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 混浴はなあ、ほら、オレなんか混浴のお風呂に入ってもさ、もしうっかり痴漢なんかに間違えられちゃったら大変でしょ? そう考えるとリラックスできないから、よけいストレス溜まっちゃうのよ。だからそういうとこにはあんまり行かないんだ。お風呂はひとりでゆったり手足を伸ばして入るものって思ってるからね。でもさ、恋人や家族とリラックスしたい人もいるだろうし、見えちゃったら、それは事故みたいなモンだろ?(笑) ま、そんなオレを納得させるような混浴スポット、あるなら見してみてよ、ジャッジしちゃうからさ。

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両者健闘で引き分け!

 温泉ってのはいいよな。いまの世の中、寒々しい話題ばかりだからさ、そんなときは温泉にでも入って、ゆっくりすればいいんだよ。だいたいな、温泉ってのはいろいろ効能がとか言ってるけど、ありゃあ一番の効果は精神的に安定するってことなんだよ。温泉に入って宿に泊まってさ。普段食事の仕度で忙しいお母ちゃんも、上膳据膳でのんびりできる。バカな犯罪を起す前に、みんな温泉に行ってゆっくりすればいいのにな。そんなわけでな、温泉といえばみんな混浴なんだろ。どんな混浴スポットが出てきたか、オレがジャッジしてやっからさ。 

 「TOKYO★1週間」はまず地獄谷温泉だな。雪の中で猿と混浴か。これは「読売新聞」の方とも一緒だな。両方とも地獄谷温泉が一番ってことで意見が一致したわけか。あと「TOKYO★1週間」は秋田県の乳頭温泉、宮城県の鬼首温泉か。「読売新聞」の「北川温泉」で「アメリカを見ながら風呂に入る」ってのもバカバカしくていいな。次はどこだ? 熊本の阿蘇か。あっそう。どっちも遠いところまで取材に行って頑張ったな。パッと見では6:4で「読売新聞」の勝ちかな、とも思ったんだが、紙面を見ると「TOKYO★1週間」のマンガの方も、雪の中で温泉に入る醍醐味がよく表現されててなかなかだ。こりゃあ、正月早々からドローだ。両者よく健闘してドロー! 引き分けだな。

地獄谷では猿に遊んでもらえ!

 地獄谷温泉は、オレも行ったことあるんだが、宿の女将がおばあちゃんでな。いい味のおばあちゃんだったな。昔の人はいいことを言うよな。女が古くなったと書いて「姑」だ。それはそうと、地獄谷では猿にやられたんだよな。オレは風呂で歯を磨くんだけど、地獄谷温泉の猿はオレの歯磨き粉を持って逃げやがった。びっくりしたよな。買ったばかりの歯磨き粉だったんだが、猿のヤツ下の川でせっせと洗ってたよな。汚くないってえの。失礼な猿だ。

 _s_2 まあでもな、自然の温泉だからな、人間とも共有してやるか、人間と混浴してやるか、ってくらいで猿も堂々としてるのよ。オレたちが入っていっても「アンタ何しに来たの?」くらいなもんだよ。だからな、サルとの混浴は正しいのかもしれないな。オレも今度行ったら歯磨き粉にはヒモをつけてな、猿と引っ張り合いしてやろうと思ってるのよ。敵もサル者だが、オレもサル者だからな。ガッツ猿もな。そんな感じで、地獄谷に行ったら猿と仲良く遊ぶ、これが正解だ。
 猿の話ばかりになっちまったが、混浴ってのは温泉ならではのものだから、奥さんや彼女と一緒でもいいし、猿と混浴でもいいけどな、みんな一度は経験してみるべきだな。ただし、混浴が趣味になっちまうと、これはもう変態だからな。それは気をつけろよ!

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 読売新聞の水曜夕刊に掲載されている新感覚カルチャー面。旬の人のインタビューコーナー「ALL ABOUT」を中心に、若きタカラジェンヌの素顔に迫る「タカラヅカ 新たなる100年へ」、コラムニスト・辛酸なめ子さんの「じわじわ時事ワード」といった人気連載に加え、2016年4月から、ポルノグラフィティのギタリストのエッセー「新藤晴一のMake it Rock!」、次世代韓流スターのインタビューコーナー「シムクン♥韓流」がスタート。オールカラー&大胆なレイアウトで紹介する2面にわたる企画ページです。

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