ついにこの方を、この作品を紹介できる日がやって来ました。2日夕刊掲載の今週のpopstyle「ALL ABOUT」では、6月26日に劇場公開されるアニメーション映画「宇宙ショーへようこそ」の舛成孝二監督を特集しています!
「舛成孝二」というアニメーション演出家をご存じの方は、それほど多くはないかもしれません。しかし、クオリティーの高い作品の数々を作り上げてきた監督として、アニメファンの間ではかなり知られた存在になっています。その舛成監督が初めて手がけた劇場用作品が「宇宙ショーへようこそ」です。
最近監督されたアニメに、紙を自在に操る「紙使い」の活躍を描いた「R.O.D」シリーズや、中学生の女の子が突然神様になってしまう「かみちゅ!」などがあるのですが、これらの作品のブルーレイボックスの発売と、今回の映画公開を記念したイベントが昨晩、東京・阿佐ヶ谷で行われたのでのぞいてきました。当時のキャストやスタッフが勢ぞろいして、懐かしの品々や思い出話を披露したりしたのですが、キャストの皆さんが口々に、この作品に出られてよかった、いまだに出演者で定期的に顔を合わせている、などとお話しされていたのが印象的でした。舛成さんが手がけられた作品は、ファンのみならず、かかわった人たちにも愛されているのだなあ、と。「宇宙ショーへようこそ」でも、これまでに舛成さんと一緒に仕事をされた多くの方々が、スタッフ、キャストとして名を連ねています。
その「宇宙ショーへようこそ」ですが、実はこれまでに3回見てしまいました。通常、試写などはあくまでも取材などの便宜として見せてもらっているもので、何度も見るのはなるべく遠慮するべきと心がけているのですが、この映画に関しては、何度でも見たい、という欲求に抗しきれませんでした。2時間16分と、アニメ映画としては長めの上映時間なのですが、3回とも、長いと感じたり、時計が気になったりすることが一度もないほどに引き込まれてしまいました。アニメファンにはもちろんのこと、すべての人にお薦めしたい傑作だと、自信を持って断言します。
多少立ち入った内容については、ネット上ではなるべくネタバレを避けたいですし、紙面の方でご紹介してますので、ぜひ新聞を手に取ってご覧下さい。舛成さんの生い立ちや、アニメ演出家になった経緯などについても、語っていただいています。
あと、アニメファン向けに分かりやすく「宇宙ショーへようこそ」の魅力を説明するとすれば――「かみちゅ!」でアニメファンを惹きつけた激烈な萌え的要素はそのままに、それどころかむしろパワーアップさせて、一般向けにはそうと気取られないように、いろんなギミックを振りかけて上手にカモフラージュ(笑)した劇場用長編、それが「宇宙ショーへようこそ」です。あくまでも個人的見解ですが。
もちろん、小学生たちが繰り広げるひと夏の冒険物語として、家族連れでも子供が見ても楽しめる、極上の仕上がりになってますので、ぜひぜひ、劇場でご覧になってみて下さい。
「注目ワード」は、自分好みのワンピースを作れる「プライベートローブ」を特集。人気コーナー、AKB48の「私服サプライズ」では、高城亜樹さんにご登場いただいています。
プレゼントは、「宇宙ショーへようこそ」のマスコミ向けパンフレットとクリアファイル(いずれも非売品)、商品タイアップが決定したわさび漬けの老舗「田丸屋本店」のわさびふりかけをセットにして、読者10人に。紙面掲載のキーワードが必要です。応募はこちらをクリックしてください。6月8日(火)が締め切りです。
紙面、ブログへの感想、質問は、popstyle@yomiuri.comへ。