Pop Styleブログ

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みなさん、本日の夕刊はご覧になりましたか?

山崎怜奈さん。乃木坂46に所属し第一線で活躍するアイドルながら、東京FMでは昼の帯番組を持つという異彩を放っています。平日月~木の午後1時から2時55分まで約2時間話すだけでなく、その他にも毎週30番組を聞くほどのラジオ好きだそう。

今回は、そんな山崎さんの素顔を「紙上ラジオ」と称して紹介しています!!!

宝塚初心者の私(田上)と、宝塚担当記者の小間井先輩による恒例企画「宝塚を学ぼう・雪組編」もアップしていますので<続きを読む>からぜひ、読んでみて下さい。

プレゼント応募フォームは文末にあります。

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ーーーーそれでは20日popstyleのメニューですーーー▼ALL ABOUT=山崎怜奈

▼タカラヅカ 新たなる100年へ=雪組 朝美絢

▼注目=吉本興業×東大「笑う東大。学ぶ吉本プロジェクト」

▼注目=東京ゲームショウ2021

▼辛酸なめ子のじわじわ時事ワード=イケメン規制

▼霜田あゆ美の今日はどんな日?=リサイクルの日

▼渡邊圭祐・箸休め

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新米宝塚担当と学ぼう 雪組

 東京宝塚劇場公演「CITY HUNTER/Fire Fever!」

【ハッスルフィーバーな雪組】
田上:「CITY HUNTER」については、宝塚での配信・新人公演・本公演という順番で、3パターンでお腹いっぱい楽しむことができました。それぞれに魅力がありました。

小間井:今回、東京の新人公演でも配信があったのには驚いたわ。

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田上:配信はカメラワークで主な登場人物を追ってくれるので、ズーム機能を含め、普段の公演ではオペラグラスを使うような近さで表情等を捉えられる魅力がありますね。


小間井:我々のような東京組だと東京公演が始まる前に大劇場公演の配信で予習できて良いわね。変更点をチェックできるのも。初めて見た新人公演はいかがでしたか?

田上:新人公演では、縣千さんが主演を務めましたが、本公演での海坊主の存在感から一転、長い手足を生かした軽やかなダンスで、彩風咲奈さんとはまた違った魅力のある冴羽獠をみることができました。ミック役の彩海せらさんも、役を自分のものにしていて、格好良かったです。舞台後には縣さんがあいさつしました。今後の意気込みなども含めてたっぷり聞かせて頂きましたが、謙虚で向上心にあふれており、若手のみなさまによる新人公演らしいフレッシュな魅力を感じさせて頂きました。

小間井:新人公演を見てから本公演を見るとまた再発見がありますね。

田上:はい、本公演では、彩風さんの歌に磨きがかかった気がしました。どの歌もダンディーに歌い上げていました。香を演じていた朝月希和さんも、綺麗に高音が出ていました。ミック演じる朝美絢さんは、宙組トップスターの真風涼帆さんとは違う形で、外国人役が似合っていました。真風さんが風格のある英国紳士とすれば、朝美さんは、王子・プレイボーイという感じでしょうか。今回は目にカラーコンタクトもいれており、本当に外国人のように見えました。あと、外せないのが、彩みちるさん演じる冴子のセクシーさ。良い意味で宝塚らしくなく、出てくる度に釘付けになってしまいました(笑)。

小間井:今回の雪組を見に行ったデスクも「冴子が最高だった」と言っていました。彩さんが以前は少年役を好演していたことを伝えるとびっくりしていましたね。それだけ彩さんの演技力に翻弄された男性陣が多かったのだろうと想像します。

田上:そうだったんですね! 全く想像がつきません。みなさん、真面目にお芝居をなさっているからこそ、幅広い役にフィットすることができるのだと、宝塚の底力というか幅の広さを感じることができ、とても興味深かったです。

小間井:舞台全体はいかがでしたか。

田上:全体的に昭和のテイストの世界観が素敵でした。背後にある大きなスクリーンの使い方も面白く、歌の時には、ちょっと昔のカラオケで見たことがあるようなイメージビデオっぽい動画が流れていたのが印象的でした。余談ですが、伝言板というのは、カルチャーショックでした。昔はああいうものが新宿にあったんですね。

小間井:えっ、割と最近まで地下鉄には伝言板があったような気がするんだけど……。ネットで調べると今も伝言版がある駅はあるそうよ。

田上:えっ、そうなんですか? 僕も「XYZ」って書いてみようかな~。音楽はSHISHAMOの宮崎朝子さんが作詞・作曲した「WONDERLAND」を帰り道、スマホで探したほどです。口ずさみたくなるような名曲ばかりでした。シンセサイザー? のような電子音も取り入れていて、漫画の世界観を上手く表現していたと思います。

