「しょこたん」と「グレンラガン」

 あす12日夕刊のPop Styleは、ALL ABOUTに「しょこたん」こと中川翔子さんが登場します! 「しょこたん☆ぶろぐ」が大人気、5日にはデビューCDも発売され、ますます注目を集める中川さんの一日に密着取材。その模様を中心にお伝えします。実際に間近で接して感じたのは、世間一般で抱かれがちなイメージとは裏腹に、自分の生き方や仕事について、すごくしっかりした考えを持っているんだなあ、ということでした。彼女のそうした一面も、紙面を通じて感じ取って頂ければと思います。

 「恋ナビ対決」のテーマは、「辛っ!Hotでスパイシーなラブラブ」デートという、なかなかいい感じ(笑)なタイトルです。個人的に一押しのお店がある下北沢を中心に巡ってみました。タレントコラムには、「悲しいときー」のネタで知られる「いつもここから」が初登場。山田一成さんに、「別れ際」をテーマにつづってもらいました。News Reviewでは、サッカーの中田英寿選手引退について取り上げます。お楽しみに~。

 と、いつも紙面の告知だけで終わってしまっては申し訳ないので、きょうは「新世紀エヴァンゲリオン」で知られるガイナックスが新たに制作するテレビアニメ「天元突破グレンラガン」の発表会に行ってきたお話でも。公式サイトの画像を見ても分かる通り、エヴァとはだいぶ趣の異なる作品になりそうです。

 監督の今石洋之さんは、エヴァでアニメーターの仕事を始め、「Re:キューティーハニー」(第1話)や「DEAD LEAVES」などを手がけた34歳の若手。他のメインスタッフにも20代、30代が顔をそろえています。脚本(シリーズ構成)を受け持つのが劇団☆新感線の中島かずきさんというのにも注目です。

 若手おたくクリエイター集団として出発したガイナックスも、今年で設立から22年。この発表会でも挨拶された山賀博之社長が、あの「王立宇宙軍~オネアミスの翼」の監督を24歳という若さで務めたのも、19年も前のことです。設立以来の中心メンバーである武田康廣プロデューサーが、「中堅のスタッフも育ってきて、古手の連中ばかりやるんじゃなくて、新しい連中もどんどんこれから表に立ってきて俺にもやらせろ、という状況がある。年寄りは退(の)いて若いやつがやる、でも年寄りもそう簡単に退いてたまるか、というのが今回の作品のテーマでもあるが、ガイナックスを体現するような話としてもやれれば」とお話しされていたのが、非常に印象的でした。

 「グレンラガン」の作品のテーマは、今石監督によれば「ドリル」だそうで(笑)、非常に男らしい、熱い内容になりそうです。「21世紀、今の時代にロボットアニメってどうよ、というところから話し合い、面白いストーリーに格好いいアクションという単純な原点に、ぐるりと一周して戻ってきた」(赤井孝美プロデューサー――この方も「プリンセスメーカー」で一世を風靡しましたね――)ということで、来年早々に放送開始予定という「グレンラガン」が、いったいどんな新しい形の“21世紀のロボットアニメ”として姿を現してくれるのか、今から楽しみです。