こんばんは。popstyle副編集長(自称)の田上です。
本日は、「竜とそばかすの姫」にヒロインの声を務める、シンガー・ソングライターの中村佳穂さんの
取材こぼれ話・第2段。音楽活動を始めてからに迫ります!
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Q)大学入学すぐにスタートして、それですぐに評判が広がったんですか?
A)ライブハウスって、本当に暗かったりお酒があったりと不思議な雰囲気の場所なんですけど、あのー。本当にみんな優しい人が多くて。演奏した時に「あなたの演奏はとっても素敵だから、三重県にあなたに教えたいお店があるの」って店長が教えてくれたりするんですよ。大学生の私に。で、2か月後に、私のオススメのミュージシャンを紹介したいから、2か月後に三重のどこどこの店に行ってみて、で、あなたにあってほしいミュージシャンを共演って言う形で段取りしてあげる。みたいに紹介してくれる人がすごく多くて。大学2年生のときとか、年150本くらいライブをやっていました。大学授業終わってはすぐ外を出て、CDを打って、3000枚くらい、売った。必死でしたねなんか。
Q一番最初の曲は覚えていますか?
A覚えてます。あと、2曲目の「シャロン」は今でもいろんな絵を広げてくれて、今でも大事な定番曲として歌っています
Q弊社にもたくさん中村さんファンがいて、ライブで自然に、話し出すような感じで自然にふと、入っていくところが魅力だと聞いたが、意識されている?
A日常の延長線上に鼻歌を録音したり、幼稚園の頃から、ふんふんふ~んって良いながらスケッチブックを持っているような女の子だったので。その延長線上に舞台があるというだけで。発表する!一曲目は!みたいな感覚はなくて、鼻歌を歌いながらステージに上って、そのまま降りるみたいな。そんな感じで歌と向き合っている気がします
Qプロになると、好きなことが仕事になって苦しい人もいるが?
A仕事というか、やっていることにプライドは持っていますが、私の場合はあまり職業とは思っていなくて、私としては「生業(なりわい)」。という気持ちで。私がやっていることは「歌です」という気持ちで接しています。
Q周囲からは「天才」という評価も多い。どう受け止めていますか?
A好きにやっていると自分のことを思っているんです。歌いたすぎて始めているから、みんなに好かれたいから始めているとかではやっぱりなくて。結果好かれているという形は「ラッキー」「ありがとう!」と思っていて。もし、好かれていなかったとしても、歌いたすぎて歌っているので、たぶん歌うとは思うんですよ。なので、どういう意見も、へーありがとう!と思っていて。「これってこうなんじゃない?」も「まーたしかに。」「天才!」も「ありがとう!」感想は全部フラットに思っている気がします。
Q肩書はシンガー・ソングライターでいいんですか?
A飛行場で書かないといけないときは、音楽家って書いてます。歌を生業にしているというと、ポエミーすぎるんで笑。「歌」だと概念過ぎるし。
Q自身の音楽家としての強み・弱みを自己分析するとすれば
A強みと弱みは同じだとは思うんですけど、まあ、どっちもある。まじめだし、まじめじゃない。雑だし雑じゃない。すごく丁寧に作るんですけど、いざライブになるとその丁寧な曲をゆっくり置くかというと、バーーン、バシッ、いえーい!みたいな。そこが強みというか。遠足の準備みたいなものなんですよ。ライブは。下調べや天気や服装を一生懸命考えるんですけど、いざ始まったら何にも考えずにやると決めていて、そこには影響されないようにしています
Q音楽とはどういう存在ですか?
A感情を伝えるときに、良いツールだなと思います。いろんな話すとか、色々ある中で、「今日本当に悲しかったんだよね」の悲しいは、人それぞれ違ったりする。家族に「その言い方本当に辛かったんだけど」の辛いとか。音楽はそれを言葉にせず演奏することによって、伝えられるものだと思っているので、それが言語を越えているので、世界中誰でもそういうことが伝わることが可能なツールだと思っています。
Qご自身の今後の目標は
A色々な、私はすごく音楽が好きなんですけど。今は動画がネットで見られるので、世界中にたくさん素晴らしい方がいて、その人と演奏したいなといつも思っているので、ひとつ今回の映画で、見てもらえるきっかけが増えたので、フランスからのオファーとか。日本からでもうれしいですし。また知らない新しいジャンルの人たちとお話ができればと思います。
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