Pop Styleブログ

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本日9/21の読売新聞夕刊popstyle面に掲載された「ALL ABOUT →Pia-no-jaC←」いかがでしたでしょうか。彼らの魅力を出来る限りお伝えしたつもりでしたが、現在の音楽業界の中で彼らの持つ特異性は、まだまだ語り尽くせません。というわけで、「→ Pia-no-jaC ←さらにすごい話」を、このブログで数回にわたってつづっていきたいと思います。HAYATOさん、HIROさんのインタビューで載せきれなかったコメントも紹介します。

ピアノジャックを語る上で欠かせないのが、ハードスケジュールです。1年に2枚というCDの制作ペースも尋常ではありませんし、年間にこなすライブの本数も飛び抜けています。今回の「EAT A JAPAN TOUR2011」にしても、4か月足らずで全国47都道府県でのライブが組まれている上に、ライブの合間を縫ってインストアライブやイベント出演も果たしているのです。

私が最近のことで驚いたのは、8月に行われた東京・新木場のクラブ「ageha」でのDAISHI DANCEとのコラボ。ピアノジャックの出演順は午前3時近くでした。深夜スタートのクラブイベントだから当然でしょと思われた方! ピアノジャックはこの日(日付的には前日)、北海道でライジングサン・ロックフェスティバルに参加してきてるんですよ! ライジングの出演順は午後3時半から。1時間近くのステージを終えて、1時間以上かかる空港まで移動して、夜、飛行機で東京へ。agehaには午後10時入りでリハーサル。そして深夜3時近くのステージ。つまり、北海道と東京との移動をはさんで、昼と深夜のそれぞれ3時ごろにライブしているということなんです。私は、agehaのステージを見ましたが、フェスの疲れも移動の疲れも全く感じさせない、いつも通りのエネルギッシュな演奏だったことは言うまでもありません。

また、現在のツアー中でも、9/11の宇都宮公演を終えた後、ピアノジャックの2人と樫原伸彦プロデューサーが、東京へ戻って、深夜にスタジオ入りした、ということがあったそうです。「LIVE福島 風とロックSUPER野馬追」での怒髪天とのコラボ(9/15)に備えての練習だったそうですが、ライブのリハだけでも大変なのに、ライブ終わった後、別の曲を練習するために深夜にスタジオ入りするなんて!

こんな殺人的なスケジュールも二人はお構いなし。なにせ、HAYATOさんは、学生時代に所属していた軽音楽のサークルで、同時期に23バンドも掛け持ちしていたんだそうです。

「サークルの合宿って、1バンドにつき練習1時間なんですけで、ボク考えたら1日23時間練習があって(笑)。1時間でご飯食べて寝てっていうのを、ずっと1週間やってたんです。でも、それがすごい楽しかったんで。だから、今も全然大丈夫」(HAYATO)

なぜ、こんなにピアノジャックは走り続けるのでしょうか。

理由の一つを、樫原プロデューサーは、「止まったら終わりだという強迫観念がある」と語ってくれました。今の時代、常に新しい情報、新しい音楽、新しいエンターテインメントが供給され続けています。だから、リスナーも、すぐに新しいものへと浮気をしがち。たとえ今人気があってとしても、ファンを引き留めるために、常に新しいニュース、新しい話題を提供してないといけないという背景があるんですね。「メディアがちょっと変わってきたんですよね。音楽誌は月刊だったからライブレポートは1、2か月先の号に掲載されてきたけど、今はナタリーのようなデイリーニュースがあるから、その日のうちにアップされる。速報が流れている時代なんです」と、樫原さん。

確かに、ピアノジャックはライブに限らず、ニコ生だったりカラオケ店でのカホン講座だったりと、手を変え品を変え、エンターテインメントを提供しています。加えて、本人や周りのスタッフがブログだったりツイッターだったりと、色々な角度から情報を発信しています。だから、ピアノジャックはいつも何か面白いことをやっている、という感じに見えるのでしょう。

おそらく同様の方法論でスピード感ある仕掛けを行うグループがあります。AKB48です。総選挙やじゃんけん選抜という大イベント、江口愛実などの仕掛けなど息つく暇もなく話題を提供しています。まさに、情報が出されるスピードや量が加速度的に増している今の時代ならではのアーティストの見せ方なのかもしれません。

そして、ハードスケジュールの中、どんなライブでもイベントでも全精力を投入するピアノジャックの姿に、ファンは魅了されるのではないでしょうか。「こんなハードな日程の中、辛い顔ひとつ見せずに楽しませてくれる」「一体いつ休んでいるんだろう」。ファンの頭にはこういう思いがよぎるのではないでしょうか。だからこそ、我々は「やっぱりプロはすごい」という敬意を持って、彼らの姿を見るのでしょう。そして、彼らも常に全力で、常にギリギリの状態でステージに立つからこそ、あれほどエネルギー溢れる空間を作り出すのではないのでしょうか。

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