Pop Styleブログ

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popきよしです。先週の「ALL ABOUT 松任谷由実」いかがでしたか。今日はやや個人的な後日談を。

おととい、日曜日のユーミンさんのラジオ番組(popstyleファミリーのTOKYO FMさんの「SWEET DISCOVERY」)を聴きましたが、ゲストはT-SQUAREの安藤正容さん(a.k.a.安藤まさひろ)で、テーマは「Fusion」でした。(念のため、Fusionとは何かと申しますと、ジャズとロックが融合したような音楽で、70年代に流行しました。F1のテーマ「TRUTH」でおなじみのT-SQUAREや「朝焼け」が有名なカシオペアの名前なら知っているという方も多いかもしれません)。

今年は、そのT-SQUARE(以前はTHE SQUAREという名前でした)が30周年ということで、安藤さんがゲストに招かれたのです。ユーミンさん自身もFusionがお好きのようで、米国のギタリストであるパット・メセニーを信奉されていることは、ファンの方ならご存知の通りでしょう。また、SQUAREとの交流では、1979年の「マジカルパンプキンツアー」でバックバンドに招いたり、SQUAREに対して「黄昏で見えない」という曲を提供しています。

私にとって、安藤さんがゲストということに驚いたのは、ちょうど、ユーミンさんのインタビューのときの雑談で、私もFusionファンであることを話していたからなのです。私事ですが、中学からFusionを聴き始め、大学時代はその名も「Fusion Mania」というバンドサークルに所属していました。「黄昏で見えない」も演奏したことがありますし、そもそもFusionを好むようになったのは、ユーミンさんの音楽に触れていたからだと思うし、ユーミンさんとFusionの縁を知ったことも後押ししてくれたのだと思います。僕が大好きなギタリスト・鳥山雄司さんが昨年出したアルバム「TORIYAMA」にも、ユーミンさんが「SEVEN MILES BRIDGE」という軽やかなサウンドの佳曲を提供しています。ユーミンさんとの雑談でそのことにも触れたら、「ちょうど、ビルボードのライブのギターも、鳥山さんなのよ」と喜んで話してくれました。紙面の中で、あえて鳥山さんの名前を記したのも、実はそんな流れもあったのです。

T-SQUAREは来月ニューアルバムを出すので、僕は近々インタビューする予定なのですが、せっかく節目の年だから、ユーミンさんと何かコラボすればいいのになあと思っていたところでした。Fusionというジャンルは、70年代の流行から、TRUTHがヒットしたのを最後に、長年低迷が続いています。この素晴らしい音楽をもっと多くの人に知ってもらうため、僕はもっと横のつながりをアピールすることが必要だと、かねがね思っていました。そう思っていたところに、ユーミンさんと安藤さんがラジオで対談したのです。収録なので、僕のユーミンさんインタビューより前に行われていた可能性も高いのですが、願いが少し通じた思いがしました。

そうそう、「かつてのユーミン大好き少女」さんより、メッセージが届きました。荒井由実時代が一番好きだそうで、シンプルな今回のようなライブをやってくれるのは非常にうれしいとのことでした。今回披露された曲は、荒井由実時代の曲も結構ありました。僕も大好きです。20歳前後であの曲を書けるという才能に恐れ入ります。アコースティックな編成でしっとり聴くのに似合う曲が多いですね。また、ライブハウスのような場所にぜひ立ってほしいですよね。

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 読売新聞の水曜夕刊に掲載されている新感覚カルチャー面。旬の人のインタビューコーナー「ALL ABOUT」を中心に、若きタカラジェンヌの素顔に迫る「タカラヅカ 新たなる100年へ」、コラムニスト・辛酸なめ子さんの「じわじわ時事ワード」といった人気連載に加え、2016年4月から、ポルノグラフィティのギタリストのエッセー「新藤晴一のMake it Rock!」、次世代韓流スターのインタビューコーナー「シムクン♥韓流」がスタート。オールカラー&大胆なレイアウトで紹介する2面にわたる企画ページです。

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