みなさんこんにちは! 審査委員長のIKKOです。この恋ナビ対決もいろんなデートプランを提案してきましたけど、今回のお題はいちばん奇妙で、いちばん漠然としたテーマかもしれません。今回のテーマは、「祝!TOKYO★1週間 創刊10周年」の第二弾として「10にまつわるエトセトラデート」です。でも、数に対するこだわりってみんな意外に持ってると思いません? ラッキーナンバーっていうのかしら。そういうところにこだわったデートプランになるのかしら? それじゃ、デート対決の様子を見てみましょう!
「TOKYO★1週間」のプランは「トコトン10にこだわって遊ぶ1日 10X10コで100点満点デート!? 」。まずは「新宿ミラノボウル」へ。ボウリングと言えば10本のピンを倒すゲームですからね。たっぷり10ゲームボウリングを楽しんだ後は、六本木ヒルズ「テレビ朝日」内にあるテレアサショップへ。そう、テレビ朝日と言えば「10チャンネル」ですから。番組グッズのショッピングを楽しんで、最後は西麻布の「焼肉處十々」へ。10にちなんだ店名のお店で、焼き肉を楽しんでデート終了、というプランでした。 対する「読売新聞」のプランは「恋のお手つき 厳禁!! 」と題してのものでした。まずは中央区銀座にある「ファンケル銀座スクエア」で待ち合わせ。ここには建物内に高さ10メートルの「出逢いの滝」があります。次に向かったのは老舗室内ゲーム販売店「奥野かるた店」へ。こちらは大正10年創業なのでした。そして最後は「TOKYO★1週間」と同じく、西麻布の「焼肉處十々」へ。こだわりの焼き肉に舌鼓を打ってデート終了、となったのでした。
振り切った潔さで「TOKYO★1週間」の勝利!
今回残念だったのは、「読売新聞」がちょっとパンチに欠けてしまっていた点でしょうか。屋内に10メートルの滝、というのも面白いんですけど、わたしの感覚からすると「小さくてもいいから本物のがいい」って思っちゃうんです。 対する「TOKYO★1週間」は、本当にこういうのがお得意で、バカバカしいわ(笑)。でも、ボーリングを10ゲームもするなんて、いっそのこと振り切っていて気持ちいいわ。ボーリングが趣味だったり、勝負事に熱くなるようなカップルだったら最後まで楽しくプレイできるでしょうしね。ボーリング自体の敷居の低さもOKです。 それに、体を思い切り動かした後に焼肉、っていう流れも「理にかなって」いて、正しいと思うの。わたしだったら、その間に温泉とかのリラックススポットも差し込みたいところですけどね。 ということで。語呂合わせが得意、っていう部分だけじゃなく、トータルな評価で今回は「TOKYO★1週間」の勝利、です。
「雰囲気」が足りないと中途半端に……
「読売新聞」プランにあったかるた店、ここは写真で見ても素直に「あら、綺麗だわ」と思えるチョイスでした。ただ、ゲーム自体に興味がないとちょっと辛いし、どんなに綺麗でもかるたを見る「だけ」では、デートとして成立しないかもしれないわ。 かるたとかって、たとえば囲炉裏をかこんでぬくぬくしながらとか、火鉢にあたりながらゲームを楽しんだ後はお餅を焼いて食べたりとか、そういう「風情」があって初めて成立すると思うの。 遊ぶものなら遊ばないと楽しみは少なくなってしまうし、遊ぶならそれなりの雰囲気も足してあげないと、どことなく中途半端になってしまうわ。 わたしがいつも言っている「デートで酔いたい」というのも、中途半端ではなく、振り切るからこそ成立するんですから。だって中途半端な感じって、男性の努力が足りないせいのような気がしちゃうんですもの。 男なら、ガツンと振り切って酔わせてくださいね。
愛を込めて IKKO
読売新聞の水曜夕刊に掲載されている新感覚カルチャー面。旬の人のインタビューコーナー「ALL ABOUT」を中心に、若きタカラジェンヌの素顔に迫る「タカラヅカ 新たなる100年へ」、コラムニスト・辛酸なめ子さんの「じわじわ時事ワード」といった人気連載に加え、2016年4月から、ポルノグラフィティのギタリストのエッセー「新藤晴一のMake it Rock!」、次世代韓流スターのインタビューコーナー「シムクン♥韓流」がスタート。オールカラー&大胆なレイアウトで紹介する2面にわたる企画ページです。