海宝直人さんトークショー、本日開催!

読売新聞水曜夕刊に掲載している新感覚カルチャー面popstyle。今年1月9日、人気ミュージカル俳優、海宝直人さんの大特集を行った際にお知らせしたトークショー「音故知新 海宝直人~ミュージカルの一番星みぃつけた!」が本日、読売新聞ビル3Fの新聞教室(東京・大手町)で開かれます。100人に満たない定員なので、9日の紙面で発表後、あっという間に完売になってしまって誠に申し訳ない限りです。チケットを入手できない皆さんのために、本日の講座の模様を紙面やネットを通じてお伝えしてまいります。また、読売新聞ビル3Fギャラリーで開催中の「ミュージカルの一番星 海宝直人展」をお楽しみいただければ幸いです。このブログでは、展示の見どころや先日の紙面でお伝えしきれなかった話を少々ですが公開してまいります。

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まず、読売新聞ビル1Fから、このような等身大パネルが飾られています。海宝さん自らが3Fの展示スペースをご案内くださっている形です。3Fといっても、1Fからエスカレーターを1本上がるだけ。上に着くと、すぐ展示スペースが広がります。

展示の中心は海宝さんの写真パネルです。幼少時の写真、これまで出演したミュージカルやコンサートの写真、さらには読売新聞が掲載した海宝さんの記事である一昨年の「レ・ミゼラブル」特集などなど。また、1月9日のpopstyle紙面とそれを英訳した「The Japan News」の紙面は、巨大パネルとして展示しています。実は開幕日の午前に海宝さんがサプライズ来場されて実際に新聞巨大パネルと記念撮影をしていかれたのですが、紙面の中の海宝さんの写真の方が実際より一回り大きかったです。それほどの巨大さです。これには、海宝さんも驚いて圧倒されていました。また、海宝さんは自身の新作CDの紹介パネルにサインを入れて下さったので、ぜひこちらもお見逃しなく。

貴重なものといえば、海宝さんが坂東玉三郎さんからもらったという豪華な衣装2点でしょう。昨年、海宝さんが出演されたコンサート「坂東玉三郎 越路吹雪を歌う『愛の讃歌』」で着用されたものです。記者はコンサートを客席から見ましたが、ステージ上の海宝さんの衣装は照明を浴びてキラキラとまたたいていました。こうして展示されているのを間近で見ると、やはりなかなか派手です。色々なものが付いて重そうにも見えましたが、海宝さんは展示を見ながら「いや、やはりいい素材なので重くありませんでした」と語っていました。何せ、玉三郎さんがイタリアから特別に取り寄せた生地で作ったというのですから。

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そういえば、玉三郎さんは海宝さんのことをとても評価しているようで、コンサートを告知する会見が開かれた時、こんなことを語っていました。

「海宝さんのレミゼのマリウスを見た時に  『あ、日本のテノールのミュージカルの歌い手がこういうところまで来たんだな』と思いました。聴けば、8歳の頃からライオンキングに出ていらっしゃる。子供の頃からミュージカル漬けということで、私も子供の頃からやってるでしょ。ご一緒してみたら何かあるかもしれないと思った」

海宝さんは、これに先だってコンサートのオファーを受けた時に、玉三郎さんのマネージャーさんから「レミゼを見て良かったから伝えるようにと言われた」ということで、評価については聴いていたようで、とてもうれしかったそう。「レミゼもご覧になるんだなって。ブロードウェーやウエストエンドも見ていて、さすがだなあと思いました」。玉三郎さんは、対談相手にも海宝さんを指名したりと、たいそうお気に入りのようですね。

海宝さんはミュージカルだけでなく、こうしたコンサート、ある意味他流試合に積極的に出ていますよね。「ソロコンサートとは違って大変だけど、世界が広がって出た甲斐がある」と意欲的に語っていました。今年も今後、中島みゆきさんを歌う「歌縁」や、ABBAの名曲を歌うコンサートにも出演します。このように、圧倒的な歌唱力を武器に様々なところからオファーが来る海宝さんですが、インタビューの終盤では「ミュージカルは演劇だから、歌手ではなく演劇を目指す」と語っていたのが印象的でした。

ちょっと長くなってしまったので、今日はこの辺で。さて、今夜のトークショーの準備を整えなくては。ご来場の皆様に楽しんでもらえるように頑張ります。また、展示の方も毎日、熱心なファンの方が長時間滞在されて喜んで下さっています。サラッと見る分には、それほど時間がかかりませんので、お昼休みや会社帰りに時間を見つけてご来場いただければ幸いです。入場無料ですので、リピーターも大歓迎です!