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 ワンコインって言ったら、オレの時代は100円だったけど、いまは500円なの? いずれにしろ、普通なら大したことできない金額だよな。でも普段から贅沢三昧で暮らしてるお前らは、たまにはワンコインのありがたみを感じた方がいいんでないの? いまどき銭湯だってワンコインじゃ入れないからな。そういうワケだから、今回はワンコインで24時間楽しめる方法を、探してこい!

OK牧場! 「TOKYO★1週間」の勝利!

 デフレだかインフレだかわからんが、世の中のワンコインは500円だ。そんな500円玉1枚で、どれだけ楽しめるのか? それも男の器量がかかってるってもんだ。じゃあさっそく、ジャッジしていこうか。

 まずはいつもの通り「読売新聞」からな。「銅」はどうだ? ランチコンサート、500円で40分の音楽が楽しめるってな。こりゃ安いんじゃないの? オレはジャズが好きなんだが、ジャズはあるの? あるけど、違う日? 今日はタンゴバンドか。「銀」が全日本プロレスが主催のマッスルファクトリー体験入学か。これはなかなかいいんじゃない? まずやってみて、自分で気に入ったら会員になればいいしね。これはなかなかいい手法だ。貴重な体験になるし、練習の仕方、運動の仕方を指南してくれるからな。500円の生かし方としてはかなりいいな。そんで「金」が恵比寿の駄菓子バーにお好み焼きか。駄菓子は500円でホントに食べ放題なの? これって賞味期限切れじゃないよな?(笑) 1個100円としても、500円だったら5個だろ? 50円としても10個、30円だったら15個だ。まあ、おつまみとしてだからそんなにいっぱい食わないわな。酒は別料金で飲んでくれ、ってことだ。いいんじゃない? これがホントの文武両道。酒とつまみが分かれて文武両道だ。使い方違うって? オレから言わせればそうなの!_s

 さて、じゃあいつものアイツら(笑)を見てみるか。ふむふむ、このお店の開店が1948年なの? つったら、オレよりひとつ上か。昭和に直したら23年だ。こういう計算は、オレ、速いから。ふむふむ……これはなかなか。今回の「TOKYO★1週間」は頑張った。オレの発想に近いな。こういう世知辛い世の中で、500円でどうするかって言ったら、まずは何をさておき食欲だよな。それでまずはラーメンだ。それで腹ごしらえをして、残った300円でどうするか。じゃあそれを1000倍にしよう、とギャンブルに賭けると。分不相応の掛け金ってのはよくないんだよ。でも100円で夢を買おうってんだからな。彼らだって餃子だって食べたいし、野菜炒めだって食べたかったと思うよ。それでどうするか、っていうと、そこを我慢して残り300円のうち100円に夢を託した。それはね、託したんだからいいんだよ。その後の200円を、お前とオレは久しぶりに会ったんだから一杯飲むか、ってことでビールを飲んで、2軒目はお前が払えよ、と。ここらは結構頭脳的だな。オレが考えそうな戦術だ。戦術と戦法は違うからな。これはいい戦術だ。

 今回は「読売新聞」も500円でこれだけやって、そんなにお金をかけなくてもこういう穴場がありますよ、っていう、大衆に向けての紹介記事になってたよな。なかなかベリグッドで牧場だ。だが「TOKYO★1週間」の方は、牧場におまけがついてOK牧場だ。僅差だが、「TOKYO★1週間」の勝ちだ。なんだ、期待外れだな、悪口を言いたかったのになあ。

お金のありがたさを再発見

 俺が今回のこの企画でうれしいのは、お金の価値観のありがたさってことを再発見してくれたことだな。500円でこ_s_2れだけ知らない世界があるんだよってことを、こうやって見つけ出してきてるのがうれしいわな。500円ってのはワンコインで、「何だ、ワンコインか」ってことで、始末をする時代だから、それはいい企画だよな。
 オレが500円で楽しもうとしたら……オレはギャンブルはしないからな。オレがするギャンブルは、人生と、あとは株くらいだね。でも、下がってるから、誰がどう頑張っても太刀打ちできないね、いまの状況じゃね。寝て待ってるしかないね。あとは宝くじかな。当たんねえけど。でも、行動を起さないと夢はかなわないからな。買わないことには当たんねえんだから。まずは買ってみる、それが宝くじ、おみくじだよな。
 いずれにしろ、たった500円、ワンコインだけど、たまにはこうしてありがたみを感じてやることが、大事なんでないの? オレはそう思うぞ。

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 読売新聞の水曜夕刊に掲載されている新感覚カルチャー面。旬の人のインタビューコーナー「ALL ABOUT」を中心に、若きタカラジェンヌの素顔に迫る「タカラヅカ 新たなる100年へ」、コラムニスト・辛酸なめ子さんの「じわじわ時事ワード」といった人気連載に加え、2016年4月から、ポルノグラフィティのギタリストのエッセー「新藤晴一のMake it Rock!」、次世代韓流スターのインタビューコーナー「シムクン♥韓流」がスタート。オールカラー&大胆なレイアウトで紹介する2面にわたる企画ページです。

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