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フラワー・アーティストの東信(あずま・まこと)さんが紙面に登場します。生活の中で身近な花は、それそのものでも十分に美しい。そこに人為的に手を加えることで、元の花よりも美しくなれなかったら、制作する意味はないといっても過言ではありません。さて、この東さんの仕事は、まさにオリジナルの花を超えた、すさまじい作品を生み出します。紙面では、その秘密に迫ってみました。

 東さんの仕事は花や木々や、時に野菜なども用いて新たな造形物を構築すること。当然、視覚が一番、重要だと思いきや、「そうではない、大事なのは耳なんだよ」と語っていたのを聞いてびっくりしました。目は、喜怒哀楽に引きずられがちで、微妙に見え方が変わってくるのだそう。ところが、東さんにとって、「一番ブレが少ない五官、それが耳なんだ」そうです。花などを扱いながら耳を澄ますと、つぶやきのような、信号のような、時に暗号のような「音ではない音」が聞こえてくる。その音は、どうやったら、もっと美しくなれるのか、答えやヒントを教えてくれる、と彼は語ります。元々、プロのミュージシャン志望で福岡から上京して音楽活動をしていたという出自も、この「目よりも耳」という方法論の根底に潜んでいるのかもしれません。私たちも、目からの情報に全面的に依存するのではなく、五官のすべてをフルに活用して日々を暮らすという選択肢を真剣に考えるべき時期が訪れているのかもしれません。

 読者からも大好評のプロデューサー鼎談、今週のテーマは、ずばり「視聴率」です。テレビの世界では、視聴率が番組の打ち切りを決めたり、反対に深夜枠からゴールデン進出への足がかりになったりと、非常に重要な「数字」であることは言うまでもありません。当然、プロデューサーたちも、視聴率に一喜一憂したり、あるいは戦々恐々として追いまくられたりしているのではないかと、ついつい考えてしまいます。また、視聴率の至上主義で俗悪な番組が多いといった批判もよく耳にします。しかし、この鼎談を読むと、そんな印象はがらりと変わるでしょう。最前線で活躍するプロデューサーたちは、数字の重要性を認識した上で、さらに、その数字のプレッシャーの上を行くような創造性あふれる番組を目指しているのでした! 「どうせ、テレビなんて」と思っている方には、ぜひ読んでいただきたい鼎談です。きょう(15日)午後8時過ぎからは、このブログで、対談の続きを一挙に掲載します!

 このほか、紙面では、お笑い芸人・プチ鹿島さんの電子書籍「うそ社説」や、作家と万年筆との重要なかかわりをたどれる企画展示などが掲載されておりますので、興味がおありの方はぜひご一読をお願いします。

■プレゼント■

東信さんのフリーペーパー「AMNP」の1~18号をサイン入りの袋に納めたセットを読者5人に。応募はこちらをクリックしてください。2月21日(火)が締め切りです。

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 読売新聞の水曜夕刊に掲載されている新感覚カルチャー面。旬の人のインタビューコーナー「ALL ABOUT」を中心に、若きタカラジェンヌの素顔に迫る「タカラヅカ 新たなる100年へ」、コラムニスト・辛酸なめ子さんの「じわじわ時事ワード」といった人気連載に加え、2016年4月から、ポルノグラフィティのギタリストのエッセー「新藤晴一のMake it Rock!」、次世代韓流スターのインタビューコーナー「シムクン♥韓流」がスタート。オールカラー&大胆なレイアウトで紹介する2面にわたる企画ページです。

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