カリカ家城インタビュー ★1
【カリカ結成】
―― お笑いをやりたいと思ったのは、いつ頃から?
家城 高校2年ぐらいですね。テレビがすごい好きで、いろいろマネしたりはしてたんですけど、修学旅行をきっかけに、仲のいい友達3人とダチョウ倶楽部さんのコピーみたいことをして遊ぶようになりました。進学校だったんで、2人が抜け、残り2人で「ちぐはぐ」というコンビを組んだんです。記憶が曖昧ですけど、高校の部活動紹介とかで、漫才をちょこっとだけやってかな。普通に働きたくないな、というのがもともとあったので、これで食べられないかなと思いました。夢を持ってというほどではないですね(笑)。お互い浪人しちゃって、大学に入ったらやろうと言ってたけれども、相方は2浪しちゃった。待ちきれなくて、大学生だった林を誘ったんです。
―― 林さんを誘った理由は?
家城 小学4年からの知り合いで、高校も一緒。10人ぐらいで遊んでた仲間の一人だったんですが、一番笑いのツボが一緒で、感性が近いかなと思いました。大学なじめずに悩んでたので、誘っても断られないだろうなってのもありましたが(笑)。
―― 大学に入ったら、すぐオーディションを受けようと?
家城 大学入ったら、お笑いをやらせてもらえるという親との約束だったんです。僕は大学行かないでお笑いやるって言ってたんで、たぶんそれだけは阻止しようと思って、大学という条件をつけたんだと思います。
―― そして、結成したのが1996年12月。
家城 1月に、吉本の渋谷公園通り劇場のオーディションを受けたんですが、落ちました。そのときは、「野茂と石倉三郎を足して、2で割ったらこうなるな」とか、「乱一世にも似てる」とか、それしか言われなかった。
―― でも、3月には合格したんですね。コンビを結成後、数か月でオーディションに合格するほどの実力があった
家城 何ですかね。高校から好きでいろいろ見てたこともありましたし、予備校行きながらも、勉強の合間にネタを書いてたんです。
読売新聞の水曜夕刊に掲載されている新感覚カルチャー面。旬の人のインタビューコーナー「ALL ABOUT」を中心に、若きタカラジェンヌの素顔に迫る「タカラヅカ 新たなる100年へ」、コラムニスト・辛酸なめ子さんの「じわじわ時事ワード」といった人気連載に加え、2016年4月から、ポルノグラフィティのギタリストのエッセー「新藤晴一のMake it Rock!」、次世代韓流スターのインタビューコーナー「シムクン♥韓流」がスタート。オールカラー&大胆なレイアウトで紹介する2面にわたる企画ページです。