インテリアデート/林由美香さん

(央)です。お久しぶりです!! 私事ですが、9月いっぱいは自宅の引っ越し作業にかまけておりました。結果として段ボールに240箱の大量の荷物と格闘し続けた日々…昼も夜もない感じで明いた時間はすべて荷造り、台車ひきに費やしました。

さてそんな私。25日発売読売夕刊のPop Style「恋ナビ対決」では「インテリア」をテーマとしたデートプランをご紹介しております。実際自分が引っ越し直後で内装や家具のことを気にかけていたこともあり、紙面に登場しているお店の何倍もの数のお店を経巡り、実感をもって選び抜いたお店やお勧めスポットをご紹介しておりますので、ぜひご覧ください! 

デートプラン記事は、いつもモデルさんと撮影時交わした会話を基に、何となくストーリー設定を決めて書いているのですが、今回モデルを務めてくれている本庄寛国さんのもう一つの顔は実はプロギタリスト! Cimg7419と、いうこともあって、「インテリア」のほか、自分で勝手にサブテーマを「音楽が好きな恋人たち」に決めて(笑)、書いてみました。


Pop Style初の金髪ライオン風スタイルも見物……正面が見たければぜひ本紙を!(笑)

また、本庄さんが華麗にギターを操る姿は12/16、新中野のライブハウス「弁天」などで見られるそうですよ~!

さて、同じ「恋ナビ対決」の面で、今回私は「SCENE」も書いております。昨年急逝した女優、林由美香さんの全記録本「女優 林由美香」刊行記念会のイベントレポートです。486248072101_ss500_sclzzzzzzz_v37879918_

私は由美香さんとは生まれが同じ年で、学生時代から名を何度も耳にする機会があり、作品も劇場用映画など何本か観させていただいていました。アダルト・ピンク系というジャンルはすぐにいなくなってしまう女優さんが多い中、いつでも現役でその名を聞くことができる由美香さんはとても希有で特異な存在だったかと思います。500本以上の出演作を全部チェックするなどとても不可能ですが、「ああ、また出ているんだ」と噂を見聞きするのはなぜか不思議な安心感を覚えたものです。

直接の面識はなかったのですが、亡くなったと聞いた時は大変な衝撃を受けました。同時代を生きてきた同い年の女性が亡くなった、というショック以上に、言いしれぬ寂しさを覚えたのです。出演作での愛くるしい表情やコミカルな演技、特に劇場用公開された「由美香」(平野勝之監督)でのまっすぐな姿に性別を超えてファンも多く、同じように悲しんだ女性も多かったようです。

監修者の柳下毅一郎さんから、林由美香さんの全記録をハードカバーで刊行する、とうかがった時、正直初めはどうなんだろう…と思いました。でも、先入観を捨てて実際できあがった本を手にすると大変な力作。

7頁以上に及ぶ、柳下さん筆の前文も冴え渡っています。あまり由美香さんのことを知らなくてもぐっと来ます…。亡くなった6月よりずいぶん遅れての刊行ですが、前文に「これは追悼本ではない」とあるごとく、「追悼」として拙速になることを避け、とにかく丁寧に作られているのです。これは決して「読み捨て」にされるべきでない、メディア史、時代史的な意義もある本です。ぜひこちらもご覧になってみてください。

話がずれてしまいましてすみません! Pop Style名物の見開き大特集「ALL ABOUT」、今回は、漫画家の井上三太さん登場! ストリートカルチャーと自作について熱く語っておいでです。疾走感あふれるブログ、描きおろしのイラストとこちらも見逃せませんよ!! こちらについては(福)記者担当ですので、また改めて書いてくれるんじゃないかな?(笑)

と、いうわけで何とぞ皆様、25日夕刊Pop Style、お手にとってごらんください!