夏って言ったら、やっぱ海で素潜りなんじゃないの? モリとか持って行って、タコとか突いたりしてな。そんなイメージだよな。オレはやらないけどな。まあ、そこまでやれとは言わないが、せっかく夏なんだし、ひとつ潜ってお宝獲ってこい! どんなもんでもいいぞ!
毎日暑いな! まあ、夏だから暑いのはあたり前、夏が寒くちゃ困っちゃうからな。だから暑い暑いと不平を言ってないで、いっちょお宝でも探してこい、というのが今回のムチャぶりだな。探せばいくらでも見つかるハズだ。それじゃあさっそく見ていくぞ。
「読売新聞」の「銅」は「副都心線」だな。地下鉄だから地下に潜って、そんでデパ地下で美味いモンが食える、って情報だな。まあ、お宝ってほどでもないな。デパートの宣伝じゃないんだからな。それで「銀」が宝くじか。東京駅地下の「八重洲地下街チャンスセンター」は、100万円以上の当選が69本、合計金額17億1100万円ってか。まあ、宝くじなんてもんなどこで買っても一緒っちゃあ一緒なんだが、買わないことには当たんねえしな。オレもたまに買うよ。宝のクジ、夢だからね。まあ、ここの売り場がよく当たるってことは、あれだ、世界経済を牛耳ってる黒幕がさ、きっとそれも決めてるんだろうな……いやいや、それはないよ。まあ、冗談はさておき、夏だからな。外は異常に暑いから、地下の涼しいところでちょっと頭を冷やしてね、連番にするのかバラにするのか、よく整理してから丁半張るってのがいいかもしれないな。夏ならではだな。でも冬も外は寒いから地下で買うほうがいいのか? そしたら一年中だから一緒か? まあ、気にしないで「金」に行こう。「金」は金沢の「21世紀美術館」で、アートを楽しむってことか。プールの下に入って、涼しげだな。うん、これはひとつの芸術だな。これは厚生年金じゃないのか? 違うの? 違うならいいけどな。厚労省じゃあ金の無駄遣いになっちゃうけどな。まあこういうアバンチュールっちゅうか、不思議な世界に挑戦するっていうのも、わくわくするよな。このプールの中は宇宙空間みたいだもんな。アートなだけに、アッと驚くね。うん、なかなかいいんでない?
さて、そんで問題のあいつらだな。まあ今回も、中国の800年前の沈没船だの、キャビアだの、潮干狩りだの、言ってるばかりでひとつも潜ってねえじゃねえか! 800年前のお宝なんて、あるわけないでしょ。あったとしても、もうとっくに海のもずくになってね、もずくの刺し身になって、改訂の地層の下の下の方に行っちゃってるつうの。ブラジルの方の地層になっちゃってるよ、そんなの。東京湾でキャビアが獲れたら苦労はねえし、潮干狩りって、くるぶしくらいまでしか潜ってねえだろ。相変わらず、やる気あんのか? マンガだったらせめて水中メガネくらいはつけて、トンボ獲りの網くらいは持ってな、それくらいのやる気を見せてほしいもんだよ。今回のテーマは「夏」だろ? 夏らしいところが全然ねえじゃねえか。もうこれはね、ボクシングの試合にサッカーのユニフォームで来ちゃったみたいなもんで、もう対戦自体が却下、だな。あんたら、もうちょっと考えてきてください、だ。言うまでもなく「読売新聞」の勝ちだよ。
テーマに沿って「気持」を見せろ!
今回の「読売新聞」はかなりきっちりテーマに沿ってきてるよな。宝くじなんか、サマージャンボで「夏」、潜っては「地下」、お宝は「宝くじ」だもんな。これはガッツ教授もAをあげるぞ。授業でもそうだけど、質問の意図をよく汲み取って回答しないと、いい評価はもらえないんだよ。
宝くじなんてもんは、神にもすがる思いで、要は気持で買うもんだからな。それでもし外れても、1週間でも10日でも、「もしかして当たってんじゃねえか?」って気持をね、頭の中にいつも夢を持ちましょうってことだね。だからね、気持なんだよ。「TOKYO★1週間」ももうちょっとね、気持を大切に、テーマに沿ってちゃんとやってこい、ってことだ。そうじゃないと、ガッツ教授としては点をあげるわけにはいかないってことだよ。そこんとこな、ちゃんと勉強して、また出直してこい! もちろん次ももっとムチャぶるけどな!