っていない宮澤。春の武道館コンサート終わりにAKB48との兼任が発表されたが、退路を断っていばらの道を進みます。決意に満ちた瞳は美しかったです。第5回総選挙名場面の一つ。

  

9位 小嶋陽菜 「私も少しは順位を気にします。速報で20位だったときはすごくへこんだし、弱音のツイート吐くと『伝統芸能』と言われたりする。私みたいにマイペースなファンの皆さんが大好きです」

Photo_22 8位 高橋みなみ 「7人の劇場から7万人のスタジアムに立てたことが私の誇りです」

7位 松井玲奈 「ステージに立つときにファンの方に魔法をかけてもらっている」

6位 松井珠理奈 「16歳になってどうしていけばいいのかなと思った。ファンの方に『1位をめざそうね』と言われ、1位をめざしてもいいんだな」

5位 篠田麻里子 「私、篠田麻里子はAKB48を卒業します。後輩たちが一歩踏み出そうとしているので、私も一歩踏み出すことに決めました」

「まりこ! まりこ!」どこからともなく、麻理子コールが日産スタジアムを包み込みました。

 

4位 柏木由紀 「私の方がみんなに支えられてる」

Photo_26 3位 渡辺麻友 「どのメンバーよりも自分自身を捧げてきた自信があるので、まだ上を目指していけることだと思うので頑張っていきたい。総選挙では一番最後に名前が呼ばれたらいいなと思います」

2位 大島優子 「涙の一つも出ない。お腹を抱えて笑ってしまう選挙は初めて。踏み台にしてほしいのはちょっと違う人だった。私の壁こえてった、スルっと抜けたんだと思うと納得できた」

1位 指原莉乃 「今、すごくびっくりしていて、涙も出てこなくて、口の中もパサパサなんですけど、それくらい水分が持って行かれています。HKT48に移籍して1年たちます。迷惑や心配かけてしまい、ファンの皆さんが受け入れてくれるのか考えていました。一番孤独な時間でした。15万票、ですよね。孤独じゃないんだと感じることができた」

 Photo_6

こう見ると選抜メンバーのコメントはさすが、という感じですね。特に篠田なんかは毎年入念に準備しているのではないかと思わされます。渡辺麻は敗戦の弁としてカンペキ。本当にいい子なんだなっていうのが伝わってきました。

Photo_14 コメントとしては大島のコメントが一番率直で、遠慮がなくて面白かったです。AKB48をよく知らない人が聞いたらびっくりしてしまうかもしれませんが、指原との仲の良さが伺えましたし、次に名前を呼ばれる指原もコメントしやすくなったんじゃないかなと思います。

 

Photo_9 「AKBを壊しません!」というその言葉自体に破壊力があった指原。これからもメンバーの「言葉」に注目していきたいと思います!

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 読売新聞の水曜夕刊に掲載されている新感覚カルチャー面。旬の人のインタビューコーナー「ALL ABOUT」を中心に、若きタカラジェンヌの素顔に迫る「タカラヅカ 新たなる100年へ」、コラムニスト・辛酸なめ子さんの「じわじわ時事ワード」といった人気連載に加え、2016年4月から、ポルノグラフィティのギタリストのエッセー「新藤晴一のMake it Rock!」、次世代韓流スターのインタビューコーナー「シムクン♥韓流」がスタート。オールカラー&大胆なレイアウトで紹介する2面にわたる企画ページです。

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