読売新聞水曜夕刊に掲載している新感覚カルチャー面popstyle(ポップスタイル)。今週は、ダンスロックバンド、DISH//が登場です。ボーカルを務める北村匠海さんがここ1、2年、映画にドラマに大忙しの活躍を見せるため、最近注目が高まっているようにも見えますが、結成は2011年で北村さんが14歳の時から続けているんですよね。もっと早く紹介してもいいバンドだったのですが、20歳を過ぎて自分たちの決して真っすぐじゃなかった道を客観的に見つめられる大人になった彼らの言葉を聞くと、今こうして特集できたことを良かったと感じました。
4月3日に発売した3作目のアルバム「Junkfood Junction」が今週発表されたオリコン週間チャートで2位と、好調を維持するDISH//。アルバム2位は最高位でおめでたいですが、まだ1位に輝いたことはないのは意外な気もします。なにせ内容的には、傑作と自信を持ってお薦めできる作品。1曲1曲際だった個性があるので、1回聴いただけでどの曲も印象に残る。これは特異なことと言っていいかもしれません。
プロデューサーの新井弘毅さんが王道的ポップソングを提供してアルバムの根幹をどっしり作り、そこに、UNISON SQUARE GARDENの田淵智也さん、あいみょんさん、田村歩美さん、オカモトショウさんら気鋭のアーティストたちが渾身の力作を提供。どれも遊び心に富んでいて、「DISH//にこんなことやらせたら面白いんじゃないか」と喜々として作っている感じがします。振り幅の大きい楽曲たちですが、どれもDISH//に似合うというのは不思議でありスゴイことだと思います。音楽の楽しさが目いっぱいに詰まったアルバム、是非聴いてほしいと思います。
おっと、りアルバムが素晴らし過ぎたので、紙面の紹介が後回しになってしまいました。今回のメイン写真は4人が並んだまわりにお皿やコップ、スプーンなどが浮かんだ不思議な絵に挑んでみました。新聞らしからぬ紙面作りが身上のポップスタイルならではの試み、ぜひお楽しみいただけたらと思います。インタビューでは、これまでの歩みやアルバムへの思いなどのほか、4人の仲の良さ、絆が感じられるコメントも満載です。スラッシャー(DISHi//ファンのこと)の方々はもちろん、詳しく知らない人が読んでも彼らのことが好きになってしまうのではないかなと思います。是非、紙面を手に取っていただければ!
★毎月第2週は「2.5次元のトビラ」。今週はハイパープロジェクション演劇「ハイキュー‼︎」"東京の陣"主演の永田崇人さんのインタビューをお届けします。このコーナーは昨年度、須賀健太さんにめいっぱいお世話になりました。永田さんの活躍は、"烏野、復活"で初めて見た時から胸に刻まれていて、いつか登場してほしいなと思っていました。
★「SCENE」のコーナーでは、ポップスタイルではおなじみ、堂本光一さんの舞台「Endless SHOCK」の東京千秋楽のレポートを。1700回という偉業を達成し、令和時代も突き進みそうな公演。読売新聞オンラインにも掲載されます(新聞購読者で登録された方が読めます)。
★令和といえば、「辛酸なめ子のじわじわ時事ワード」が早くも取り上げたのが「令和ビジネス」。発表されてヨーイドンとばかりに、一声に「令和」を掲げたアイテムが飛び出しました。その消費のされ方の早さに一くさりされております。
★そして、俳優、東啓介さんによる新コラム「一筆啓上」が始まりました。タイトルに名前の一文字が入っているだけでなく、実際に毎回色紙に一文字書いていただいております。書道六段の東さんならではの企画です。
★先週から始まった、霜田あゆ実さんの一コマ漫画「今日はどんな日」。今日4月10日は「駅弁の日」なんですね。「4」と「十」を組み合わせると「弁」という字に見えるからと、やや強引な由来のようです。
★来週の大特集「ALL ABOUT」は、シンガー・ソングライターあいみょんが登場です。
【プレゼント】
人にプレゼントします。応募には紙面掲載のキーワードが必要です。応募はこちら 、または、https://qooker.jp/Q/ja/popstyle/taikai/ をクリックしてください。4月14日(日)午後11時締め切りです。