「駆け込み乗車はおやめ下さい。電車が好きなのはわかりますがおやめ下さい」
「次は赤羽、赤羽、屍、赤羽」
「シヒュー!モォーオーーーフォーームーーー、トットットット・・・・」
(清)です。昨日のライブの衝撃が今でもカラダに残ってます。実は、SUPER BELL''Zを生で見たのは初めて。DJ・野月さんの迫力ある体躯もインパクトありましたが、メンバーが歌詞に合わせて電車のお面を付けたり、秋葉原駅の総武線と山手線が交差する状況を体で表したりと、ライブならではの目で楽しませてくれるパフォーマンスもたくさんでした。
特に大笑いしたのが、エアトレイン。野月さんと、セクシーフライヤー桜井さん、南田マネージャーの3人が登場し、ドアの開閉音、モーター音などを声で忠実に再現したのです。209系京浜東北線だとか、京急800形だとか、DD51が12系を牽引だとか、正直実際の音をちゃんと知らない私でも、「ウー!!!」「カッ!!」「イヨー」「プースカッ!」などの物凄い擬音満載のパフォーマンスには圧倒されるばかり。南田さんは、新幹線の500系と700系のトイレの音の違いまで再現。なにやら吸い込み音が違うとか。また、バックにエレベーターガールの映像を流しながら、「ドアが閉まります。プシュー!!!! ウーーー」などとエアトレインをやるという新たな試みも大ウケでした。(野月さんは、中学生のころから自転車を電車に見立ててやっていたとか)。アルバムが6月20日に発売されたそうです。(http://www.superbellz.com/)
つくばエキスプレスがテーマの「軌道刑事 ツクバン」も最高でした。ライバルの「ジョーバン」によるグリーン車を使った猛攻だったり、ピンチのツクバンのもとに真澄ちゃんが「スケバンデハ」として駆けつけたりと、特撮ヒーローと電車のコラボが絶品。最後には野月さんが、「電王」風のお面をかぶって現れオチをつけたのです。
SUPER BELL''ZはCSファミリー劇場のアニメ「鉄子の旅」の音楽を担当していることから、主題歌などが披露され、本物の横見さんも登場。その ほか、ドアの開閉や自動改札、パンタグラフを表現しながら体を動かす新曲「電車体操」も面白かったです。
ボクが見た6時の回は、お客さんの6割がマニア、ほかに家族連れや女性といった感じだったでしょうか。手拍子や出発進行の手のふりなどしながらお客さんも盛り上がってました。マニアックなネタほどウケが良く、そういう意味では取り残されることも多い私でしたが、それでも大笑い、大笑いのラ イブでありました。
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読売新聞の水曜夕刊に掲載されている新感覚カルチャー面。旬の人のインタビューコーナー「ALL ABOUT」を中心に、若きタカラジェンヌの素顔に迫る「タカラヅカ 新たなる100年へ」、コラムニスト・辛酸なめ子さんの「じわじわ時事ワード」といった人気連載に加え、2016年4月から、ポルノグラフィティのギタリストのエッセー「新藤晴一のMake it Rock!」、次世代韓流スターのインタビューコーナー「シムクン♥韓流」がスタート。オールカラー&大胆なレイアウトで紹介する2面にわたる企画ページです。