今週のALL ABOUTは新日本プロレス所属のトップレスラー、オカダ・カズチカ選手です。
プロレス愛好歴20年の「YYスタイルズ」こと吉田祐也記者が、都内の新日本プロレス道場を訪問しました。
私がオカダ選手を知ったのは2012年1月の東京ドームでの凱旋(がいせん)試合をテレビで見たときです。無名の選手が突如「レインメーカー」を名乗っていました。「金の雨を降らせる」という言葉が本物かどうか、直後のシリーズの試合を後楽園ホールで観戦しました。
そこで見たオカダ選手のドロップキックやリバースネックブリーカーという古典技は、とても華があるものに感じました。疑いの目で見ていた私の考え方は、生で試合を見て変わりました。試合序盤には大きかったブーイング。しかし、終盤にはブーイングはなくなり、声援も起きていました。その後、オカダ選手はIWGPヘビー級王座を奪取し、瞬く間にプロレス界の「顔」となりました。
上から目線のキャラが定着しているオカダ選手ですが、会ってみると実に好青年。温度が上がりすぎていた道場を気にして、暖房を切ったり、写真撮影で映り込みそうな器具があるとどかしたり。チャンピオンなのに腰が低い。プロレスのキャラとは違いました。リングに座った状態でインタビューするというプロレスファンにはたまらないシチュエーションも経験できました。
オカダ選手は11日に、IWGPヘビー級王座の3度目の防衛戦を控えており、チャンピオンベルトを抱えて写真撮影に臨んでくれました。オカダ選手はひょいとベルトを持ち上げたので、私もちょっとベルトを持ってみようとケースから取り出しましたが、びっくりするくらい重い。ベルトを両手に抱えて中腰の体勢で踏ん張った瞬間、スーツのお尻の部分がビリビリと裂けてしまいました。ベルトの重さは8㌔くらいあるそう。これを軽々と持つレスラーのパワーに感服しました。
長身でイケメン、華麗な技を生で見たら、オカダ選手のすごさがわかると思います。読者のみなさまも全国各地を転戦する興行で「レインメーカー」を目撃して下さい。プロレスの価値観が変わるかもしれません。
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読売新聞の水曜夕刊に掲載されている新感覚カルチャー面。旬の人のインタビューコーナー「ALL ABOUT」を中心に、若きタカラジェンヌの素顔に迫る「タカラヅカ 新たなる100年へ」、コラムニスト・辛酸なめ子さんの「じわじわ時事ワード」といった人気連載に加え、2016年4月から、ポルノグラフィティのギタリストのエッセー「新藤晴一のMake it Rock!」、次世代韓流スターのインタビューコーナー「シムクン♥韓流」がスタート。オールカラー&大胆なレイアウトで紹介する2面にわたる企画ページです。