どうも、健康ランドダイエッター、(森ゾー)です。今、昨日と同じく、同じ高知市の健康ランドに泊まることにしました私は、本当にサウナ大好き芸人、いや違った、サウナ大好き新聞記者なんですよ、これが・・・。(写真は高知市の中心街で日曜日に行われる市の模様)
きょうも同じ健康ランドに泊まっているのは少し訳があります。昨夜のことです。仮眠室に11時ぐらいに入って、ぐっすり寝たのですが、隣の人のいびきが「ぎゅるぎゅるぎゅるぎゅる、ぐおぉおぉぉぉおー」と、それはそれはものすごかったので、目が覚めてしまいました。個室の宿やホテルと違って、こういう欠点が健康ランドにはあります。安いからしょうがないですけどね。そこで、無意識のうちに別の寝床に移ったようです。しかし!メガネを枕元に置いていたので、どこにメガネを置いたのか分からなくなってしまいました。目が覚めた時にはすでに寝床は全部ふさがっており、私が前に寝ていた場所に誰かが新たに寝てしまったようです。一人一人寝床に近づいたりすると、あらぬ疑いをかけられてしまいそうですので、ここはあきらめて、フロントの人に「すみません、見つかったら教えてください」と携帯電話の番号を教えて、朝6時にはもう出ました。幸いなことに、スペアのメガネを持ってきたので大事には至りませんでした。でももう一度、ここに戻ってくる必要が生じます。
お遍路してまた戻ってくればいいやと思って、それなら重たい荷物も高知駅のコインロッカーに預けちゃえと思い、図らずも身軽になって、33番雪渓寺からリスタートしたのが午前7時のこと。起きたてに飲んだ痛み止めの効果もてきめんで、快調にとばします。34番種間寺(たねまじ)、35番清滝寺(きよたきじ)と過ぎたところで、左脚がまた痛み出したので、さー痛み止めを飲もうとずた袋を開けると、なぜか、どこにもない・・・・。もしかして、コインロッカーに入れたリュックに入っていた?うわあ。一転してピンチに陥ります。かなりズキズキする中、でも退却するわけにもいかず、前に進みます。次の36番青龍寺(しょうりゅうじ)まで、約13キロ。かなりやばい。これもお大師様からの試練なのでしょうか。いや、ただ私がおっちょこちょいなだけなのでしょう。
痛い左脚を引きずるようにして何とか、大きな橋を渡って36番青龍寺に到着したのが午後3時ごろ。この青龍寺は、あの横綱・朝青龍関ゆかりの寺なんです。もちろん四股名の由来になっていて、すぐ近くには朝青龍関が高校時代に留学していた明徳義塾高校があります。朝青龍関の日本名が「明徳(あきのり)」ということからも、この寺の周辺がドルジに縁がある土地だということが分かります。そういえば、先日の内館牧子さんとのハグは、びっくりしましたねー。テレビニュースでは「犬猿の仲の和解」とされていましたが、ハグというよりは、がっぷり四つに組んでいまいも相撲を取り出すんじゃないかって思いました。
次の37番岩本寺(いわもとじ)までは約50キロあり、あと2日あるので行けなくもないのですが、メガネのこともあり、高知に引き返すことにしました。つまり、今回は36番をもってお遍路は終了です。私は松山の46番浄瑠璃寺(じょうるりじ)からお遍路を始めているので、残すところはあと9寺になりました。今年中には結願(けちがん=88か所すべてを回りきること)が達成できそうです。
明日は1日ゆったり時間があるので、高知観光を楽しもうと思います。ではまた。
読売新聞の水曜夕刊に掲載されている新感覚カルチャー面。旬の人のインタビューコーナー「ALL ABOUT」を中心に、若きタカラジェンヌの素顔に迫る「タカラヅカ 新たなる100年へ」、コラムニスト・辛酸なめ子さんの「じわじわ時事ワード」といった人気連載に加え、2016年4月から、ポルノグラフィティのギタリストのエッセー「新藤晴一のMake it Rock!」、次世代韓流スターのインタビューコーナー「シムクン♥韓流」がスタート。オールカラー&大胆なレイアウトで紹介する2面にわたる企画ページです。