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宇宙飛行士 若田光一との対話ブログ 小林麻央さんとの対話

宇宙では毎日8時間半寝ています

2009年4月10日
  宇宙の若田さんが、横浜・桂小の子供たちの質問に答えてくれました。
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 Q1一番好きな、また一番嫌いな訓練は、何でしたか。

 好きな訓練はいろいろありますが、中でも航空機操縦訓練は特に気に入っています。これはNASAのT-38ジェット練習機の操縦を通して宇宙飛行士に不可欠な状況判断能力、システム運用能力、連携作業能力などを鍛える訓練ですが、大空を自分で駆け回れるのは本当に楽しいことです。
逆に嫌いな訓練というのはないのですが、特にきつかった訓練といえば、ISS長期滞在に向けて行った雪山でのリーダーシップ訓練でした。これは真冬の雪山で、クロスカントリースキーを履き、重たい荷物を載せたそりを引きながら、チームみんなで協力して指定された課題をこなしながらゴールに向かい、リーダーシップやフォロワーシップ(日本語ではまだなじみがありませんが、リーダーを上手に支えて協調作業をスムースにこなす能力です)自己管理能力などを鍛える訓練です。

 Q2宇宙では、どんなときに何時間くらい寝ているのですか。

 国際宇宙ステーションでの時間は地球上のどこの時間と同じか知っていますか?実は、アメリカではなく、グリニッジ標準時というイギリスあたりと同じ時間に設定されているんです。日本からだと、ちょうど9時間時計を逆回しにしたのと同じです。睡眠時間もルールブックで決められており、一日8.5時間は眠ることとされています。思ったより長いように感じるかもしれませんが、これは宇宙では少しのミスが生命に関わったり、多くの人と多くの時間をかけて準備してきた作業を台無しにしかねないので、きちんと睡眠をとって日中の作業を万全に行うためなんです。

 Q3若田さんにとって、宇宙飛行士として大切なものは何ですか。

宇宙飛行士として重要な資質は一言で表現すれば「運用のセンス」と言えると思います。この「運用のセンス」を代表する能力として、「正確な状況把握」、「的確な作業の遂行」、「優れたコミュニケーション能力」が挙げられると思います。

桂小の子供たちから若田さんへのメッセージはこちら 

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宇宙の若田さんの写真


Chijou
地上の若田さんの写真   


Eth きぼう アラカルト
(ニュースでたどる若田さん@SPACE! )

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投稿者:MACK

ジェット機による操縦訓練ですかぁ。確かに超音速の大空を
舞台に仲間と連携をとって、目的を成し遂げるというのは、
気持ちが良さそうですねぇ。
フォロワーシップ、初めて聞く言葉です。意味だけを考えると日本では当たり前の事ではないかと思えますけど、文化や習慣や考え方が異なる英語圏から生まれた言葉だと思うと多分、自分が思ってるより多くの意味が含まれてるように思えます。
睡眠時間が8.5時間というのは、人間がベストの状態を
維持するためにそれ位の睡眠が必要という事なんですかねぇ。だとしたら、私は、相当な寝不足だなぁ。(笑)
宇宙飛行士になるには、運用のセンスが必要ですか。でも、
これって、私達のように普通の仕事を持った社会人にとっても
必要な事ですよね。(まぁ、レベルが段違いですが。)
私も頑張って磨きをかけようと思いますっ!

受信: 2009年04月10日16時25分
投稿者:たまご☆ごはん

フォロワーシップいい言葉です。
リーダーがいないとよく言われてますが、実は、フォロワーシップを持つ人が減っているように思います。
去年の表現する漢字が「変」でしたが、世の中のバランスが崩れているようによく感じます。
宇宙に浮かぶたった一つの地球にいるのだということを忘れずにみんなで協力しあっていければ、もっと世界は素晴らしい方向に進んでいけると信じてます。
まずはできることを自分自身から始めて行きたいと思います。

受信: 2009年04月10日21時09分
投稿者:

若田さんの♪桂小学生の皆さんの3つの質問に答えたのを読んで♪凄くビックリしました!若田さんって!宇宙訓練の好きな物は!あっても!嫌いな物は無く!きつい物はあると聞いて!やっぱり!自分の好きな仕事に就いているだけあって!凄く凄いな〜と感じさせられました!後!地球と宇宙の時間の差は!約!9時間もある事が解り♪凄く勉強になりました♪ それから!宇宙飛行士の睡眠時間は!8、5時間と決められていると解り♪凄く勉強になりました♪それと♪宇宙飛行士になるのに!一番必要なのは!(センス!)と解り!又々勉強になりましたし!どの分野の仕事も!(センス!)は必要と感じさせられました!

受信: 2009年04月10日22時25分
投稿者:S.F.

 漠然と疑問に感じていたどうやってリーダーを決めるのか、また各人が各分野のプロフェッショナルでありリーダーシップも備えた人たちをどうやってまとめ目的を遂行していくのかという答えがわかった気がします。フォローワーシップという能力を鍛える訓練までを行っていると知れて納得しました。逆に宇宙飛行士になるまで自己を高められた人には既につまらないこだわりなどないのかもしれませんが。

受信: 2009年04月11日10時19分
投稿者:T.こーじ

こんばんは!今夜も楽しく拝見しております!

若田さん、ありがとうございます!
私の知る限り、ここまで具体的な訓練内容を記したものがなく
将来、技術者が宇宙へ進出する際、今から身につける技術の
参考に大いに役立ちました!

また、睡眠時間の厳守、作業の運用のセンス、
私のお仕事の効率が、大いに上がり、これ以上の『コツ』は
ありません。

この宇宙ブログでの若田さんの言動は、具体的で、示唆に富み
僅かでも若田さんに近づける感じがし、感謝あるのみです。
ありがとうございます!

受信: 2009年04月11日22時49分

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