フリースタイルフットボールという競技をご存じですか。サッカーボールを使って華やかなパフォーマンスを繰り広げる競技で、基本はリフティングの超絶技巧を競い合うものなのです。さて、この競技で世界大会を制覇した日本人が今回、紙面で紹介する徳田耕太郎さん。22歳とまだ若いのですが、
これまでの戦歴は彼がベテランであることを物語っております。もともとサッカー部に所属していた徳田さんが、どうしてこのフリースタイルフットボールの世界に足を踏み入れたのか。そして今後の野望は何なのか。そんな多くの疑問をぶつけてみました。
都立代々木公園で徳田さんの撮影を行うことになりました。約束の時間よりも少し早く訪れた徳田さんは、何の準備運動もせず、無造作に普段やっているプレーを披露してくれました。見て数秒で、「この人の体の構造はどうなっているんだろう」と驚かされました。頭、肩、首、胸、足裏、膝などなど体のありとあらゆる部位がまるでボールとくっついているかのような錯覚を覚えるほど鮮やかなワザを見せられたからです。すごくかっこいい。実際には何の音楽もかかっていないのに、徳田さんの周辺だけビート系やパンクといった激しい旋律の音楽が流れているよう。そう、つまり「音」が感じられる演技だったのです。サッカー選手としては「才能がなかった」という徳田さんは高校入学時からフリースタイルフットボールに専念し、あっという間に腕前をあげていきました。その神髄は「自分の犯した多くの失敗」と聞き、何だか勇気づけられました。彼いわく、「失敗したら、その失敗をうまく活用することで新たな技に成長させられるケースが多い」と。練習メニューはすべて自分で考えているとも聞き、一流の人は創意工夫を凝らす才能がふんだんにあるのだなと改めて感じ入った次第でした。最低でも2年かけて、「もう一度世界の頂点に立つ」ことを決意している徳田さん。きっと彼ならやってくれそうな感じが漂っていました。
新連載「辛酸なめ子のじわじわ時事ワード」が今回、取り上げたのは、テレビドラマ「テラスハウス」を巡る話題でした。結構、熱心な視聴者の多いドラマの背景に潜む心理をいつも同様鋭く分析する辛酸さんの文章に感嘆しきりでした。イマ推しっ欄は、「ジャニーズWEST」のデビューシングル「ええじゃないか」が4月23日に発売されるという話題に引っかけてメンバーの皆さんの個性に迫ったインタビュー記事になりました。メンバー7人の息のあった様子を紙面で堪能していただければ幸いです。数土直志さんのアニメ月評が取り上げたのは、巨大ロボットアニメが盛況であるという話題を取り上げました。
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読売新聞の水曜夕刊に掲載されている新感覚カルチャー面。旬の人のインタビューコーナー「ALL ABOUT」を中心に、若きタカラジェンヌの素顔に迫る「タカラヅカ 新たなる100年へ」、コラムニスト・辛酸なめ子さんの「じわじわ時事ワード」といった人気連載に加え、2016年4月から、ポルノグラフィティのギタリストのエッセー「新藤晴一のMake it Rock!」、次世代韓流スターのインタビューコーナー「シムクン♥韓流」がスタート。オールカラー&大胆なレイアウトで紹介する2面にわたる企画ページです。