初めまして。Pop Style編集部の(M)です。主に「恋ナビ対決」を担当しています。「TOKYO★1週間」との対決では、現在まで2勝1敗1分と、なんとか体面を保っています。
長雨、いえ、あり得ないほどの豪雨で、日本各地に大きな被害が出てしまっていますね。1日も早い梅雨明けと、また被災地の方々に1日でも早く平穏な日常が戻ってくることを願ってやみません。
さて、「恋ナビ対決」のコーナー、従来の新聞とは趣が異なる写真を掲載していることに、読者の皆さんはお気づきでしょうか。
新聞の写真というものは、人間が写りこむ場合には、芸能人のインタビュー記事など一部を除いては、極端なカメラ目線やポーズを取っている構図というのは避けて撮影するのが一般的です。もちろん、写りこむ人は、街を行く一般の方々であることがほとんどです。ですが、この「恋ナビ対決」では美男美女ぞろいのモデルやタレントの卵の方を起用し、雑誌のグラビアのように(という表現が正しいかはわかりませんが)カメラ目線、ばっちりポーズをとった写真を撮りまくり、使いまくっています。ですが、写真を撮るのは、わが社の写真部所属のカメラ記者。そんな写真を仕事で取る機会などそう多くはありません。私たちペン記者も、撮りたいイメージをカメラマンやモデルさんに伝えるのは、慣れないせいもあり一苦労。あーでもない、こーでもないと、毎回、試行錯誤です。
そして、雨のこの季節。さらに苦労は増えます。
屋外ロケの多い「恋ナビ対決」。毎回がお天気との戦いです。週間天気予報とにらめっこしながらロケ日程を調整。日取りを決めても、前日、当日と、まさに天に祈る気持ちで過ごします。出がけに、天気は持つかな……と淡い期待を寄せても、お天気の神様は、そうそう願いを聞いてはくれません。
良い写真を撮るには粘りが大切。慣れないペンとカメラも、いざ撮影にはいると気持ちがのってくるもので、あれやこれやと構図を作りたくなってしまいます。でも、今の季節、油断しているとどうなるかわかりません。もちろん、朝から雨などとなると、泣きたくなります。私たち記者は、雨に濡れることにはある程度慣れていますし、覚悟もしています。でも、モデルさんたちには申し訳ないことも。カメラも、本来は水に濡れてはいけない機材ですから、極端な無理はできません。じっくりと、でも一瞬を狙った戦いなのです。
そして余談。
若いモデルさんと、(基本的に)若い記者と、カメラマン。食べ物屋さんで「あ~ん」とカメラ目線を作ったり、スパで浴衣の裾をまくった写真を撮ったり、あーだこーだと街中で騒いでいたり、そんな光景は、一般の方の目にはどう映るのでしょう。また、3人とも女性でクルーを組んだ場合はともかく、男性がどこかに1人でも入った時には……。
そんなこんなで、頑張って作っている紙面。
これからも、雨のじめじめと夏の暑さを吹き飛ばすような記事を書いていきたいと思います!
読売新聞の水曜夕刊に掲載されている新感覚カルチャー面。旬の人のインタビューコーナー「ALL ABOUT」を中心に、若きタカラジェンヌの素顔に迫る「タカラヅカ 新たなる100年へ」、コラムニスト・辛酸なめ子さんの「じわじわ時事ワード」といった人気連載に加え、2016年4月から、ポルノグラフィティのギタリストのエッセー「新藤晴一のMake it Rock!」、次世代韓流スターのインタビューコーナー「シムクン♥韓流」がスタート。オールカラー&大胆なレイアウトで紹介する2面にわたる企画ページです。