Pop Styleブログ

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笑い飯おめでとう!!

2010年12月27日

「ALL ABOUT 笑い飯」を執筆したpopきよしです。昨日のM-1、みなさん見ましたか!? 9年目にして笑い飯物語の完結と、スリムクラブという驚くべき新人の登場。ラストイヤーにふさわしいM-1総決算といえる大会だったと思います。

いやあ、スリムクラブは面白かったですね~。彼らは、一緒に準決勝を見に行った(央)記者が絶賛していたんですよ。僕は決勝進出まではないよな・・・と思っていたのですが、それどころか2位になってしまうとは。準決勝でスリムクラブの決勝進出発表の時、歓声と悲鳴が合わさって会場が揺れてましたからね。ちょっとアレルギーがあった僕でも、決勝2本目ではさすがに爆笑してしまいました。彼らのワールドにはまってしまいました。そんな新鋭がかき回すのが、まさにM-1という感じでしたね。

最終決戦でも、スリムの勢いが止まらず、笑い飯をあと1歩のところまで追いつめました。最終的に、笑い飯が優勝したことに関しては、いろんなところで賛否が分かれているようですね。確かに僕も、笑い飯にはもうちょっとぶっちぎって勝ってほしかったなと思っています。でも、スリムクラブが優勝したことを想像しても、何となくしっくりこない。そんなモヤモヤした気持ちであります。大会全体を支配していたのはスリムクラブだったけど、それは初登場で今まで見たことないスタイルを見た驚きによるものが大きいと思います。笑い飯は、9年連続で、しかも14本もM-1でネタを披露しているんです。我々が求めるハードルは高くなりすぎています。そういうところを勘案すると、笑い飯優勝は間違っていないと思います! うーん、わざわざこう言ってまで笑い飯優勝を納得しようとしているのはどうかと思う・・・。でも、モヤモヤしたこんな気持ちは、番組全体もそんな雰囲気でしたよね。紳助さんや松本さんのコメントも微妙だったし、笑い飯当人たちも微妙な顔をしていましたもん。

でも、外野でこれだけいろんなことを言えるのも、M-1の魅力だったと思います。一ネタ一ネタどころか、審査員の一コト一コトにまで、こんなに議論ができるコンテンツなんてないでしょう。そんな番組が終わってしまうのは、やっぱり悲しいことです。だからこそ、M-1が生んだスターである笑い飯が、M-1に変わる番組を作りたいと言っている笑い飯が、新たなステージにつなげるために優勝したのは良かったですよ。今回の微妙な優勝でも、笑い飯がこの9年間で残してきた足跡は曇るものではありません。笑い飯のさらなる飛躍に期待しましょう!

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 読売新聞の水曜夕刊に掲載されている新感覚カルチャー面。旬の人のインタビューコーナー「ALL ABOUT」を中心に、若きタカラジェンヌの素顔に迫る「タカラヅカ 新たなる100年へ」、コラムニスト・辛酸なめ子さんの「じわじわ時事ワード」といった人気連載に加え、2016年4月から、ポルノグラフィティのギタリストのエッセー「新藤晴一のMake it Rock!」、次世代韓流スターのインタビューコーナー「シムクン♥韓流」がスタート。オールカラー&大胆なレイアウトで紹介する2面にわたる企画ページです。

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