小島さんは昨年10月に「週刊プレイボーイ」で、初めての水着グラビアに挑戦。それが予想 外!?の評判となり、2度のアンコールを経て、今回1冊の写真集刊行に至ったのです。popstyleの小島さんインタビューでもその経緯について聞きましたし、さらにご許可をいただき、週プレさんに掲載された水着写真もお借りしたわけです。8月17日の紙面は右の通りですが、これを見た小島さんはTBSラジオ「小島慶子 キラ☆キラ」の中で、「男の人って、ホント競泳水着とかスクール水着好きよね~」と、のたまわったのです。って、小島さん、スク水趣味で選んだんじゃないですから!ビキニなど露出度の高いものを避けた結果なんですっ!
と、言いながらも、わざわざ写真集の会見に行くあたり、よほどのこだわりが・・・と、勘ぐられそうですが、いえいえ取材に多大なご配慮いただいた小島さんや週プレさんへの感謝の気持ちを表しているわけで、決して趣味で足を運んでいるわけではないですからね! もちろん、関心がないわけではないですが、それは小島さんも言っている通り、週プレさんという雑誌が小島さんのグラビアを企画するという発想力や、それを面白がって快諾する小島さんの度量に対する関心であります。だって、プレスリリースの文面見ても「39歳、経産婦。グラビアの被写体と対極にあるはずの『私』」ですからね。こんな宣伝文句見たことないでしょ。この小島慶子グラビアを企画したのが、週プレさんの20代編集者さんというのもスゴい。ぜひ我が編集部にもこんな若者が欲しいところです。
前置きが長くなってしまいましたが、本題の会見についてご紹介しましょう。まあ、異例の売り文句同様、会見での小島さんもグラビア写真集を出すからって構えることは一切なく、いつものオジキ節全開でした。
写真集を出すことに抵抗はなかったかと問われ、「子ども連れのプールで知らない人に見ら れてるから」ということに加え、
「どっちかというと、こんなここすごい骨の何か、潮の引いた干潟みたいになってますけど、いいんですかこれでとか、死をイメージさせませんかとか、そういうことは心配してます。見る人が不安になるとか感じたらいけないので。せっかく素晴らしい先生が撮ってくださるから、なるべく生命力に溢れた写真にしなきゃいけないという心配はあります。ガリガリしてるんでね、こうやっておっぱいもないし。あんまり、『命の輝き』みたいになりづらいので。いくら何でも枯れすぎだろう、メメントモリみたいな写真集になってはいけないと思って、そこだけ気をつけるようにしてます」
と言ったり、
「中年なんで、いろんな衰えはどうしようもないですよね。笑うと小じわも出ますしね。でも20代の時だったら、もう絶対スキを見せずに、完璧にキレイな私で撮られたいみたいな欲が出たと思うんですけど、もう子ども2人産んじゃってねー、産婦人科行くってことは、何もかも見せることですからね。39歳、中年どまん中ですから、余計な見栄ははらなくて済むんですねー」
など言ったり。
「修正は、なるべく最低限に抑えて頑張った」なんて、ぶっちゃけてみたりと、いつもの飾らない話しっぷりが気持ち良いものでした。
会見終了後の握手会には、100人以上のファンが行列を作っていました。
あ、紹介し遅れましたが、写真集のタイトルは、「カメラマンたちが見た小島慶子」。熊谷貫、橋本雅司、沢渡朔の3氏がそれぞれの切り口で迫った写真集で、三者三様の視点の違いも見所の一つです。定価は2415円(税込み)。A4判・96P。集英社から発売中です。