2009年5月15日
横浜市立桂小の子供たちからの質問に若田さんが回答を寄せてくれました。
無重力で寝るのは快適だよ
○8時間半ほど寝ていることはわかりました。睡眠が大切なんだと感じました。そこで質問です。寝るというのはどのような体勢で寝るのでしょうか。何かに体を固定させるのでしょうか。
A 8時間半は睡眠に割り当てられている時間ですが、その一部は仕事や食事などを行うのに使うことも多く、私の場合、実際の睡眠時間は5時間半から6時間です。宇宙では地上のように布団をかぶって寝るわけにはいきません。無重力なので掛けた布団がフワフワ浮いてしまうためです。そのため、壁に固定された寝袋のようなものにくるまれて寝ています。落ち着かないようですが、無重力で寝るのは寝違えたりもせず非常に快適です。
においのきつい食べ物や、お酒はだめ
○シャトルや宇宙ステーションに持ち込んではいけないものなどがありますか。
A 飛行機と同じで、危険物・可燃物は厳しい制限があります。意外なところでは、お酒もいけません。これは宇宙では空気もすべて循環・再利用させなければならないので、アルコールのように揮発して空気を汚すものは出来る限り少なくしなければならないためです。また、においのきつい食べ物も持ち込みが禁止されています。これはわかりますよね(笑)。
食べ物はふわふわ浮かないようにして食べるんだよ
○食べ物はどうしているのでしょうか。また、どのようにして食べていますか。
A いわゆる「宇宙食」と呼ばれるものを食べています。大まかに言うと①レトルト食品(カレーなど)②フリーズドライ食品(ラーメン、スープなど)③缶詰(主にロシアの食品で肉や魚料理、果物など)④そのまま食べられるもの(キャンディーなど)があります。飲み物はお茶、コーヒー、ジュース、牛乳などすべて粉末にしてあり、容器に水を注入するだけでストローで飲めるようになっています。食卓も地上とは違い、食品の容器がフワフワ浮かないように、面ファスナーで仮固定したり、ガムテープをテーブルに広げて付けておき、そこに食品を張り付けるようにして食事をしています。
テレビ電話で地上のお医者さんに診てもらっているんだよ
○具合が悪くなったり病気になってしまったりしたとき、宇宙でどうするのですか。地球に帰ることもあるのですか。
A 軌道上にも医薬品が搭載されており、ISS長期滞在宇宙飛行士は全員、救急医療の訓練も受けているため、よほどのことがない限り軌道上で対処できます。また定期的にテレビ電話で地上の医師と話すことができるので、健康状態のモニターもしっかり行われています。しかし、大けがをしたり、手術の必要な病気になった場合にはソユーズ宇宙船により緊急帰還する可能性もあります。ですから、そのようなことのないように、宇宙飛行士は宇宙でも毎日、規則正しい運動や定期的な健康診断で体調を管理し、また、打ち上げ前に病気の人とうっかり接触してウイルスを持ち込んだりしないように、打ち上げの1週間前からは隔離施設に入った生活をしながら最終的な飛行準備を行います。
★桂小学校の子供たちから若田さんへのメッセージはこちら
宇宙の若田さんの写真
地上の若田さんの写真
きぼう アラカルト(ニュースでたどる若田さん@SPACE! )
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今晩は☆今回の宇宙ブログの桂小学校の皆さんの質問に若田さんが!答えたメッセージを読んで!色々と感じる事が出来ました!それは!宇宙は!地上と違って!寝る時には!布団を宙に浮かない様にするんだと!今回の宇宙ブログを読んで解りましたし!勉強にもなりました!それと!宇宙船の中も!飛行機同様!持ち込めない物も沢山ある事が解り!又々勉強になりました!それと!宇宙食も!意外と地上の食と変わらない事も!読んでいて解りました!それと!宇宙飛行士は!僕達!地上の人間よりも!(健康)に気を付けている事も解りました!今回の宇宙ブログを読んで!宇宙生活も色々と大変な事が解り!読んでいて!凄く勉強になりました☆
はぁ、宇宙でフワフワ浮きながら寝てみたいですねぇ。
寝るのが大好きな私には、たまらないでしょうねぇ。
これは、プールで擬似体験も出来ないし。(笑)
こんばんは!今夜も楽しく拝見しております!
若田さん、返信ありがとうございました。
具体的には、予防医学に重点を置いて、
どうしても解決不能の際は、ソユーズの宇宙船を用いる…
…頭の中の霧が晴れた思いです。
話は変わりますが、若田さんの記事から、
『宇宙では肩こりに悩まされることは少ない』
と推測いたしました。無重力ですから、腰&肩の負担が少なく、
快適に実験なり、デスクワークが出来そうです。その点では
エンジニア&弁理士などの学習をしている、いつも机に向かっている私にとり、
うらやましく感じました(笑)