Pop Styleブログ

本文です
前の記事

 (央)です。一昨日25日読売夕刊PopStyle見開き「ALL ABOUT高見沢俊彦」(さま)、ご感想メール本当にありがとうございます。プレゼント応募もまだまだ受け付け中、31日まで! 応募フォームは25日のこのブログに掲載されていますのでぜひご参照ください。紙面に掲載されている4けたの数字が…これも意味のある数。ファンの方なら分かりますよね?…キーワードになっていますのでもう一度紙面を眺めてくださいね♪

 また、記事、ブログへのさらなるご質問、ご感想も、popstyle@yomiuri.com まで、絶賛受け付け中です! 4本までは力、6本からは頭! 携帯メールなら親指だけでできる?! よろしくお願いいたしま~す♪

 さて、昨日予告した「特濃アル中高熱編」こぼれ話。…”王子”以降のみを知るお若い方、アルフィーファン以外の方を置いていってしまっているのではないかという不安もありつつ、もう突っ走ります、どうぞ!!

 ★テレビ出演

 「テレビの功罪というのはよくわかってるんです。利用されちゃう側面もあるかもしれないけれど、アルフィーをやってる以上、曲を聴いてもらうために何か取っ掛かりが必要だと僕は思うっているから」

 ★「右手小指の金指輪」の真実?!

 25日の夕刊紙面では右手小指の金指輪について、「幸せが逃げないから」と実に“王子”的なお答えをしてくださいました。が…実は爆笑な続きが…

  「それはずーっと昔からされてる指輪と同じですか? 昔、それは山口百恵さんの歌に影響してつけたと…」と問うたところ「え、そんなこと言ってた?」とビックリ!!されてました(笑)、ご自分がおっしゃってたのに!

  つい思わず反射的に(差し出がましくも)「『ロックンロール・ウィドウ』の“人目気にするロックンローラー 金の指輪を右手にしてる”を聞いてつけた、って20年前、色々な所でおっしゃってたじゃないですか!」と言ってしまうと、「よく覚えてますねえ!」「『ロックンロール・ウィドウ』か、すごーい!」「そういうことにしようかな」と大喜び(笑)。…だからご自分で昔…

 ★新伝説?「原宿のアパート」

 売れていなかった若いころ住んでらして、売れてから後、実際に住まなくなってからもずっと契約を続けていた「原宿の木造アパート」はファンの間では有名な存在。「今そのアパートはどうなったのですか?」「火事でなくなってしまったみたいなんです」。これにはびっくりしました。

 …ここで私、「実は大昔、そのアパートの外観を見にいったことがある」と告白しました。そこは「熱狂的なファンが忍び込み押し入れに潜り込んでいた」という伝説を、ご本人もネタ的によく語っておいでの物件。約20年前の私と友人は“節度”を自任し、遠目に“礼拝”するような気持ちで眺めにいったのですが、その時凄いものを目撃…何と、大きなビニール袋に汚れた水を入れ、片手にぞうきんを持った熱狂的ファン(フライングVバッジがたくさん胸に光ってました)の女性が建物の中から出てきたのです…! 想像するに、勝手に入って廊下の掃除をして水を持って帰ろうとしていたのですね… まるで都市伝説!! この話をかつての非礼をわびつつ披露しました所、「うっわコワー!」。これからのMCやトークのネタを提供できたかな?!

※実は、高見沢さまに申し上げませんでしたが、さらにコントのような出来事がこの時あったんです!! 「ぞうきんガール」に驚く私たちの目の前を、ものすごく背の高い男性が軽やかにさっさっと通り過ぎた…途端に私の友人、「アーッ!」と叫んで手荷物の中から高見沢さまの切り抜きをたくさん挟んだ透明下敷き(…今もある文化なのかなぁ…)を出し、「サインください!」…何と、おなじころ、大人気だった某バンド「B」の超絶技巧でカリスマ的存在だったギタリストHさんだった! Hさんは目にも止まらぬスピードで通り過ぎ、「超裏切り者」(笑)なその友人と私はその後疎遠になったのでありました。…それこそ都市伝説みたいな実話であります(笑)。

 

 ★あのモデル小説は…

 89年に刊行された山川健一氏の小説「蜂の王様」。女王蜂が君臨する蜂の世界に王様はいない、ということからタイトルは”孤高”の象徴かと思います。ロックギタリスト「高見沢俊彦」が主人公、桜井さん坂崎さんも実名で登場し、中での高見沢様の描かれ方も”Rock”、”無頼”そのもの、ラストが”解散”を示唆して終わる構成だったこともあり、発表当時大変ファンに衝撃を与えた作品でした。小説として、とても哀切で、人生に音楽に恋愛に真摯な主人公の姿が私個人的にはとても好きです。でも、いちファンとして「実在の人物」を作品世界に投影すると、、、正直とても悩ましい作品でした。モデルのご本人にこのことを聞きたい、でも失礼では…と悩みつつ、思い切っておうかがいしたところ、あっさりホッとするお答えでした。

 「山川健一さんにご自分のことを小説に書いて頂いたことがありましたよね、あれは…どういうことだったんでしょうか」

「ああ! 『蜂の王様』ね。あれはフィクション。山川さんご自身が随分作品に入っている。彼の目線で観た僕でしょうね、だから」

「そうなると今回のソロアルバムにも繋がるような(他者から見た「高見沢」を描くという)コンセプトだったんですね」

「うん! そうですね。山川さん、ストーンズとか大好きで…で、僕というものを題材にね、ご自分のことを投影されたんですよ。あの主人公はまるっきり100%僕じゃない」

「…中に、ファンにとっては相当衝撃的な場面が含まれていましたが」

「俺、あんなカッコよくないって! 俺、あんなストイックに生きられないですよ。あれこそほんと”小説の世界”。そりゃ取材も受けたし、モチーフやディテールは使われているけれど…たとえば坂崎の車のキーを取って隠しちゃう、俺が? ありえない、ありえない! 山川さんに『これカッコよすぎだよ、俺』って言ったんだけど『フィクションだからいいじゃん』って(笑)。」

 さて、長々とおつきあい頂き、ありがとうございました…m(__)m 最後にひとつだけ。

 ★ホントにごめんなさい

 今回のインタビュー、実は電子的に録音する「ICレコーダー」と旧式の「カセットレコーダー」を両方回していたのですが、何とICレコーダーが録音失敗! 全く原因は不明、録音されたファイルは存在しているのに、再生だけできないのです。…思うにこれは、「O.Z.Y(王子)」を「お爺」と完全に思いこんでいた失礼な私へのバチだ! この発言をしてしまった時、私は顔面蒼白でテーブルに頭を擦りつけてお詫びしました… 高見沢さまは軽やかに笑って「『お爺』でも別にいいんです。うん、お爺ね。うん。お爺…いいんです」と3回繰り返しつつ許してくださいました。あんまりな私の失言に電子ファイルが再生拒否したんだなぁ… テープもあって、本当に良かった…すみませんでした!!

前の記事

 読売新聞の水曜夕刊に掲載されている新感覚カルチャー面。旬の人のインタビューコーナー「ALL ABOUT」を中心に、若きタカラジェンヌの素顔に迫る「タカラヅカ 新たなる100年へ」、コラムニスト・辛酸なめ子さんの「じわじわ時事ワード」といった人気連載に加え、2016年4月から、ポルノグラフィティのギタリストのエッセー「新藤晴一のMake it Rock!」、次世代韓流スターのインタビューコーナー「シムクン♥韓流」がスタート。オールカラー&大胆なレイアウトで紹介する2面にわたる企画ページです。

掲載紙購入方法
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30