ゴルフはオレの趣味だ。もう30年もやってるけどな、いまでも月に2、3回はやってるな。んで、ゴルフの本場といえば英国、英国といえば全英オープンゴルフだな。オレも一度くらい、全英オープンゴルフに出てみたいモンだよな。どーにかできないの?
「読売新聞」圧勝!
よーし、んじゃあ今回はどんなのが出てっか、ジャッジしてみっかな! 「読売新聞」は女の子のモデルさんだな。「練習、服装… それから笑顔?」ということで、「金」が六本木の「ゴルフバー リンクス六本木」、「銀」が「トータルゴルフフィットネス」そして「銅」が「プリングル オブ スコットランド青山店」のみっつだな。 対する「TOKYO★1週間」の方は1位が高田馬場の「ブライシス ライフ」、2位が赤坂の「GOLF & BAR GRIP」、そんで3位はチケット買って勝手に行って、だそうだ。投げてんな、こりゃ。どうなってるの?(笑) それじゃあ、公平にジャッジしていこうかな。「読売新聞」の1位、コレは何? シミュレーションなの? オレたちにとってはゴルフはコースを歩くことも含めて「運動である」ってことが大事だからな。こういうシミュレーション的なもんは興味ないし、必要ないもんだ。 ただ、このモデルさんは女性でな、しかも見たところあまりゴルフをやっているようには見えないでしょ? そうすると大事なのはジャンケンポンのグーじゃねえけど、そういう最初のとっかかりなんだよな。女性なんかは最初はこういったゲームみたいなシミュレーションで入ってもらって、というのはいーんじゃないかい? たまにな、コースにあったまくるのがいるんだよ。練習もしないでコースに来てな、後ろでオレたちが待ってるっていうのに「こう振るんだ」とか「こうするんだ」なんてレッスンが始まっちゃってな。でも空振りしちゃったりして。こちとらストレス解消に行ってるのに、よけいストレスたまっちゃうぞこの野郎、いいかげんにしろってな。だから、「読売新聞」のこのシミュレーションは、いいんでないの? これでよーく練習することが大事だよな。 「TOKYO★1週間」は、まだメガネかけてないの? メガネかけろって言ったでしょ? この絵の顔が、オレの知り合いの息子にそっくりな人がいるんだよ。だからメガネかけろ、な。そんでもってネタはかぶってるのか。この人ホントに130出したことあるの? メガネがないから視点がぼやけてるんじゃないの? バーで飲みながらゴルフも悪くないけど、ゴルフもスポーツだからな。紳士淑女としては、やっぱりお酒を飲みながらスポーツっていうのはないんじゃないかなあ。オレなかは血反吐を吐きながらボクシングの練習をしたもんだがな。正反対だ。やっぱりちょっとゴルフの意味を分かってねえな、「TOKYO★1週間」は。メタボリックだからじゃないの? 今回は「読売新聞」の圧勝だな。ノックアウトだ、うん。
外に出てパッション!
ゴルフはさ、下手でもいいのよ、間違ってもいいけど、それをどう正すかが大事なんだよね。一生懸命やってれば、下手くそでも腹は立たないんだよ。でもなあ、ちんたらやってるとオレもつい「おいこの野郎!」って言いたくなっちゃうよな。人生と一緒でな、ボールのところに行くまでの動作は機敏に、いざボールを打つ段になったらゆっくりじっくり時間をかけて。仕事でもなんでも一緒だな。 言ったようにオレにとってはゴルフはスポーツだし、月に2、3度の運動なんだけど、やっぱりいつもの仲間と行くってことが大事なんだよな。人と人との、こみ、こみにけーしょん? 丸いボールを追いかけてな、みんなで楽しんで人脈も広がる。球技っつーのは要するに丸なんだよ。お金も丸だし、地球も丸いでしょ? 丸いものを追いかけるっていうのは、人間の本能なんだよ。だから球技は楽しいんだね。みんなで丸いものを追いかけて、お金のある人は自分だけで持ってないで、オレのところにちょっと寄付してほしいの。使い方をオレが教えてやるからな。教授だし。 これからはもっと暖かくなるしね、けーちち、けーちつ? 啓蟄だな。啓蟄のころも過ぎて、虫も騒ぎだすころだからな。今回のテーマは選んだパッションがよかったな。パージョンもいいな、今の季節だし、外に出てゴルフするのも、いいんでないの?
読売新聞の水曜夕刊に掲載されている新感覚カルチャー面。旬の人のインタビューコーナー「ALL ABOUT」を中心に、若きタカラジェンヌの素顔に迫る「タカラヅカ 新たなる100年へ」、コラムニスト・辛酸なめ子さんの「じわじわ時事ワード」といった人気連載に加え、2016年4月から、ポルノグラフィティのギタリストのエッセー「新藤晴一のMake it Rock!」、次世代韓流スターのインタビューコーナー「シムクン♥韓流」がスタート。オールカラー&大胆なレイアウトで紹介する2面にわたる企画ページです。