Def TechのMicroさんの特集、いかがだったでしょうか。まさに、今、Microさんが新たな波に乗っていることがお分かりいただけのではないでしょうか!(本紙に続いて執拗ですが、サーファーということで)
記者も初めてお目にかかったのですが、すぐに胸襟を開いてくれてフレンドリーに何でも話してくれて、仕事を忘れて笑いっぱなしのインタビューでした。
「僕のキャラは芸能に向いてるけど、今まで出せなかったんですよ」。今、彼がアップしているYoutubeの動画は驚くほどはじけていますが、今まではこんなに面白キャラ全開にしてなかったそう。サービス精神いっぱいに振り切ってくれたMicroさんの印象的な言葉、紙面に載せられなかった分もちょっとだけ公開しちゃいましょう。
まずは、Microさんに掲載紙面はこんな感じです。とお見せした時。このとき記者が見せたのは、2008年のジェイク・シマブクロさんの特集紙面。ご存じ、ハワイの超絶技巧ウクレレ奏者です。実は、この紙面ではShenさんもジェイクさんとの対談で登場しているのです。
Microさんは紙面を一瞥するや一言。
「めちゃくちゃ仲悪かったころですね!」 ちょっとちょっと!
まあ、ファンの方はご存じでしょうが、Def Techは2007年に解散し、2010年に再結成。つまり、紙面は解散中(そんな言葉あるのかな)のこと。2008年はShenさんがソロアルバム「SORAIRO」を出した頃で、お互いにソロ活動中だったんですね。
いや、現在は再結成して10年もたって盤石のチームワークを誇る頃だから、こんな冗談が言えるんですね。確か、記者もこの時、取材前には「Def Techについては質問しないでください」と言われていた記憶が・・・。
ともあれ、今やShenさんは「Def Tech」という文字のタトゥーを首に入れているほどです。そのことをMicroさんに向けると、「彼もようやく一生やっていく気になったんですね」と言った後、「僕は絶対(タトゥー)入れないですけどね!」と、またもキツイ冗談を(笑)。
なんてことを言いながら、本紙にも書いたとおり、
「なんか、本当に良かったなと思うのは、Shenのパートが出てきて、歌詞が世界に開けて彼のリリックが英語圏に刺さったというのが大きいですね」と言ったり、
「解散したとき、ソロでもアルバム出して、東京国際フォーラムに立ったりしたけど、なんか右隣、左隣が寂しい。自分が輝きたいというより、6畳の和室でせんべい布団に寝て、日本で音楽でやりたいという彼の夢にかけたんですよね。彼のためだからがんばれた」と語ってくれたんです。(<6畳の和室のせんべい布団>というのは、ShenさんがギタリストCharさんの家に居候したという話の流れで、語ってくれました)
Def Techは、先日のNHK「うたコン」に出たように、そろそろ今年の動きが出てきたようですが、先だってMicroさんが2021年に力を注いできたがの、新ユニット「WST」です。こちらも実に魅力的なユニットです。Microさんは、「みんなカラオケで歌おうとするけど途中であきらめるナンバーワンソング」と「My Way」を引き合いに出しながら、「WSTに関しては、カラオケで歌っていただけると確信しています」と語ります。確かに、易しくて深い日本語詞をしっかり伝えようと、メロディーもシンプルで歌いやすいです。
今年1月から毎月配信で新曲をリリースしているのですが、この戦略について問うと、ヒットを狙う、という野望をストレートに語ってくれたんです。「ヒットソングを生むためには、365日の曲があればいい。クリスマスや桜ソングは定番があるからなかなか入れないけど、365パターン作れば、どの日かは絶対かかるだろうと。まずは、せめて月イチからスタートした」とのこと。確かに、バレンタインデーには今だに「バレンタインデーキッス」(国生さゆり)が流れますもんね。解散していた時期に、ユニバーサルのレーベルヘッドをするなど裏方を経験していたMicroさんらしい鋭さを垣間見ることができました。
今年のMicroさんの動き、ますます注目です!