Pop Styleブログ

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__7 新米宝塚担当の田上記者と演劇担当の小間井記者が現在、東京宝塚劇場で公演中の「アウグストゥス―尊厳ある者―/Cool Beast!!」について、花組について語り合いました。

 

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【アウグストゥスは名前じゃない】

小間井:今回の田渕大輔さん作・演出の芝居「アウグストゥス」はローマ史上初の皇帝となる青年オクタヴィウス(柚香光)の物語です。最初のつまづきは、「主人公の名前……アウグストゥスじゃない?」でした。

__5田上:アウグストゥスとは「尊厳者」という意味で、名前じゃなくて称号なんですね。「ゴッドファーザー」みたいなもんでしょうか。

小間井:少しは公式ホームページなどで予習してから見た方がいいかもしれないわね。

田上:僕はパンフレットの本村凌二先生の解説を面白く読ませて頂きました。軍才ある親友アグリッパ(水美舞斗)がいなければアウグストゥスと呼ばれることもなかったんじゃないかとか……。

小間井:観劇とともに教養が身につくわね。あとさ、ブルータスはなんで劇中では「ブルートゥス」(永久輝せあ)なのかしら? 「ブルータス、お前もか」でおなじみでは?

田上:「ダル・レークの恋」でもマハラジャを「マハ・ラジア」と呼んでいたのが印象的でした。現地読みってことなのでしょうか?

小間井:耳なじみがないので新鮮に響いたのは確かでしたが。物語としては父の仇を討とうとしていたポンペイア(華優希)とオクタヴィウスの心の交流がメインでしたが、華ちゃんの退団公演でもあるので個人的な好みとしてはもっと「れい華」コンビのラブ度が高めなお話だと良かったなぁと思います。海での戦いでポンペイアが風向きを変えるところは迫力ありましたが。田上記者はどうでしたか?

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田上 セットと、衣装のクオリティーがすごくて、見入ってしまいましたね。柚香さんがとても華があり、豪華な衣装を次々と着こなしていました。あと、「第5場」カエサルの別邸(クレオパトラの居室)のシーンでは、クレオパトラ7世(凪七瑠海)の妖艶な雰囲気に合わせ、三角のエジプトを表現したネオンが舞台上部にかかっていて、衣装が踊るうちに少しずつ変わっていく演出に目を奪われました。

小間井:確かに三角形でピラミッドを表すなんておしゃれよね。クレオパトラの自己紹介がショーアップされていて面白かった。

田上:さらに、最後の戦いのシーンで、金ピカの衣装だったクレオパトラとアントニウス(瀬戸かずや)や、最後のシーンの柚香さんの真っ白な衣装は、まぶしくて圧倒されました。

小間井:パンフレットをチェックすると、衣装はコスチュームものに定評ある有村淳さんですね。なんと、読売演劇大賞優秀スタッフ賞を受賞したこともあるデザイナーの先生。外部公演でも良く名前を見かけるわ。

田上:そんなすごい人がいたんですね。生演奏付きも初めての経験でしたが、オーケストラも素晴らしく、バイオリン、ピアノ、ギターなど様々な楽器を演奏されていて、音楽としても楽しめました。

小間井:オケが復活したのは本当に良かったです。今回は芝居・ショーともに外部の塩田明弘さんがタクトを振っているわ。塩田さんもミュージカル界でとっても有名な指揮者よ。

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田上:とても楽しそうに指揮をしているのが印象的でした。演技では瀬戸かずやさんが目立っていたように思います。特にアントニウスが嫉妬などでおかしくなっていく様に見応えがありました。

小間井:瀬戸さんは今回で退団されるのよね。読売の宝塚連載には計3回出て頂きました。「ザ・花男」という雰囲気が素敵でした。

 

【花男と花娘のプライド】

田上:「花男」とはなんでしょうか?

小間井:花組の男役のことなんですが、ギラギラした男っぽさにプライドを感じますね。それは花組の歴史とも相まっていると思います。花組は1921年、月組とともに作られました。組紹介では1番最初に紹介される筆頭組で、「ダンスの花組」と呼ばれ大浦みずきさん、安寿ミラさんなど数々のショースターを生み出してきました。有名人では真矢ミキさんなどを輩出しています。

田上:ドラマやCMにもたくさん出てらっしゃいますね。

小間井:「男役の宝庫」と呼ばれた花組は、別の組のトップスターも多く生んでいるの。月組トップスターとして人気を博した真琴つばささんや瀬奈じゅんさんも実は花組出身よ。今、雪組の全国ツアーで「ヴェネチアの紋章」をやっていますが、初演は大浦みずきさんの退団公演だったんだけど、主要人物を演じた生徒さんがことごとくその後、トップになっているので驚いたわ。

田上:そうなんですね! ちなみに「花娘」という呼び方もあるんですか?

小間井:もちろん! 花娘も華やかで娘役力の高い娘役の代名詞となっているわ。「花組が元気なら宝塚は元気」という言葉もあって、花男、花娘はそれぞれ花組出身のプライドを持っているように思います。最近ではあまり言わないですが、花組生の持つギラギラさを「花組クオリティー」と呼ぶ時期もありました。(その②は来週月曜・14日のお昼に更新予定です!)

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 読売新聞の水曜夕刊に掲載されている新感覚カルチャー面。旬の人のインタビューコーナー「ALL ABOUT」を中心に、若きタカラジェンヌの素顔に迫る「タカラヅカ 新たなる100年へ」、コラムニスト・辛酸なめ子さんの「じわじわ時事ワード」といった人気連載に加え、2016年4月から、ポルノグラフィティのギタリストのエッセー「新藤晴一のMake it Rock!」、次世代韓流スターのインタビューコーナー「シムクン♥韓流」がスタート。オールカラー&大胆なレイアウトで紹介する2面にわたる企画ページです。

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