今週は、ハタチのシンガー・ソングライター、山崎あおいさんの特集です。
山崎あおいさんといえば、最近、ブログが話題になっているそうです。読んでみると確かに、自虐気味で、脱力感あり、あけすけ。シンガー・ソングライターというカッコイイ感じとは距離のある、いわゆる味のある感じです。色々なインタビューを見てみても、そんな雰囲気に通じるものがあり、ちょっと面白いのです。
レコード会社や事務所の方に、聞いてみました。「好きなこと何でもしゃべってるようですが、大丈夫なんですか」「いいんです、いいんです。何でも聞いちゃって下さい」（担当Ｋ氏）「実は、僕らもそこを面白がっちゃってるので。彼女の話だけで酒飲めますから」（担当Ｎ氏）ちょっと驚きました。お笑いの方ならともかく、アーティストの方々はイメージも大切にします。スタッフもあれやこれや、気を使って大変です。ところが、Ｋ氏やＮ氏には、そんな感じが微塵もありません。そこで、創作活動よりも、彼女の面白話に主眼を当てた特集を組んでみることにしました。慶応大学在学中、テニスで全国大会、ヤマハのコンテストでグランプリ。キラキラした経歴を見ると、どんなにオーラを発している人かと思われるでしょうが、 実際会うと、結構、地味です。顔立ちも、かわいらしい感じなのですが、もう一つあか抜けない印象が・・・、いや、そこが何か嫌みがなくて素敵だと思います。インタビューでは、一風変わったエピソード、ともすれば情けない話を、明快に理路整然と、話してくれました。感心しつつ、椅子から転げ落ちそうにもなりました。なるべく、たくさんのエピソードをご用意しました。山崎さんを表す様々な写真に加え、より想像を豊かにしてもらうと、「鉄子の旅」「みんなのあるある吹奏楽部」などで知られる漫画家、菊池直恵さんに漫画を描いてもらいました。あ、図案には多分に、私の想像による曲解も含まれておりますので、どうぞご了承下さい。とにかく、この色々な意味で魅力あるアーティストについて、みなさんが何らかのきっかけで興味を持っていただければという思いを込めた特集であります。気になった所から読んでいただければ幸いです。
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サイン入り「山崎あおいオリジナル“恋の手鏡”」を３人に。プレゼントは、紙面に載っているキーワードを書かないと応募できないので、ぜひ新聞を手に取ってみて下さいね。応募はこちらをクリックしてください。３月１６日（日）が締め切りです。紙面、ブログへの感想、質問は、popstyle@yomiuri.comへお寄せください。
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読売新聞の水曜夕刊に掲載されている新感覚カルチャー面。旬の人のインタビューコーナー「ＡＬＬ ＡＢＯＵＴ」を中心に、若きタカラジェンヌの素顔に迫る「タカラヅカ 新たなる１００年へ」、コラムニスト・辛酸なめ子さんの「じわじわ時事ワード」といった人気連載に加え、２０１６年４月から、ポルノグラフィティのギタリストのエッセー「新藤晴一のＭａｋｅ ｉｔ Ｒｏｃｋ！」、次世代韓流スターのインタビューコーナー「シムクン♥韓流」がスタート。オールカラー＆大胆なレイアウトで紹介する２面にわたる企画ページです。
