こんにちは、こんばんは、おはようございます、popstyle編集長の森田睦です。
ALL ABOUT 鞘師里保さんのこぼれ話2回目です。
今回も少々長くなりますので、先に今週(9月2日号)のラインナップを
- ALL ABOUT 鞘師里保さん
- 民ゾクッ学! 見沼の竜神伝説
- 注目 藤井道人監督
- 田村芽実さんコラム「ひめごと」
- じわじわ時事ワード「116歳の誕生パティー」
- 今日はどんな日 宝くじの日
【プレゼント】
鞘師里保さんのサイン入り写真を1人にプレゼントします。応募には紙面に掲載したクイズの答えが必要です。応募はこちら 、または、https://qooker.jp/Q/ja/popstyle/taikai/ をクリックしてください。9月6日(日)午後11時締め切りです。
夕刊購入方法は、こちらでご確認ください。
http://blog.yomiuri.co.jp/popstyle/2018/12/post-1853.html
鞘師さんについてもう一つ印象に残っている出来事があります。
2014年11月26日の横浜アリーナでのコンサートです。道重さゆみさんの卒業公演でした。
足を痛め、アリーナステージに移動できない道重さんの元に譜久村聖さんが走って駆けつけてデュエットした伝説の「フクムラダッシュ」が生まれたコンサートでもありました。
やはり在籍最長記録保持者であり、プラチナ期を支えた道重さんが卒業するコンサートなので、私も含め観客の皆さん、そしてメンバーに最初から湿っぽさがありました。
しかし、一人違う雰囲気をまとったメンバーがいました。鞘師さんです。私の勝手な思い込みかもしれませんが、オープニング曲「TIKI BUN」から何かの意思というか、覚悟を感じました。ピラミッド型フォーメーションの頂点でパフォーマンスに集中し、湿っぽさを寄せつけないオーラをまとっていました。(まとっているように見えました。)
このオープニングでの鞘師さんの様子を見て、今日は道重さんの卒業式であると同時に、モーニング娘。の顔が鞘師さんに替わる、新女王戴冠式でもあるのだ、と感じました。「道重さんが去った後のモーニング娘。は私が引っ張りますから大丈夫ですよ」と、パフォーマンスで、背中で語っているように思えたのでした。
私が感じたことは単なる妄想だったのか、それとも・・・。6年越しに疑問に思っていたことを今回のインタビューで鞘師さんにぶつけてみました。
「もともと本人に直接気持ちや意気込みを伝えるのが得意なタイプじゃないんです。結果で見せることしかできないという傾向が自分の中にあって、それが(横浜アリーナの)ステージでも出たんだと思います。(道重)先輩を送り出すというだけではなくて・・・。私はMCができないから、MCで引っ張ってくれるメンバーはいますが、パフォーマンスは自分がやっていかなければいけないと思っていました」
・・・当たらずとも遠からず、といったところでしょうか。本人に答えてもらってスッキリしました。
そのパフォーマンスにかける意識の高さ、ストイックさが表れた言葉を最後に紹介します。「絶対的エース」と呼ばれて、どう思っていたかを聞いた時の答えです。
「別に会社から『あなたがエースですよ』と言われたことは全くなかったです。みなさんから『絶対的エース』と言われるから苦しんでいたわけではなくて、現実、改善したいなと思うことがあったり、自分で自分のことを許せないことがあったりして、これができていない、あれができていないと。自分で『なんでだろう』って悩んでいました」
これから鞘師さんは幅広く活動していくそうです。“アイドルの出口戦略”はとても難しいです。モーニング娘。に限らず、グループを卒業した後、在籍時と同等またはそれ以上の輝きを放つことができずにいる方が多いのも事実です。
初志貫徹してモーニング娘。加入という目標からブレなかったこと、ストイックさ、自身を俯瞰できる冷静さ・・・。インタビューさせていただき、そういった鞘師さんのパーソナリティーやマインドを知れば知るほど、決して易しくない道かもしれませんが、鞘師さんに期待せずにはいられませんでした。
実は鞘師さんへのインタビューは、2014年夏以来となります。また6年後(でなくてもいいので)、何周りも大きな存在となった鞘師さんをまた取材できることを楽しみにしています。
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