本日のポップスタイル、ウルトラマンR/B特集で出題したクイズの解答編です。
〈ウルトラQuiz〉
次の説明にあてはまる平成のウルトラマンはどれだ? 〈1〉ウルトラセブンの息子は? 〈2〉つるの剛士さんが演じたのは? 〈3〉変身する人物が複数いたのは? 〈4〉宇宙警備隊ルーキーとして地球に降り立ち、ゾフィーとともに戦ったのは? 〈5〉怪獣を殺さないウルトラマンは? ◎答えはポップスタイルブログで |
紙面に掲載した問題は以上でした。
<1>ウルトラマンゼロ・・・これは平成ウルトラマンファンなら楽勝でしょう。知らない人もそのフォルムを見て、ある程度絞れたのでは?(その場合、ジャスティス、マックスも候補に上がってしまいますが)。2009年公開の映画『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』で、セブンの息子として初登場しました。「ウルトラマンレオ」で、セブンに師事したレオ。今度はセブンの息子がレオに教えを請うたという関係性に、グッときたものです。ちなみに、ベリアルもこの映画で初登場。まさか、ジードにまで絡んでくるとは思いませんでした。武居正能監督は、この映画でウルトラマンにはまった子供たちが多いはず、という前提のもと、しゃべるウルトラマンを考えたそう。たしかに、光の国を舞台としてウルトラマン同士の会話が多い作品でしたね。
<2>ウルトラマンダイナ・・・これは、それほどウルトラマンに詳しくない方でも分かったのでは?歴代ウルトラマンの中で知名度抜群のつるのさんは、現在に至るまでウルトライベントに引っ張りだこ。平成ウルトラマンの伝道師、最大の功労者と言ってよいのではないでしょうか。
<3>ウルトラマンネクサス・・・こちらは見ていないと比較的難しいかもしれません。デュナミスト(適能者)」と呼ばれるウルトラマンに変身できる能力を持った人間が複数できる斬新なシリーズでした。特に、冒頭は主人公がウルトラマンに変身しない(最後にデュナミストになる)という設定に驚いた方も多いのではないでしょうか。怪獣たちもクリーチャー系のリアルなフォルムのものが多く、1話で完結せず数々の謎を残した大人向けの踏み込んだシリーズでした。おかっぱ頭というか、甲冑風というか、ネクサスの造形も特徴的でしたね。
<4>ウルトラマンメビウス・・・少々説明が長い問題でしたが、昭和のファンのために「ゾフィー」という名をあえて入れました。宇宙警備隊の大隊長・ウルトラの父から、地球に向かうよう命じられた警備隊のルーキーという設定。ウルトラマンシリーズ40周年という節目で、懐かしい昭和のウルトラマンたちが次々に登場しました。映画「ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟」では、マン、セブン、ジャックに加え、エースを演じた高峰圭二さんまで出演するというサービスぶりでした。ティガに始まる平成のウルトラマンは、昭和の設定とは異なる世界を描いて独自色を打ち出しましたが、メビウスやゼロのように、ウルトラ兄弟たちと関係する物語は時々あるとやはりうれしいですね。
<5>ウルトラマンコスモス・・・武居監督いわく、「平成ウルトラマンで、怪獣を殺さないというコスモスの挑戦は特筆すべきもの」と力を込めてこめていました。監督にとっても、ウルトラマンシリーズに携わった最初の作品だそうです。写真は、青と銀2色の「ルナモード」でしたが、まさにこのタイプが怪獣を殺さない、傷つけない慈愛のウルトラマン。「怪獣を殺さないウルトラマン」という問題としては、コスモスは別のモードになると怪獣を倒しちゃうこともあるので「コスモス」という意味では一概には言えないのですが、写真の「コスモス ルナモード」なら正解なのです。とにかく、優しくいなすなど怪獣に痛みを与えないような戦い方で、凶悪の元になるカオスヘッダーを切り離して良い怪獣に戻してあげる、というのがコスモスでした。
解答編としては、少々書きすぎました。
ぜひ、今回の特集を期に、平成のウルトラマンを改めて見直す人が増えればいいですね。そして、次世代もぜひウルトラの灯をともし続けてほしいものです。