(央)です。私の大好きな花(自分でもいっぱい育ててます)、バラの季節です! 以前紙面にご登場いただいた“バラの貴公子”こと大野耕生さんも関わる素敵なバラのイベントがありますのでご紹介いたします! 4日金曜まで、東京・大手町のパソナグループ本部のビルでバラの特別セミナーなど「Urpan Farm Rose Festa」が行われているのです。
この「パソナ」さん、何と、ビルの壁に植物を這わせたり植えたりする「壁面緑化」に、つるバラを用いているのです!
きのう2日と今度の金曜4日には、館内からどのようにこのつるバラを這わせているのかを見学することができる「デザイナーと巡る 館内特別バルコニーツアー」が行われるとのことで、バルコニーツアー初日のきのう、早速見てきました。
私はまず、大野さんの「ウェルカムローズを楽しむ」と題した特別セミナーから覗きました。「初心者はつい何冊も栽培の教科書を買い込んだりして、楽しむ前に育てる前に疲れてしまう。バラは仮に1年(消毒薬や肥料などの世話をせず)放っておいても枯れはしない丈夫な植物。むしろ手のかけすぎで枯れてしまいます。飾るのに葉っぱまで必要なないのですからまずはバラの“花”だけを楽しむことから心がけて」など、栽培初心者にとって大変に腑に落ち、勇気づけられるやさしいお話が続きます。
そしてセミナーのあと、バルコニーツアーまでの間に辺りを見回すとどちらを見ても目に飛び込んでくるのが美しく館内に咲き誇る薔薇、バラ、ばら!! 最近流行の風潮も取り入れ、赤など色合いや香りの強さはゴージャスだけれど、ふわくしゃっとしたボタンやシャクヤク、ツバキのような風合いを持つフランスのバラを中心に植栽されています。直射日光が不可欠とされるバラ栽培ですが、ここでは人工照明のみで育てられているのです。
パソナのビルは以前あった場所からお引っ越しをしているのですが、以前地下で育てられていたバラのほとんどが廃棄されずにこちらに一緒にお引っ越ししてきているそうです!
さて、壁面のつるバラたち。デザインを手がけた桂川眞さんによると、都市の中で自然を再現することにもっとも力点を置いたとのことです。各フロアごとにつるバラやフジなどが植えられているのですが、下から見るとまるでひと繋がりにビルの下から上まで植物が這い上っているかのようにみえます。大野さんはオレンジから黄色、ピンク、赤と色彩がグラデーションとなるように考えながらバラを選んだそうです。
内側から見たようすの一部はこんな感じ。実は重さの制限なども発生するため、鉢の深さ自体は25センチと、そんなに深くはないそうです。四季を通じて楽しめる繰り返し咲きのバラは実はそんなに伸びず、葉や枝のボリュームが出ないので、緑と花付きにボリュームのある春だけ一季咲きのバラと、フジやモミジなど、また四季咲きのバラ…というように緩急をつけて植えてあります。夏には繁って日陰ができ、冬には落葉して日差しを通し暖める…そのようなイメージで落葉樹が選ばれているそうです。
そのほか、館内ではやはり人工照明を用いてトマトやゴーヤなどの野菜も数多く育てられておりこれも見学できます。
次の館内バルコニーツアーは4日金曜に2回開催されます。その他さまざまな催しがありますので、植物好きの方、東京・大手町や日本橋界隈においでの方はぜひ覗かれてみてはいかがでしょうか?
ちなみにつるバラは見応えのある状態になるまで数年かかるのが普通。これから大手町や日本橋界隈を歩く機会がある際には、ぜひパソナのビル壁面を見上げてみてください!
紙面、ブログへの感想、質問は popstyle@yomiuri.comへ。ぜひあなたのご自慢のバラ写真などお寄せください!
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記事に無関係で恐縮ですが、プライベートで怪奇と薔薇を愛好する私(央)が黒い自宅で溺愛する爬虫類たちの勇姿、動画公開中…くるくるやもりは非常にレア?!
何と芸をする!「くるくるやもり」http://jp.youtube.com/watch?v=D_GRRrGHVic
最新バージョン!(笑) 「くるくるやもり2010」http://www.youtube.com/watch?v=-zFnUuEzmcc
「ぴょんぴょんとかげ」http://www.youtube.com/watch?v=t46QbYHwRgI