こんにちは、こんばんは、おはようございます。popstyle編集長の森田睦です。
本日(3日)夕刊の読売新聞夕刊の見開きカラー「popstyle」のメニューは
- ALL ABOUT 市原えつこ
- イマ推しっ!「SHOCK1800回」
- 辛酸なめ子のじわじわ時事ワード「高級ホテルの定額プラン」
- 田村芽実「ひめごと」
- 民ゾクッ学「レイライン」
- 霜田あゆ美の今日はどんな日「ひなまつり」
です。
私が編集長になってから、popstyleでは現代美術家を取り上げることがあります。(以前に美術分野の取材を担当していたというのが大きいと思います。)
今回ALL ABOUTに登場いただいた市原えつこさんも、現代美術家シリーズの流れにあります。
たいていの場合は、過去に見た展覧会などで気になっていた作品や作家を覚えていて、タイミングを見てお声がけをさせていただくというパターンです。
目[me](2019年11月13日号)、Nerhol(2020年7月22日)などがそうです。
市原さんの場合、2017年のメディア芸術祭で「!?」ときて、2019年の恵比寿映像祭で「!?、!?・・・!!」ときて、いつかお話をうかがいたいと思っていました。
今回、お話をうかがっていて印象的だったのは、「デジタル・シャーマンプロジェクト」という作品の制作過程のお話です。
デジタル・シャーマンプロジェクトは、人の顔を3Dプリントした面を付けたヒト型ロボットにその人の声やしぐさをインストールするという作品です。
死者と疑似会話をするというコンセプトの作品で、死者がロボットに憑依するところから、49日後に魂がロボットから出て昇天するまでに話す言葉を録音し、ロボットに入れます。くしゃみや鼻をかむ音、ゲップなども録音することもあるそうです。
その人のしぐさなどの癖や 就寝/起床時間もプログラムすると、本当にロボットに憑依したように感じるそうです。
そうしてロボットと49日を過ごすことで、死者を送り出す心の準備を整えるということだそうです。
この作品を見て、コンセプトを聞いた時、かつてフジテレビで放送していた1話完結のオムニバスドラマ「ロス:タイム:ライフ」を思い出しました。
人は失ってから、その人や物の大切さにきづかされることがしばしばあります。家族、恋人、スマホ、社員証・・・。時間も、そうです。
そんなことを考え、時間を極力無駄にしないようにしようと思うとともに、それだけじゃあ、疲れるよな、と思うので、「有意義な」無駄な時間の過ごし方に心がけようと思いました。
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【プレゼント】
市原さんのイラストとサイン入り色紙、「トランスレーションズ展」招待券2枚組をそれぞれ3人にプレゼントします。応募には紙面に掲載したキーワードの答えが必要です。応募はこちら 、または、https://qooker.jp/Q/ja/popstyle/taikai/ をクリックしてください。7日(日)午後11時締め切りです。