Pop Styleブログ

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 クリスマスなんて、まあ、オレは別段気にしないけど、クリスマスが近くなってくると、街にエメリゲーション……じゃねえ、なんだ? イルミネーション? がなかなか艶やかでな、ああ、年の瀬が迫ったんだな、って気はするよな。でも、クリスマスって、何の日なのかみんなちゃんとわかってっか? 七面鳥の誕生日じゃねーぞ(笑)。そこんとこちゃんとわかったうえで、きっちり男気を見せてほしいもんだな。だから、クリスマスにも男気を見せてみろ!

どっちもダメで「引き分け」_s

 さて、どんな男気あるクリスマスを演出してくれるのか、さっそくジャッジしていくぞ。まずはいつものように「読売新聞」からだ。なになに、「銅」はどんな寂しいクリスマスかラジオに送れってか? いきなりだが、電波で寂しさを語れって、「男気を見せろ」なんだから「寂しさを語れ」ってこと自体がテーマから外れてんじゃねえの? これ「読売新聞」さん? 「TOKYO★1週間」がこっちに紛れ込んでるんじゃねえの?(笑) クリスマスだからそんなことも起きるのかな。それから何だ、悪いサンタのプロレスか。「銀」がプロレスを見に行くことで男気を見せろって、どういうことなのかな。そんでもって最後の「金」が「ひとりで叫べ」、ダイビングして、ジェットコースターに乗って、それが男気と。どういう意味なの? 「いつからかクリスマスイブは恋人と過ごすという風潮になりました」ってそれはその通りだと思うけどな。ただ、だからと言ってひとりで恋人たちのいるところに行って根性を鍛えようっていうのは、ちょっと意味が違うよなあ。今回の「読売新聞」は「TOKYO★1週間」がやりそうなことをやってるな。ちょっと「読売新聞」らしくない。あれじゃないの? ボジョレーヌーボーでも飲みすぎたんじゃねえの? 今年のボジョレーヌーボーはちょっと軽くて、オレ好みの味だったけどね。コレじゃあ今回は、「TOKYO★1週間」はチャンスだな。アイツらがどう出てくるか、ちょっと楽しみだね。どれどれ……。
 うーん……ひとりでラブホテルに泊まってもなあ。ストレスが溜まるだけだよな。そういうところでやせ我慢したって、それは男じゃねえんだよ。誰が決めたんだか知らないが、世間的にはクリスマスはそういうもんだって決ってるんだったら、それなりの振りをしないと、仏さんも怒るだろう? 仏様じゃねえか。キリストさんだな。こんなのは男気でも何でもないな。ただのやせ我慢だ。
 それでな、どっちにも言えることなんだが、自分って人間もね、磨けば光る玉なんだから、そんなに卑下することはないよな。だから、今回は引き分けだな。意味がわかんない。どっちもダメの引き分けだ。

クリスマスだからこそ、男気を見せろ!

 _s_2 クリスマスっていうのはね、ある面ではもちろん宗教的なお祭りだし、ある面ではもうすぐお正月が来るね、今年も終わりだねっていう象徴的なお祭りでもあるよね。みんなボーナスももらって、心の余裕を持って年末を迎えるっていう、そういう象徴的な行事だよね。オレなんかは昔からそんな心の余裕なんてなかったからね。毎日が戦場であったし、また毎日がお正月、毎日がクリスマスみたいなもんだったからね。別段これといって特別なことはしてこなかったんだけどね。
 でも昨今は、今日は何の日明日は何の日だとか、いろんな休日が多くなってきてるから、その都度大げさにやってるとめんどくさいし、大変だしな。だからクリスマスみたいなときにまとめてきちんとそういう行事に付き合っておくってことも、人間には大事だよね。
 今回のお題は「クリスマスだ! 男気を見せろ!」ってことなんだから、たとえばいつもは定食にちょっと毛が生えたような料理を食べてるとしても、その日だけはどっかのホテルで上等な何とかコースを食べるとかね。いまはワインのご時世なんだから、ボジョレーワインでも、甲州ワインでも何でもいいから、それで最高級のコースをね、自腹を切ってもいいし、会社の接待費でもいいから、うまく調整して彼女を招待するとかね。彼女のご両親をご招待してもいいだろうし。お父さんお母さんは仏教だけど、それはさておいてクリスマスってことでちょっと奮発するとか、それくらいあってもいいだろう。そういうことが「男気」ってことなんじゃないのかな。
 別に彼女と過ごすことがいけないなんて、ガッツさんはひと言も言ってないぞ。ボクシング界で一二を争うプレイボーイの石松さんなんだからな。
 まあ、まだまだ精進が足りない、ってことだな。

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 読売新聞の水曜夕刊に掲載されている新感覚カルチャー面。旬の人のインタビューコーナー「ALL ABOUT」を中心に、若きタカラジェンヌの素顔に迫る「タカラヅカ 新たなる100年へ」、コラムニスト・辛酸なめ子さんの「じわじわ時事ワード」といった人気連載に加え、2016年4月から、ポルノグラフィティのギタリストのエッセー「新藤晴一のMake it Rock!」、次世代韓流スターのインタビューコーナー「シムクン♥韓流」がスタート。オールカラー&大胆なレイアウトで紹介する2面にわたる企画ページです。

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