こんにちは、こんばんは、おはようございます。popstyle編集長の森田睦です。
宝塚歌劇団のスターが読売新聞に初登場した紙面を探る「宝塚 初物語」です。
今回は先月20日に他界された、元星組トップスターの峰さを理さんの初登場紙面を調べてみたいと思います。
峰さんは福井県出身で、1972年に宝塚歌劇団58期生として入団し、83年に星組トップスターに就きました。退団後は、舞台に立つ傍ら、宝塚公演の振り付けをしたり、日本舞踊家としても活躍したりしていました。
峰さんの初登場は75年3月15日。
ミュージカル「ブリガドーン」で準主役をつかんだ際にインタビューしています。
記者は「スラッとして、しなやかな、由美かおるをさらに甘くしたようなかわいらしさ……」と書いています。
バレエや声楽の心得がなく、かろうじて宝塚音楽学校に合格した峰さんでしたが、50人中2番目の成績で学校を出たそうです。
「ブリガドーン」の演出家、鴨川清作さんは「年齢をへて出てくるべき魅力がすでにあり過ぎる」とコメントしています。
翌76年1月3日の新春紙面では「宝塚 期待のホープたち」という記事で、大地真央さん、紫城いずみさん、大浦みずきさん、寿ひづるさん、四季乃花恵さんとともに登場。
87年に退団を発表したときも大きな記事(87年5月8日夕刊)になりました。
謹んでお悔やみ申し上げます。