Pop Styleブログ

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こんにちは、全ての読者の皆様 popstyle副編集長(自称)の田上拓明です。

 本日の夕刊「popstyle」のメインコーナー「ALL ABOUT」には、劇団四季「アナと雪の女王」がドーーーーーン!!!と登場しています!!
 そう、レリゴーです。購読していない方! すぐにコンビニや販売店にレリゴー。購読している方は、ご自宅へ早くレリg(しつこいですね。スミマセン)

 暑い夏もきっと吹き飛ばしてくれる、雪の女王の迫力!ぜひ、見に行きたい作品ですね。その舞台裏に迫りました!ありの~ままの~♪♪ 紙面、どうぞご覧下さい!!

_ また、今回の「取材こぼれ話」は、紙面で取り上げた、宝塚月組の海乃美月様が出演中の桜嵐記・Dream Chaserなどを取り上げた「宝塚を学ぼう・月組編①」です!!(全2回です)

宝塚初心者の私・田上が、宝塚に詳しい小間井センパイに様々な質問をぶつけております。ぜひ、こちらもご覧下さいませ。

【☆☆☆☆☆☆プレゼント☆☆☆☆☆☆】

「アナと雪の女王」のパンフレットを2人にプレゼントします。紙面で紹介した4人のサイン入りです!!7月21日夕刊の「popstyle」紙面に掲載したキーワードが必要です。応募はこちら 、または、https://form.qooker.jp/Q/ja/popstyle/taikai/ をクリックしてください。7月25日(日)午後11時締め切りです。

【21日・popstyleメニュー】

◎ALL ABOUT=劇団四季「アナと雪の女王」
◎タカラヅガ 新たなる100年へ=「桜嵐記/Dream Chaser」海乃美月
◎イマ推しっ!=ボイメン
◎辛酸なめ子のじわじわ時事ワード=「UFOレポート」
◎霜田あゆ美の今日はどんな日?=「日本三景の日」
◎渡辺圭祐「箸休め」

新米宝塚担当と学ぼう月組

【南北朝の武士たちに感動】

新米宝塚担当の田上記者と演劇担当の小間井記者が語るコーナー。

今回は東京宝塚劇場で「桜嵐記/Dream Chaser」を上演中の月組について学びます。 

田上:「桜嵐記」は、私の短い宝塚観劇人生の中で、お芝居部門第1位!と言っても過言ではないほど、感動しました。南北朝の動乱期を生きる武士の生き方を描いた作品です。正直、日本史は詳しくないので、楠木正成と足利尊氏くらいしかすぐに分からないですが、それでも、物語の人間模様にぐんぐんと引き込まれました。

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小間井:本公演のお芝居では久々の日本物になるのかしら。お芝居とショーの2本立てのときはお芝居はだいたい1時間35分くらいのことが多いです。その時間にぴたっと物語を収めた作・演出の上田久美子先生の手腕が素晴らしいと思いました。全く無駄なところがないの。

田上:中心となる正行(珠城りょう)、正時(鳳月杏)、正儀(月城かなと)3兄弟の性格がしっかりと個性が出ているほか、それぞれに、正行と弁内侍(美園さくら)や、正時と百合(海乃美月)など、カップルとしても葛藤や悩む場面があったのも良かったです。

小間井:客席ではすすり泣く声が聞こえましたね。

田上:はい、2つのカップルが、それぞれ、離ればなれにならなければいけないシーンは泣けました。正行さんの「この命の限り、南朝のために生きた今、残りの命、一人の女だけにやりたいんや」というシーンは、格好良すぎました。「エンヤラ エンヤラ どっこいせ」の歌がその周囲で歌われるのも、グッときたポイントです。

小間井:あの音頭は実在するのかしら? 創作?

田上:分からないですけど、「大きな楠 伸びて お空を支えてる」とか歌詞がぴったりすぎるので実在するのだとしたら凄すぎますが……。

小間井:今度、取材のときに聞いてみたいと思います。

田上:一方、「Dream Chaser」は、その桜嵐記のしっとりした悲しい感動を、良い意味で吹き飛ばしてくれるような、「宝塚らしさ」という雰囲気の明るさを感じました。特に、群舞はどの踊りもビシッと決まっていたように感じました。

小間井:私もミロンガのシーンと黒燕尾ダンスには感動しました。ミロンガとはタンゴの舞踏会とプログラムに書いてありましたが、初めて言葉を知りました。

田上:今公演で退団されるトップお二人も覚悟の伝わる演技でした。珠城さんはお芝居から圧倒的な存在感で、ショーでも、紫のスーツでのタンゴ、黒のぴかぴかの衣装や黒燕尾服でのダンスもキマっていました。美園さんは終始笑顔がまぶしくて、華やかさが存分に発揮されていました。羽をつけて出てきた時などは、特に神々しかったです。

【学ぼう月組 有名人輩出ナンバーワン?】

小間井:それでは月組について学んでいきましょう。月組は花組と同じく1921年に創設された今年100周年を迎えた歴史ある組です。大地真央さん、黒木瞳さん、天海祐希さん檀れいさんはドラマや映画などでも活躍していますが3人とも月組トップ(黒木さん檀さんは娘役トップ、檀さんは星組娘役トップも)だったんですよ。

田上:その4人なら宝塚をまるで知らなかった僕でも知っています!

小間井:はい、外部でも通用する華のある圧倒的スターを生み出してきた組といえるでしょう。その背景には思い切った抜てきがあるように思います。天海さんがトップになったのは研7と異例の早さで、上級生をバックに歌い踊る姿に誰もが圧倒されました。

田上:年功序列の宝塚ですごいですね!

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小間井:そうやってきらびやかなスターが生まれていくのだと思いますが当事者の苦労ははかりしれないわ。今回退団する珠城さんも研9でトップに就任。天海さん以来のスピード就任でした。

田上:そうなんですね……。

小間井:キラキラしたスターたちによる魅力的なショーもたくさん生み出してきました。真琴つばささんトップ時代のショー「BLUE・MOON・BLUE」は中毒性の高いショーとして有名で、この作品を見てタカラジェンヌになりたいと思ったと語るスターがたくさんいます。

田上:真琴さんもテレビでよく見かけますね。

小間井:はい、BMBに出ていた真琴さん、紫吹淳さんはトークも面白くてバラエティー番組などでも活躍されてますね。一方、月組のポイントは芝居力。「芝居の月組」とよく言われています。

田上:確かに「桜嵐記」でも、群衆ひとりひとりの細かい芝居にひきつけられました!

小間井:月組生ひとりひとりが「芝居の月組」に誇りを持ち、物語世界の住人の一人として生きているからこそ作品に深みが出るのね。スターのキラキラ感としっかりとした芝居力それを併せ持つのが月組なのだと思います。

田上:実力あるキラキラ! まさに最強ですね。

(次回に続きます!明日も見て下さいね!)

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 読売新聞の水曜夕刊に掲載されている新感覚カルチャー面。旬の人のインタビューコーナー「ALL ABOUT」を中心に、若きタカラジェンヌの素顔に迫る「タカラヅカ 新たなる100年へ」、コラムニスト・辛酸なめ子さんの「じわじわ時事ワード」といった人気連載に加え、2016年4月から、ポルノグラフィティのギタリストのエッセー「新藤晴一のMake it Rock!」、次世代韓流スターのインタビューコーナー「シムクン♥韓流」がスタート。オールカラー&大胆なレイアウトで紹介する2面にわたる企画ページです。

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