小間井:「CITY HUNTER」はリピーター向けの仕掛けもいくつか見られましたね。いくつか挙げると、冒頭の兵士たちが並んでかっこよくダンスをするところ、中央に女性兵士がいるのが分かるんだけど、実はアルマ王女の側近のサリナだと分かります。サリナの過去が伏線になっているのです。

田上:それは気付きませんでした。

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小間井:あとは、暴力団・劔会のメンバーが母親に電話をするところがアドリブになっているわ。「母さん、俺、会長みたいな外はねヘアにしたいだ」などと言った後に、会長役の久城あすさんが外はねの髪をさりげなく触っていたり細かい反応にも注目ね。

田上:笑いが起きていましたね。

小間井:宝塚ファンとしては、「革命」のワードに対して、アルマ王女の側近が、宝塚ファンにとって古典ともいえる振り付けをその場で踊っているのも見逃せません。実は「ベルサイユのばら」のオスカルが革命に参加する場面のダンスをやっているのです。

田上:なんと! 僕もいつか、「ベルばら」を見てみたいです。

田上:「Fire Fever!」も、稲葉先生らしさが存分に発揮された、ノリノリの作品だったように思います。ワンシーンに出てくる人数が多くて、まさに炎の流れのような表現もなされており、迫力がありました。印象深かったのは、彩風さんを囲むように、残りのみなさんが皆さんレオタードのような娘役の格好をされてラインダンスを披露された光景は圧巻でした。

小間井:レオタードというか、ダルマ衣装ですね。あのシーンは雪組生ほとんど全員がラインダンスをしているそうです。

田上:朝美さん始め、男役さんの方々の娘役のような衣装姿を見ることができると、少し得したような気がしてしまうのは私だけでしょうか。ロンダートのようなアクロバティックなダンスも披露していて、新鮮でした。そのような激しい「動」のシーンがあったかと思うと、雪が降る貧しい少女の悲しげなシーンになり、少女が死ぬと、火の鳥が出てくるなど、想像力かきたてられました。ファンタジーな世界観が面白かったです。


【雪組について】

小間井:雪組は1924年に宝塚大劇場の開場に合わせて設立されました。花、月に次いで3番目に誕生した組です。

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田上:雪組の特色はなんですか?

小間井:やはり何と言っても「日本もの」。いわゆる昔の日本を舞台にした時代劇作品に定評があります。以前、雪組トップスターになられた壮一帆さんに取材したことがあります。壮さんは花組→雪組→花組→雪組という経歴をたどったのですが、最初に花組から雪組からやってきたときに上級生たちがビッシバッシと立ち回り(殺陣)の練習をやっていて圧倒されたと話していました。

田上:へぇ~そうなんですね!

小間井:その他、平成の大ヒット作品「エリザベート」を初演した組としても知られています。重厚な世界観を見せられる芝居力も雪組らしさなのではないかと思います。

田上:「エリザベート」なら僕でも名前を聞いたことがあります。

小間井:雪組で初演された後、各組で上演されていますね。東宝版も人気となっています。

田上:「ベルばら」と「エリザベート」は、初心者の僕にとって一度は見たい宝塚作品ですね。

小間井:あと、今回の「CITY HUNTER」もそうですが、漫画の舞台化も雪組で多い気がします。早霧せいなさんがトップの時代に「ルパン三世」「るろうに剣心」が舞台化されました。この成功が今回の「CITY HUNTER」につながっていると思います。ルパン三世では次元大介、るろうに剣心では斎藤一を好演した彩風咲奈さんが今回、冴羽を演じているというのは感慨深いものがあります。

田上:なるほど。

 

※明日も午後3時半に、【質問コーナー編】をアップします!ぜひ読んでみて下さいね。

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山崎怜奈さんのサイン入り「TOKYO FMオリジナルグッズ」「番組ステッカー」を2人にプレゼント。

20日夕刊の「popstyle」紙面に掲載したキーワードが必要です。

応募はこちら かhttps://form.qooker.jp/Q/ja/popstyle/taikai/ をクリックしてください。

10月24日(日)午後11時締め切り。

発表は発送をもって代えさせていただきます。

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 読売新聞の水曜夕刊に掲載されている新感覚カルチャー面。旬の人のインタビューコーナー「ALL ABOUT」を中心に、若きタカラジェンヌの素顔に迫る「タカラヅカ 新たなる100年へ」、コラムニスト・辛酸なめ子さんの「じわじわ時事ワード」といった人気連載に加え、2016年4月から、ポルノグラフィティのギタリストのエッセー「新藤晴一のMake it Rock!」、次世代韓流スターのインタビューコーナー「シムクン♥韓流」がスタート。オールカラー&大胆なレイアウトで紹介する2面にわたる企画ページです。

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