冬だから、やっぱりアツアツなものが恋しくなるよな。オレなんかまずアツアツっていうと「ラーメン」を思い浮かべるな。たとえばラーメンで流行ってる店っていうのは、必ずスープはアツアツだよな。アツアツのスープをふーふー言いながら食べてもらいたい、そういう商売人の心意気だよな。心がこもってるからアツアツなんだよ。そんなアツアツなもの、熱い何かがこもってるもの、何でもいいから探してこい!
よりアツアツで「TOKYO★1週間」の勝利!
今回は「アツアツを探せ」ってことでやってもらったわけだが、さっそくジャッジしていくぞ。まず「読売新聞」だが、アルファリゾートトマム? これは冷やしてから暖めるの? それじゃ逆だな。寒いところから熱いところじゃなく、熱いのを冷ませ、だよ。まず基本的に熱いところに行かないと。それがアツアツってもんでしょ? あとはつけ麺? オレはつけ麺はあまり食さないからな。やっぱりアツアツだったらラーメンだ。ラーメンの「ラ」から棒を1本取ったらどうなる? 「フーメン」でしょ? ラーメンは箸を取ってフーフー言いながら食べるからラーメンだ。わかる? あとはなんだ、動物な。動物は誰だってヒマだからな。みんなアツアツだよ。やることねーんだもん。ゾウさんだけじゃなくて猿だってそうだし、蝶々だってパピヨンだって、動物はみんなアツアツだよな。だけど、オレが言わんとするアツアツはそうじゃないのよ。 「TOKYO★1週間」は、韓国に行ったと。うん、韓国っつー国に行くこと自体が熱いよな。国民全体も熱いし、大統領も李さんが就任して、政権の交代で国全体が熱くなってる。カジノに行ったのは特にいいな。カジノってのはな、勝つわけねえんだから。負けてまたカッカして熱くなるってな。これがホントの「アツアツを探せ」じゃない? そういうことで、「読売新聞」も頑張ったけどな。ミッションの意味をよく把握しろ、だな。今回は「TOKYO★1週間」の勝ちだね。
噛まずに飲んで辛さを腹で!
オレも韓国のカジノにはやられたね。最初は勝ったけど、最後の最後に勝負して倍にしようなんて思ってね、勝負をかけて負けたよ。あんなものはな、賭け事だからな。オレらが勝ってたらカジノは成り立たないわけ。だから必ず負けるようにできてるんだ。 あとな、韓国といえば辛いものだな。塩辛いって言うが、辛いのとしょっぱいのは別なんだからな。辛いことをしょっぱい、って言う人がいるけどあれはどっかの方言なの? そうじゃなくて、トンガラシの辛さな。韓国のトンガラシはね、噛んじゃダメなの。あれは丸飲みするの。青トンガラシとか辛いヤツは、もう噛むとダメだ。辛くて食えないから。なぜ韓国の人があれを食べられるかって、オレは研究したんだ。そしたらな、噛むふりして飲んでるんだ。飲み込むんだな。そうすると、口じゃなくて胃袋の中でカッカして腹が熱くなるんだよ。何かの歌みたいだろ? 顔で泣かずに腹で泣け、って。それが男ってもんじゃないの? アツアツにも男、を感じようよ、な。
次回ミッション「偉そうなもの」
「オレはガッツだ」つーけどな、ガッツっていうのは根性って意味でもあるけど、根性だけじゃ世の中成り立たない。根性プラス、その影には努力が必要なんだね。偉そうに何かをやるまでのプロセスも大事だな。点があって、線ができて、面ができる。そういったプロセスがあってこそ、遼ちゃんも6億円の契約ができたわけよ。あれはひとつの天才だけどな。
読売新聞の水曜夕刊に掲載されている新感覚カルチャー面。旬の人のインタビューコーナー「ALL ABOUT」を中心に、若きタカラジェンヌの素顔に迫る「タカラヅカ 新たなる100年へ」、コラムニスト・辛酸なめ子さんの「じわじわ時事ワード」といった人気連載に加え、2016年4月から、ポルノグラフィティのギタリストのエッセー「新藤晴一のMake it Rock!」、次世代韓流スターのインタビューコーナー「シムクン♥韓流」がスタート。オールカラー&大胆なレイアウトで紹介する2面にわたる企画ページです。