編集長(二代目です)
月日がたつのも早いもんで、GWにトロカデロ・デ・モンテカルロバレエ団の取材でNYに行ってから、かれこれ3か月。彼らの23回目の日本ツアーも今月1日に終わってしまいました。私も今年は2、3回は見たいなあ、などと思ってはいたものの、結局、ギリギリで千秋楽のガラを1回見れたのみでした。
非モテ王子もトロックス入り?
会場の渋谷のCCレモンホールはほぼ満席でした。ギリギリで駆け込んで、、公演パンフを開 いたら驚きました。例のNY取材ツアーの写真特集があって、あの労作「タイムズスクウェアに妖精出没」のショットもバッチリ載ってるし、私の姿もちょこっと出ています。あー、私を仲間に入れてくれたんだ!って、ちょっぴり感動してしまいました。
ハイレベルな踊りに満足
さて、開幕です。全般的に見て踊りのレベルはグングン高くなってますね。ローファットキナ(!通受けする芸名だこと。。)が踊った「黒鳥のパ・ド・ドゥ」などは、踊りの部分は、プティパ版を完全に再現できちゃってるから、王子とロットバルトの駆け引きの部分だけで笑いを取るしかない、っていう感じでした。
ジョシュア、ノーブルな王子役
NYで仲良くなった2人も大活躍してました。ジョシュアは「白鳥の湖」第2幕の王子役。オデットと王子の愛を深め合っている時に、「ジゼル」や「シルフィード」の登場人物が乱入するっていう、通向きな筋書きのパロディー版です。ジゼルに浮気をしそうになったり、友人ベンノとの凸凹コンビで笑わせたりとすごく頑張ってましたね。
ベルントとの「瀕死」共演も
「瀕死の白鳥」はガラ公演らしく、3人で踊る豪華版でした。顔ぶれは大ベテランのポール先生と、ベルントとジョシュア!2人とも腕の動きもなまめかしかったし、崩し方も見事でしたよ。ただし、あれだけ屈強な2人なんだから、「瀕死」どころじゃないよね。
終演後は、舞台裏におじゃまして、ベルントに紙面をプレゼントしてきました。「おお、グッド・ピクチャーだ!」って喜んでくれました。もちろん、ジョシュアにも渡してきましたが、すでに衣装を脱いでいたので、撮影は遠慮しました。彼も「おお、よく来てくれた」と大変喜んで迎えてくれ、汗のにじんだ厚い胸にがっしりと私をハグしてくれました!
うーん、まだ体に感触が残ってるぅ。鉄道に引き続き、そっちのほうも開眼?まっ、まさかね。
感想、意見、激励のメッセージは、popstyle@yomiuri.com まで。
読売新聞の水曜夕刊に掲載されている新感覚カルチャー面。旬の人のインタビューコーナー「ALL ABOUT」を中心に、若きタカラジェンヌの素顔に迫る「タカラヅカ 新たなる100年へ」、コラムニスト・辛酸なめ子さんの「じわじわ時事ワード」といった人気連載に加え、2016年4月から、ポルノグラフィティのギタリストのエッセー「新藤晴一のMake it Rock!」、次世代韓流スターのインタビューコーナー「シムクン♥韓流」がスタート。オールカラー&大胆なレイアウトで紹介する2面にわたる企画ページです。