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 どうも、海岸線にたたずむダイエッター、(森ゾー)です。きょうも高知県はスカッと快晴です。空気も実にさわやかで、お遍路するには今が一番いい季節かもしれません。きょうは歩きながら土佐弁をひとつふたつ、学びました。「さっち、せんち、かーん!」って、分かりますか?
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 きょうはステキな宿、26番金剛頂寺宿坊の「勤行」から1日が始まりました。午前6時に護摩堂に集合で、昨日泊まった8人のお遍路さんのうち6人が参加しました。若いお坊さんが袈裟、今朝を来て・・・、いや違った逆だ、今朝、袈裟を着てやってきて、般若心経やら光明真言やらを唱えたあと、「お遍路というのは昔は死を覚悟した旅でした。白装束は死装束で、金剛杖はそのまま墓標になったのです。山の上や海岸線は、彼岸に一番近い場所とされていて、そこを巡るのがお遍路なのです」といったありがたい説法を聴きます。

 おいしい純和風の朝ごはんをいただいて、お会計は6500円(2食、ビール付き)。安いなあ。午前7時に出発です。金剛頂寺は山の上にあるので、左脚を痛めている身にとっては、山道の下り坂は大変です。たらーり、たらりと脂汗を流しながら、1時間ぐらいかけてようやく下山します。

 そこからはひたすら国道55号を西へ西へと進みます。ラジオを聴きながら行きます。徳島では「四国放送」でしたが、ここ高知では「高知放送」がクリアに聞こえます。朝ワイドの「みんなのラジオ」を聴いていると「土佐弁講座」というリスナー参加型クイズコーナーがありました。電話で答える人は地元高知の70歳の女性。それなら分かりそうなもんだろうと思って聴いていましたが、高知というのは東西に幅広い県なので、地域によってニュアンスや語感がずいぶん違うようなのです。このおばあちゃんもラジオネーム「土佐弁大好き」と言う割には、結構答えるのに苦しんでいました。出されたのは3問。みなさんは分かりますか?

 ①どべくる

 ②さっち、せんち、かーん

 ③こんまいこがじきにねじかりいうき、たまらん

 ①は、「鍋にずっと火をかけていたら、野菜がどべくった」というように使います。②はパーソナリティーの女性アナウンサーも「外国語のようだ」というぐらい、難しい問題です。「かーん」というのは「~しないでいい」という意味です。③は何だか子供が関係しているようです。「ねじかり」がポイントでしょうか。解答は次回に。

4291 国道を歩いていると、1キロごとに「高知まであと●キロ」という道しるべが立っています。赤い矢印とも違う、国土交通省が立てたものなのですが、歩いているうちにこの数字が1キロずつ減っていくのがとても気持ちがいい。何だか、ダイエットで1キロずつ減っていっているかのような気分にさせてくれます。脚を痛めていても、時計で計るとだいたい15分ごとに道しるべが立っているので、だいたい時速4キロは維持できているようです。

 きょうは左脚をおもんぱかって、午後2時で宿に入りました。素泊まり3500円というお遍路向けの安いホテル。このホテル自慢の露天風呂にゆっくりつかって、部屋でビール飲んでのんびりしています。ではまた。27番神峯寺(こうのみねじ)までは、あと10キロといったところです。

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 読売新聞の水曜夕刊に掲載されている新感覚カルチャー面。旬の人のインタビューコーナー「ALL ABOUT」を中心に、若きタカラジェンヌの素顔に迫る「タカラヅカ 新たなる100年へ」、コラムニスト・辛酸なめ子さんの「じわじわ時事ワード」といった人気連載に加え、2016年4月から、ポルノグラフィティのギタリストのエッセー「新藤晴一のMake it Rock!」、次世代韓流スターのインタビューコーナー「シムクン♥韓流」がスタート。オールカラー&大胆なレイアウトで紹介する2面にわたる企画ページです。

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